200平成17  923曜日

来年4月23日開催/トライアスロン宮古島大会

 「ともに競い ともに讃え みんな輝け宮古島」

1-1.jpg (29024 バイト) 宮古トライアスロン実行委員会(会長・伊志嶺亮平良市長)は二十二日、県宮古支庁で総会を開き、来年の第二十二回大会は四月二十三日に開催することを決定した。大会テーマは、土生洋子さん=東京都大田区=の作品「ともに競い ともに讃え みんな輝け宮古島」が選ばれた。宮古島大会の大会長も務める伊志嶺市長は「宮古島大会は関係者はもちろん、地域住民も毎回熱い声援で盛り上げて素晴らしい大会になった。二十二回大会は合併して初めての大会でもあり、島全体で盛り上げていこう」とあいさつした。 次大会は前回大会同様、下地町前浜ビーチをスタート、平良市陸上競技場をゴールとするスイム3`、バイク155`、ラン42・195`の計200・195`の制限時間十四時間で行われる。
 参加定員は千五百人で、申し込みは十月一日から十一月三十日まで。出場許可通知は、十二月下旬に本人あて通知する。参加資格は大会当日十九歳以上、六十五歳以下の健康な男女となっている。
 総会では、前大会の事業報告や歳入歳出決算が審議され、いずれも全会一致で承認された。
 また、次大会の要綱案、歳入歳出予算案、大会役員案がそれぞれ議案として出され承認された。
 大会テーマは、全国から五百二十件の応募があり、先月十日の選考会で土生さんの作品が二十二回目を迎える大会に最もふさわしいとの理由で選ばれた。
 そのほか総会では、同実行委の名称を現在の「宮古トライアスロン実行委員会」から「宮古島トライアスロン実行委員会」に変更を求める意見も出て、今後の理事会で検討していくこととなったほか、これまで宮古広域圏事務組合が主催となっていたが合併で主催は「宮古島市」となることなども確認された。
 また、大会協賛社を代表して日本トランスオーシャン航空宮古支社長の小浜勝弘氏は「過去二十一回の大会とも素晴らしい大会で協賛社としても誇りに思う。来年の大会は、新しい宮古島市として開催されるので側面から応援していきたい」と述べた。

 写真説明・22回大会のテーマと実施要綱を決定したトライ実行委員会の総会=22日、県宮古支庁来月から選手募集


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来月3日に新市役所開庁/「宮古島市」誕生まであと8日

 宮古五市町村合併推進協議会(会長・伊志嶺亮平良市長)の市町村長会議が二十二日午後、同協議会事務局で開かれ、十月一日に発足する「宮古島市」の市役所開庁式を同月三日に開催することを決定した。城辺、上野、下地、伊良部の各庁舎の開庁式も同日に行う。きょう二十三日で合併まであと八日と迫り新市誕生までいよいよ秒読みに入った。各市町村長も「開庁式をしっかりと成功させよう」と意気込みを見せた。
 この日の会議の議題は予算を含む合併までのスケジュールと開庁式について。それぞれ幹事会で承認された案を了承し決定した。予算関係は二十七日から暫定予算概要の作成に入り、二十九日には各市町村財政担当に報告する。三十日には五市町村長への報告、一日より新市予算執行となる。
 開庁式では宮古島市の行政事務開始を祝う。同市役所の銘板が除幕するほか市旗を掲揚。市長職務執行者の川田正一上野村長が式辞を述べ、来賓祝辞を旧平良市議会議長などが行う。テープカットで宮古島市役所での行政事務をスタートさせる。
 一方、四町村に設置される各庁舎の開庁式は城辺を皮切りに、上野、下地、伊良部の順に行われる。それぞれの庁舎の開庁を祝う。
 このほか一日の新市行事日程についても話し合われ、午前八時三十分に川田市長職務執行者が条例などの専決処分を行うことを確認。この後、午前九時から職員辞令交付を行う。

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宮古馬が誕生、名前は「あぐり」/今年3頭目、計24頭に

3-1.jpg (31987 バイト) 宮古固有の在来馬で県の天然記念物に指定されている宮古馬の子馬が二十日、誕生した。平良市に住む荷川取明弘さん所有のタケ原号とかおる号の間に生まれた雌の子馬で、名前は「あぐり号」と命名。常に母馬に寄り添い、温かく見守られながらすくすくと元気に育っている。
 宮古地区では今年に入って三頭目の誕生となり、宮古本島で飼育されている宮古馬は二十四頭に増えるなど、順調な繁殖ぶりを見せている。
 あぐり号は二十日朝、荷川取さんが牧場へ来た時にはすでに誕生し母親のおっぱいを飲んでいたという。母・かおる号は馬齢二十一歳で人間の年齢では約百歳の高齢馬。これまでに八頭の子馬を出産するなど母馬としてはベテランの馬で、荷川取さんによると「体が大きく体力もある馬なのでまだこれからも産むと思う」という。父親のタケ原号は各種イベントに参加し、子供たちの乗馬体験で人気のある馬。宮古馬本来のおとなしく優しい気質だという。
 荷川取さんは今回誕生したあぐり号を含め七頭の宮古馬を所有。馬がストレスを感じないよう牧場で放し飼いし、自然に近い形で育てている。交配も人工ではなく自然交配にこだわっており、これまでに二頭の子馬が誕生した。「一年に一頭の割合で生まれてくれれば。繁殖させ宮古馬を増やし、乗馬体験など皆に喜ばれるように取り組んでいきたい」と笑顔を見せた。

