200平成17  10曜日

 
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宮農環境班が研究発表/全国地下水サミット

2-1.jpg (25473 バイト) 【千葉県で菊地優子記者】地下水保全に取り組む全国の七自治体が「地下水・湧水・土壌の保全を目指して」をテーマに、九月三十日から十月二日の三日間にわたって「全国地下水サミット2005」(主催・市川市、同実行委員会、共催・平良市など)が千葉県の市川市など三都市で開かれた。木更津市かずさアカデミアホールで行われた討論分科会で、宮古農林高校環境班が地下水保全活動の発表を行った。ストックホルム青少年水大賞受賞ということもあり、同班の研究発表には多くの注目が集まった。
 下地孝平君は「最初は緊張したメンバーもいたが、後半は落ち着いて発表できた。いろいろな研究発表も聞くことができ、とても良い勉強になった。自分たちの研究に生かせれば」と笑顔で語った。サミットには前里和洋教諭を含め十一人が参加した。
 同サミットでは「人間の生命維持のための水、健康にやさしい水の確保」をいかにすべきか、水環境の視点に立ち、地下水を中心にさまざまな観点から討議し、水資源の確保と保全の大切さを全国に発信することを趣旨としている。

 写真説明・多くの注目が集まる中、研究発表する環境班の生徒たち=1日、木更津市かずさアカデミアホール

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わしたショップへ んみゃーち/今月22日から銀座で宮古島市PR

3-1.jpg (38809 バイト) 沖縄県物産公社(社長・牧野浩隆副知事)が宮古島市誕生を記念し、全国に新市誕生と島の魅力をPRしようと今月二十二日から東京の銀座わしたショップで「んみゃーち美ぎ島宮古島」宮古島市誕生記念宮古島フェアを実施することとなった。今月三日には同公社の担当者が県宮古支庁で出品者への説明会を開催し、準備も大詰めを迎えている。宮古島市誕生フェアは三十一日までの十日間行われる予定で南国の新鮮な海、陸の幸、加工品を通して発足した「宮古島市」を紹介していく。
 今回のフェアは、今月一日に発足した「宮古島市」および多良間村の特産品を販売し、新市誕生を含め宮古島全体の知名度アップと顧客満足度の向上を図ることを目的に実施される。
 企画内容としては▽生産者を宮古島から派遣して、店内で実演販売し生産者とふれあうことで宮古島感の演出▽宮古島より毎日直送する青果生鮮物の販売▽宮古島産泡盛の重点試飲販売▽宮古島でしか購入できない限定商品の販売▽写真パネル、観光ロゴ、のぼり等で宮古島をPR―となっている。同公社では県内の地域特産品フェアとして石垣島、久米島、やんばるを選定して実施し、宮古島は今回が初めて。
 同フェアに出品される特産品としては海ぶどうや島で取れた新鮮な野菜、加工品など品数は五十―六十種類になる見込みで、同公社では「宮古島を直接銀座で持ち込むような感覚で紹介したい」としている。
 銀座わしたショップは、一九九四年三月に開店し、現在では平均月商九千万円で月間購入客数は四万人以上と特産品販売のアンテナショップの成功例として各自治体から注目されている。現在、直営店が那覇市の本店のほか東京、札幌、名古屋、大阪、福岡などに九店舗あり特約店は十四店舗となっている。今回は「宮古島市」が誕生するにあたり宮古島を全国にPRする絶好の機会であることから、ショップを活用して宮古島の情報発信、特産品販売の活性化を図ることとなった。

 写真説明・東京銀座にある「銀座わしたショップ」・店内には沖縄の特産物が販売され月商九千万円、月間購入客数は四万人以上となっている

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泥塗って人も地域も厄払い

国の重要無形民俗文化財・島尻のパーントゥ

 三、四の両日、宮古島市平良字島尻の集落で行われた国の重要無形民俗文化財「パーントゥ」祭り。二日間とも集落内は島内外の人で大にぎわい。集落を駆け回るパーントゥを追いかけたり逃げ回ったりしながら泥を塗られ、同集落で受け継がれてきた伝統文化の奥深さを肌で感じていた。三匹のパーントゥと地域住民らの様子を写真で紹介する。
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庭で酒を飲んでいた地域住民宅に押し掛けるパーントゥ。しっかりと泥を塗り付けた=3日、宮古島市平良字島尻

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パーントゥに近づいたり離れたりを繰り返す住民ら
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「泥を塗られてこそ厄払い」とばかりにパーントゥにつかまる女性
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泥を塗られて泣き叫ぶ女の子。お母さんは複雑な心境?


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目標1100万円、「多くの協力を」/赤い羽根共同募金

5-1.jpg (27919 バイト) 二〇〇五年度の赤い羽根共同募金運動(十月一日―十二月三十一日)の開始に際し、「赤い羽根空の第1便」伝達式が四日、宮古空港で行われた。JTA519便(末好康宏機長)のクルーとミス宮古の勝連亜意さんが、川田正一宮古島市長職務執行者と奥平玄孝県共同募金会宮古島市支会長に赤い羽根と稲嶺恵一県知事のメッセージを伝達。参加者らは、相互扶助精神による社会福祉活動の充実に意欲を高めた。
 同支会の今年の目標金額は、千百二十一万一千円。伝達式には、宮古島市社会福祉協議会の職員や同市立北中学校の二・三年生、各地域の民生委員らが参加。閉式後は、同市内の二カ所のスーパー前で街頭募金活動を行った。
 赤い羽根共同募金運動の開始にあたり川田市長職務執行者は「協力を待っている人々のために、皆で手を取り合って積極的に募金活動を推進していこう」とあいさつを述べた。また、奥平支会長は「多くの市民の理解を得て、誰もが安心して暮らせる地域づくりに頑張ろう」と呼び掛けた。
 伝達された赤い羽根は、市社会福祉協議会の各支部に分けられ、募金活動のシンボルとして役立てられる。

 写真説明・赤い羽根が奥平支会長(左)と川田市長職務執行者(同2人目)に手渡された=4日、宮古空港

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