2006年(平成18年) 1月1日 日曜日




池間島北方海域のサンゴ礁群「八重干瀬(やびじ)」。普段は海面下にあり、
      干満の差が最大となる旧暦3月3日前後の大潮の時には海面上に最も大き
      く姿を現すため、「幻の大陸」とも呼ばれている。(田口ゆり子さん撮影)

年頭あいさつ
 明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。
 昨年は宮古圏域にとって大きな節目の年となりました。宮古本島と伊良部島の五市町村が合併し、新しく「宮古島市」が誕生し、新しい一歩を踏み出しました。合併までの道のりは決して平坦ではなく紆余曲折を余儀なくされましたが、圏域の将来発展のために避けては通れないという共通認識のもと、歴史的な合併が成し遂げられました。いうまでもなく合併の目指すところは島の自立・発展、行政サービスの維持・向上です。国地方ともに財政事情が厳しくなる中、効率的な行政運営を構築するための方策が合併でした。所期の目的を見失わず、活力ある地域づくりに取り組まなければなりません。
 県内では本土復帰から三十年以上を経過した今でも、「経済的自立を目指す」というフレーズが頻繁に用いられ、それに向けた模索が続けられています。観光客の入域数は年ごとに更新を続け、観光はけん引役として県内経済を引っ張っています。近年では宮古圏域でも観光産業の比重は大きくなっています。既存の産業との調和を図りながら、足腰の強い経済基盤を構築していくことが重要な課題でしょう。圏域の大プロジェクトである伊良部架橋もボーリング調査が始まり、二〇一二年度の完成を目指して、近く本格着工の見通しであり、圏域振興の起爆剤として大きな期待が持たれます。
 目まぐるしく変貌する時代にあって本紙は昨年創刊五十周年を迎えました。読者をはじめ多くの皆さまに支えられ半世紀もの歴史を刻むことができました。これまでの歩みをしっかりと踏まえながら、今後とも地域紙としての使命を自覚し、「読者に役立つ新聞」作りに邁進する決意です。最後になりましたが、読者諸兄をはじめ関係者の方々の積極的なお力添えをお願いし、新しい年が皆さまにとって良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
                                      2006年 元旦
                                      宮古毎日新聞社
                               代表取締役社長 真栄城宏

《元旦特集》

  第1集「島・再発見」 宮古島

  第2集 「期待」政治・行政
    沖縄県:知事インタビュー
   ◇ 宮古島市:伊志嶺市長インタビュー
   ◇ 多良間村:下地昌明村長インタビュー

 
第3集「活力」 地域版・郷友会
   ◇ 地域版
   ◇ 郷友会

 
第4集「創る」 農林水産業・経済・環境

 第5集「飛躍」 スポーツ

 ☆第6集「充実へ」年男・年女、文化
   
◇ 年男・年女
   
◇ 文化・昔のおやつ
   ◇ 知念かおり新春インタビュー

 

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