第6集
おばぁが作る昔ながらのおやつ


 
子供たちが大好きなおやつ。甘いものが好きなのは今も昔も同じだ。食べ物が豊富になかった時代は、自分たちで育てた芋や麦を使った手作りおやつが子供たちのおなかと心を満たした。そんな昔ながらの宮古のおやつを紹介する。

おばあちゃんの味をどうぞ/城辺字砂川 宮国ミツさん(72歳)
 今回、芋を使った数々のおやつを紹介していただいた宮国ミツさん(72)。元学校給食の調理員で、城辺の砂川で三年前に「うるま加工所」を立ち上げた。芋だけでなくウコンやモロヘイヤなどを使ったお菓子、みそなど宮古島の特産品作りを手掛けている。
 芋を使ったおやつは、宮国さんが子供のころおばあちゃんがよく作ってくれていたというものばかり。使用した芋やごま、小豆などとすべてが宮国さんの畑で取れた食材だ。今ではおばあちゃんから受け継いだ「宮古の味」を自分の孫へ伝えている。
 「今はこうして宮古の特産品や昔ながらのものが注目され、見直されてきてうれしい。まずは自分の足元から。まだまだこれからよ」。生まれ育った宮古島を見つめ直し、自分の得意な料理でPRしていくのが目標だ。


 
《ンーヌゥ(芋だんご)》
【材料】
 ・紅芋 2`
 ・あずき 100c
 ・はったい粉 150c
【作り方】
@紅芋とあずきをふかす。(ゆでても良い)
A熱いうちにはったい粉を入れ、しゃもじでかき混ぜながらつぶす
B熱いうちに丸め、形を整える
《ウコン入り大学いも》
【材料】
 ・芋
 ・砂糖、水、粉末ウコン
【作り方
@芋を一口大に切り、油で揚げる
A砂糖と水を混ぜて火にかけ、沸騰させる。香りと色付けに粉末ウコンを少量入れる
B揚げた芋を熱いうちにAへ入れ、からめる
《芋のかりんとう》
【材料
・芋
・砂糖、水、粉末ウコン
【作り方】
@芋を細長く切り、油で揚げる
A砂糖、水、粉末ウコンを混ぜ火にかけて沸騰させる
B揚げた芋をAへ入れ、からめる
《芋もち、ユニクもち》
【材料】
(芋もち)
 ・芋 600c
 ・もち粉 100c
 ・小麦粉 100c
(ごまあん)
 ・すりごま 100c
 ・砂糖 100c
 ・きな粉 100c
 ・水 200CC
(ユニクもち)
 ・芋 300c
 ・はったい粉(ユニク) 200c
 ・もち粉 200c
 ・砂糖 50c
【作り方
@芋をゆでる
A熱いうちにもち粉、小麦粉を入れ、しゃもじでつぶしながら混ぜる(ユニクもちははったい粉、砂糖を混ぜる)
Bそのまま蒸す
C一口大にちぎってごまあんを入れ、形を整える(ユニクもちは形を整えて出来上がり)


 

 

 
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