2005年(平成17年) 9月28日 水曜日
☆ 「宮古島市」誕生まであと3日/市役所に新市銘板設置
平良市、城辺町、伊良部町、下地町、上野村の五市町村が合併し、宮古島市が誕生する歴史的な日まできょう二十八日であと三日と迫った。二十七日には平良市役所に「宮古島市役所」と記された銘板が設置されるなど、準備作業は大詰めを迎えている。宮古島市は十月一日に発足、同日は職員に対する辞令が交付される。三日には市役所や各支所の開庁式が行われ、宮古島市としての行政事務がスタートする。 平良市役所に設置された銘板は、トラバーチン製で池田俊男さん=平良市=が揮ごうした「宮古島市役所」の文字とともに新しい市章も記されており、十月三日の開庁式式典の中で除幕する予定。福祉部が配置される城辺、建設部の下地、経済部の上野、総合支所の伊良部の四町村でもそれぞれ、閉庁式が行われる三十日までに銘板設置作業を終える予定となっている。 五市町村ではすでに、閉市、閉町、閉村の式典が終了しているほか、職員らが休日を返上して後片付けを含む引っ越し作業を実施。書類の整理や不要物の処分に追われている。 三十日に各自治体で行われる閉庁式は平良市が午後四時、伊良部町が午後四時三十分、下地町が午後五時、上野村が午後四時から。それぞれ首長が職員に最後の訓示を行うなどして市町村制の幕を閉じる。城辺町では予定されていない。 宮古島市が誕生すると、人口は五万六千三百九十三人(男性二万八千九十四人、女性二万八千二百九十九人)。世帯数は二万二千四百七十七、総面積は二百四・三九平方`bとなり、人口は県内十市中八番目、総面積は県内市町村四番目の規模となる。 |
☆ 県審査へ10点を選出/アイディア貯金箱コンクール
第三十一回「私のアイディア貯金箱」コンクール宮古ブロック審査会が二十七日、宮古郵便局で行われた。審査会場には一次審査を通過した個性豊かな作品百九十二点がずらり。厳正な審査の結果、沖縄地方審査に提出する作品十点と郵便貯金振興会賞五点を選出した。地方審査は十月七日に行われる予定。 このコンクールは、次代を担う児童に貯蓄の意義と重要性を認識させ、児童の持つ造形的な想像力を伸ばすことを目的に毎年開催されている。 今回は二十校から二千百八十三点の応募があった。一次審査を通過した二十校百九十二点を宮古郵便局長の米村幸雄さん、みやこ焼窯元の佐渡山正光さん、県立宮古高校教諭の本村博之さんの三人が審査した。 応募された作品には児童たちのアイデアがいっぱい詰め込まれていた。材料には紙粘土や空き缶、貝殻などをうまく使い、シーサーや三線、守礼門など沖縄らしさをイメージした作品が多く見られた。 中には規定の大きさをオーバーした作品もあり、審査員は「二aオーバーしている。良くできているだけにもったいない」などと話していた。 出品作品は二十八日から三十日まで、同局のATMコーナー横のコミュニティールームで展示される。時間は午前九時から午後五時まで。 【地方審査出品作品】▽ふくはらかのん(東小一年)「バースディケーキ」▽下地政好(多良間小一年)「お金のたまる木」▽砂辺一行(北小三年)「サンシンちょ金ばこ」▽田嶋元(西城小三年)「カラフルシーサー」▽伊良部愛理(平良第一小四年)「宮古島市貯金箱」▽真栄城樹(久松小四年)「昔ながらのぶた小屋」▽来間由紀乃(下地小五年)「サイクル人形」▽伊志嶺尚久(佐良浜小六年)「竹筒貯金箱」▽仲間悠二(城辺小六年)「シーサー」▽宮国尚介(久松小六年)「パクパクシーサー」 【郵便貯金振興会賞】▽久貝真心(伊良部小一年)「かいがらシーサー」▽きしもとあかね(上野小一年)「うみべのおうち」▽譜久村紗愛(南小三年)「三味線ジャラジャラ」▽下地真子(北小六年)「赤がわらの貯金箱」▽砂川大志(東小六年)「守礼門」 |
☆ 「牛ふんの臭いが消えた」/バカス炭の効果実証へ
☆ 砂川さん(上野小4年)が2種目で上位入賞/九州ジュニア水泳
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宮古代表の上里さん(狩俣中3年)優良賞/
第27回少年の主張大会
【那覇支局】第二十七回県「少年の主張大会」(主催・県青少年育成県民会議)が二十七日、沖縄市民小劇場あしびなーで行われ、各地区から選ばれた中学生十二人が大観衆を前に堂々と発表した。宮古地区代表で発表した狩俣中学校二年の上里麻菜美さんは優良賞となった。 上里さんは「大切な友達へ」と題して発表。生きる希望を無くし「死にたい」という言葉を発した神奈川県に住む友人に向けて、「もっと自分を大切にしてほしい。夢や目標を持って頑張って生きてほしい」と壇上から強く訴えた。 発表後、上里さんは「何を話したか分からないくらい緊張した。友人には言葉では言えなかったので、作文にして伝えたいと思った」と、今回出場した感想と理由を話した。 最優秀賞には「平和な世界を築くには」との演題で発表した、島尻地区の東風平中学校三年の喜友名聖美さんが選ばれ、九州大会への出場権を獲得した。 大会は、中学生が日常生活で日ごろ考えていることを広く社会に訴えることで、同世代の少年の刺激にし、少年の健全育成に対する一般の理解を深めるのが目的。 会場には中学生や学校、青少年育成団体、県、沖縄市の関係者らが大勢詰め掛け、生徒らの力強い発表に耳を傾けた。 |
☆ 前津ゼミの学生が来島/合併控えた宮古の行政学ぶ