ばけのがまぐち 2005 〜 なおんのたわごと〜



  6/23(木) 「久々まともな慰霊の日」
  運が悪い、良いって、どのくらいの確立から分けられるのかな?

   あの夏の暑い日、おじーの後を追って登ろうとした階段は
   白くて、高くて、眩しかった…。

  今年は戦後60年だとかで、そういうタイトルの特集やら
  なんやらが多いのですが。
  今年も慰霊の日を前にして、ふと疑問に感じての弟との会話。

  私「思ったんだケドさ。沖縄戦じゃ〜住民が10万人程…
    そん時の人口の4人に1人は死んでるっていうさーね。
    その1人に自分があたるかどうかって、運が悪いっつーか
    あたってもおかしくないって感じで、微妙じゃない?」
  弟「確かにな〜。10人に1人とかだったら運が悪いと思うけど
    4人に1人だったら(自分があたっても)仕方ないかな〜って感じ」
  私「仕方ないか〜。
    自分は運が悪いから、その1人にあたるかもな〜(苦笑)」

  無論、その確立は、本島をまん中から分断して
  南北に進行した米軍により
  南部に逃げたか、北のヤンバルに逃げたかで
  そーとー変わってくると思うのですが…。

  っつーことで。今年の23日の慰霊の日は。
  おじーの大きい年忌でもないので、鉄血勤王隊だった
  一中(現 首里高校)所属のおじさんの慰霊祭に行ってきました〜。

  いや、ほんとは1回も行ったことない弟に行かせて
  #お前も長男だし、おじさんだからな〜ってことでね(笑)
  色々、後々の事考えて、学習させようと思ったんだけど(^^;)
  今年は、おじさんの同級生の方から電話がきて
  それで私が色々話を聞いて、おじさんのことは慰霊祭を含め
  ちょっと伝え聞く位で前から気になっていたし。
  その同級生の方が「(私が)来たらおじさんの話でも〜」ということで
  私が行くことになりました。

  ということで、朝から高速かっ飛ばして、首里へGO!
  (もう那覇に行くには、大体このパターン(笑))

  私自身、おじーに連れられて、小学校高学年位に行ったきりで
  20年あまる位の、久々の参加だったんですが。
  先に書いた、慰霊碑の前の階段のイメージが強烈に残っていて
  肝心の式は不明(退屈だったのか?苦笑)
  肝心の場所への風景とか、うろ覚え。
  だから、案内看板が出てるのに、人の波もそこへ続くのに
  車で「やばー通り過ぎた〜」とかやってまして(笑)
  #道小さいよな〜。

  で、肝心の式ですが。いつからかその学校の学生さんが
  協力参加する様になったのかな〜?
  受付とかで、「こんにちは〜!」「こちらへどうぞ〜」なんて
  明るく対応されて、おおっ!とか何気に感心している私(苦笑)
  受取ったプログラムで、参加学生の内訳なんかを見てると
  「たぶん、予定行事みたいなもんだろうな〜(^^;)」と。
  たぶん、自分が学生だったら、めんどくさー〜とか思ったかも。
  でも、対応とか良い感じで。お茶までだしてくれてたのです。
  ご苦労様です。ありがたいです。

  で、慰霊祭は、黙祷や焼香などなどの他にも
  剣道部や空手部の演舞の奉納もあって
  「わ〜!こんなのもやってくれるんだ〜」とか、またまた感心して(笑)
  慰霊祭の後、資料館に行く時に、空手部の(女の子達)がいて
  目がちょいとあったので、思わず
  「演舞、きれいでした。これからも頑張ってください」
  と言ってしまったバカ…(苦笑) あちら戸惑ってた感じ(^^;)
  いやぁ、でもほんと、上手かったし。
  型を決める…動く時のあの胴着の音だろうか? かっちょいいよ〜!

  と。そんな久々の慰霊祭参加(同窓会会長さんには逢えず)に
  感動しつつの帰り道。
  すでに、テントが片づけられて、その時ふり返って見たら
  あの時の…昔の景色と同じでした。
  やっぱり、あの階段は、白くて高くて眩しくて。

  久しぶりに参加するからか、おじーもおばーもいない今
  姪として参加したからか。
  …参加したいと思いつつ、亡き弟を思って、60年ずっと式に参加できない
  また、慰霊碑の側も通るのが辛いおばさんの気持ちってどんなだろうとか。
  #慰霊祭の後、おばさんとこに寄って
   プログラムと校章をかたどった「らくがん」をあげたの〜。
  式の後、車に向かって普通にのんびり歩く自分に、周りの人の今の風景に
  何とも表しがたい気持ちを抱えて、慰霊碑を後にしました。

  あと、気になったの!
  遺族焼香してる時の合唱部の歌かな〜。
  アカペラで、有名な「ふるさと」はいいとして(何がよ)
  後1曲、題名が分からない歌が流れて、歌詞聞いて
  思わず涙うるうる〜しそうになったので、検索してみました〜。
  そしたら、結構合唱曲では有名な歌みたいで。

  「遥かな友に」
  作詞 作曲 磯部 俶

  1 静かな夜ふけに いつもいつも
    思い出すのは お前のこと
    おやすみ安らかに たどれ夢路
    おやすみ楽しく 今宵(こよい)もまた

  2 明るい星の夜は 遙(はる)かな空へ
    思い出すのは お前のこと
    おやすみ安らかに たどれ夢路
    おやすみ楽しく 今宵もまた

  3 さびしい雪の夜は いろりの端(はた)で
    思い出すのは お前のこと
    おやすみ安らかに たどれ夢路
    おやすみ楽しく 今宵もまた

  雪といろりは沖縄にはそぐわないけど
  でも、涙しそうになるだけの優しい歌でした。
  http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/harukana.html
  (MIDI音でます)

  後は、ばたばた家に帰って、仏壇にお供え物しつつ
  丁度来た親戚と一緒にうーとーとー(-人-)して
  お供え物を日付が変わるまで、一人で食べまくってました(爆)

  ちなみに、うーとーとーしにきたおじさんは
  二中(現 那覇高校)出身だけど、慰霊祭には参加してないそうで。
  そういえば、そうだな。ほへ〜!と思ったけれど
  おじさん曰く「手を合わせることだけで、慰霊がすむとは思っていない」
  というような事を言ってて。

  今、生きてる戦前生まれの人達は、先の3/4の話で残った人で
  すごい体験をしてきたのだと改めて思うわけで。
  おばさんにも、弟との「運」の話をしたら
  「やっぱり、運ってあるのかもしれないと思うのよ」と。
  おばさんからも初めて、どういう体験をしたのか聞けて。

  戦争に関わった人には、人それぞれの想いがあるのだな〜と
  垣間見た日でもありました。

  だから。
  忙しかったけど、なかなか良いおじー&おじさんおばさん達の命日
  な慰霊の日だったな〜と思います。

  戦争はやっぱりイカンです。
  でも、戦争反対〜!だけですむとも思わない。
  いざとなったら米軍〜って、安保だのみで物事が解決するか?
  って、たぶんきっと、そうじゃないんだと思ったり。
  平和ボケしとる場合じゃあ、いけないと思う。

  人それぞれで考えて、アクションを起こせる時には起こす。
  そんなこと位しか、そのレベルから皆が始めたらいいんだろうな〜。


  6/17(金) 「古い…」
  お久しぶりです。へろへろなおんです。
  色々助けてもらってもこんなんだといかんなぁ…。
  肝臓の病気は「気づきなさい」という側面があるらしいですが…
  確かに。今の自分の心身の状態に気づかないといかんですな〜。
  いや、気づいてても、人から急かされたり、後からガンガン
  色々問題発生ですよ、奥さん!

  で、疲れか睡眠不足か、眠いのでちょっとだけ。
  私の近況〜。
  ♪古い〜押し入れの中に〜 隠れて〜シロアリ〜がぁ いいっぱい♪
  #H20(えいちつーおー) 思い出がいっぱい
  ♪せっせと働いた彼らの 後には〜 山ほどの粗大ゴミ〜♪

  (号泣)
  畳がやられてたので、それだけ交換しようかと思ったら
  畳屋のおじさんが、シロアリは新しい(畳)から喰うよ
  ということで、どうせやるつもりだったのも合せて
  急遽、シロアリ駆除をやりました。
  …私ひとりでやろうとしたのが大間違いでした。
  結局できなくて、手伝ってもらいましたが。
  2日間の作業…業者さんも大変だったでしょう。
  確かに、「2日で終わるか心配だった」と言う位
  なおんちはひどくやられてた上に、収納スペース&物が多かった…。
  おじー、おばー、弟が使ってる部屋の押し入れは全部やられてたし。
  畳は2畳半替えの予定が8畳半(涙) …もっと増えたらどうしよう…。

  んで、押し入れから出したものを、捨てる捨てないものに区分して
  戻さないといかんので、駆除から10日経った今でも
  家の2部屋と廊下が起動状態じゃあありません。
  #古くて価値があるのは、町の資料館に寄付しました〜。
   保存状態が良いってことで、なんかでーじ喜ばれてました。
   昔の人はもったいないで、なんか色々取っておくさーね。
  そして私は予約外で病院行き…。

  でも、救いは私の部屋はやられてなかったこと。
  ラッキーです。
  後、掲示板にも書きましたが、ピアノさんが旅立ちました。
  本当は、母ちゃんの知り合いの人に譲るつもりだったのですが
  そちらの方の家にピアノが入らないということで
  もうそろそろ廃棄処分に入るところを業者さんに引き取ってもらいました。
  業者さんによるとピアノの寿命は30年だそうです。(うち縦形)
  グランドピアノだともっと短いそうな。
  家具なら100年もつけど、音が出るからそう長くないということ。
  このまま私の部屋で本来の目的もはたせずに、最後を迎えるより
  オーバーホールしてもらって、数年でも誰かにひいてもらった方が
  幸せかなと思って。
  涙で見送りました(苦笑) だって、20年あまり一緒に寝泊まりしてたからね。

  ピアノがないおかげで、私の部屋は広くなりました。
  でも本とかが入った箱のおかげでそんな感じはしないだろうけど(苦笑)
  前よりは、部屋らしいです(爆)

  そして。
  最近、梅雨明け前なんで雨がよく降ります。
  っていうか、一気に降りすぎ!
  近年、覚えが無いくらい。
  で、メンテなどあまりしてないなおん家…。
  今度は雨漏りだ〜!!_| ̄|○
  友人へのメールタイトルは
  「雨漏りだよ!カンカン集合〜!」
  #8時だよ! 全員集合〜!

  燃えないゴミを捨てまくった後だったので、カンカンさがすのに手間もかかり。
  洗面器とか、水溜められそうなものや雑巾・タオル類を総動員しました。
  屋根のしっくいを長い間ぬってないからかな?と思って
  よくポストに名刺を入れてた職人さんへ急遽連絡したら
  すぐ来てくれまして。
  屋根裏に登って、雨漏りしてるとこにバケツとかを置いての
  応急処置してもらいました。
  私も少し登って屋根裏を見てみたら、今回より前に置かれたと思われる
  タライや洗面器が…。
  そういうことや点検・見積もりをタダでやってくれた職人さん
  どうも有難う〜です(涙) と思いました。
  でも、屋根の修復は今は無理です。
  だって、屋根ふきかえが妥当レベルだそうな(T_T)
  金額聞いたら…うちだと安くて300万〜…。
  宝くじにでも当たらないとムリ…。

  とにかく、後数日、そういう状態が続きそうです。
  もう、早く雨がひどいの、どうにかなってよ〜!(>_<)

  という感じです。
  そして、これからの課題は、やっぱり…沢山のゴミ捨てと
  …処分場持ち込みもあるし(T_T)
  シロアリにやられた床の間の修理
  おじーやおじさん達の命日
  おばーの命日
  ブロック塀の改修
  父ちゃんの借金に関しての色々な手続き…実行処理。
  せめて、体調維持出来るくらいのペースでやりたいです。
  つーか、みんないっぺんに来るな〜!!!(苦笑)
  人を上手く使えっていうけど、あっちを立てたら
  こっちが立たないとか、もうもうもう(混乱なので、以下略(苦笑))

  ご飯ちゃんと食べて、できるだけ寝て、頑張るデス。
  …今回はこんな感じで。


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