 写真説明・母親のかおる号に寄り添うあぐり号。すくすくと育っている=22日、平良市内にある荷川取さんの牧場

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活動の成果を披露/平良市老人クラブ大会

4-1.jpg (32701 バイト) 「創造と連帯の輪を広げて―心豊かな21世紀を」をスローガンに、第三十七回平良市老人クラブ大会(主催・同クラブ連合会)が二十二日、マティダ市民劇場で開かれ、会員らが意見発表や芸能披露、作品展示などを行ってシニアパワーあふれる日ごろの活動成果を発表。クラブ活動に功績のあった個人・団体が表彰された。会員相互の交流を深めるとともに今後のクラブ活動に一層の意欲を高め、「高齢者が参画する社会づくりの推進」などをうたった大会宣言を決議した。
 開会式で上里寛昌同連合会会長は「教養を高め、健康を守り、地域行事に積極的に参加して、すべての世代と手を携えて住み良い街づくりに協力していこう」とあいさつを述べた。
 伊志嶺亮平良市長は「なお一層の活躍を期待すると同時に、皆さんの経験と知識を十月発足の新市・宮古島市の発展に反映していただきたい」(下地学助役代読)と呼び掛けた。
 また、糸満武同連合会理事が大会宣言文を読み上げ、全員で決議した。
 意見発表の部門では、鏡原学区の与儀忠一さんが「これからの老人クラブの在り方」の題で、平良第一学区の大浦ヒデさんが「一人一人の意識革命で交通事故の絶滅へ」の題でそれぞれ堂々と意見を発表し、高齢者が担う役割や安全意識の大切さを訴えた。
 芸能大会では、各学区の会員らが伝統芸能や舞踊などを披露。華やかなステージを繰り広げ、客席の仲間たちから盛大な拍手を受けていた。民芸品などの手作り作品もロビーにずらりと並べられ、訪れた会員らが一つ一つに見入って感心し合っていた。


 写真説明・会員らが華やかなステージを披露し、活動成果をアピールした=22日、マティダ市民劇場

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お話・意見発表で幕開け/伊良部町文化祭

5-1.jpg (23238 バイト) 伊良部町教育文化祭・生涯学習フェスティバル(主催・同町文化振興会)が二十二日、二日間の日程で同町中央公民館で開幕した。町内の小、中学生を対象にした「お話大会・意見発表」があり、児童たちは身ぶり手ぶりを交えて民話を発表。生徒たちは日ごろの考えについてそれぞれの立場から熱弁を振るった。厳正な審査の結果、民話発表では長嶺美南海さん(佐良浜小三年)と浜川翔君(同小五年)、意見発表では中村慎吾君(佐良浜中二年)がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。
 同文化祭は、郷土文化に誇りを持ち、児童・生徒の文化活動を奨励するとともに、広く芸術・文化の発表の場を提供し、「香り高い郷土文化の保存継承と創造」を目指すのが目的。
 開会式で、同文化祭実行委員会の宮国弘一委員長は「地域の文化を一つの時間、空間にとらえ、教育文化の発展に寄与することを期待する」と述べた。次いで同町教育委員会の前泊直喜教育長が激励の言葉を述べた。
 民話発表は低学年の部に三人、高学年の部に三人、意見発表は中学生の部に四人、高校生の部に二人の計十二人が出場。そのほか四人がホームステイ体験発表を行った。
 最優秀賞に輝いた長嶺さんは「八十八のおいわい」、浜川君は「牛とぅ馬ぬゆがたい」、中村君は「優しさの空間」と題して発表した。
 最優秀賞以外の受賞者は次の通り。(敬称略)
 【民話発表・小学校低学年の部】▽優秀賞=仲間大介(佐良浜小二年)、池間円花(伊良部小一年)
 【同高学年の部】▽優秀賞=山口真理子(佐良浜小五年)、島尻優里佳(伊良部小四年)
 【意見発表・中学生の部】▽優秀賞=福島新(伊良部中三年)、池村咲妃(佐良浜中三年)、下地愛利(伊良部中二年)
 【同・高校の部】▽優秀賞=譜久島梓(伊良部高校一年)、仲間梨奈(同三年)
 【ホームステイ体験発表】▽特別賞=波平愛美(伊良部中一年)、友利陽香(佐良浜中三年)、上地静香(伊良部高校二年)

 写真説明・長嶺美南海さんが民話発表で最優秀賞に選ばれた=22日、伊良部町中央公民館

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   知念、先勝ならず/第24期女流本因坊戦第1局

6-1.jpg (19861 バイト) 【那覇支局】第二十四期女流本因坊戦五番勝負の第一局が二十二日、那覇市内のホテルで行われ、挑戦者の矢代久美子5段が、白番一目半差で知念かおり女流本因坊・棋聖に勝った。知念にとっては、優勢の碁を落とす悔やまれる一局となった。第二局は十月六日に福島市で行われる。
 対局は片岡聡9段の立会のもと午前九時から始まり、知念の第一手は右上隅星を占めた。
 序盤は知念が積極的に打ち進め優勢。中盤八十一手目から知念のパンチが決まり、勝ちは決定的かに見えた。しかしその後、下辺で矢代の放った勝負手を知念が受け損ね形勢不明になった。最後はヨセ勝負となり、形勢は揺れ動いたが、矢代が際どく一目半残した。
 終局は午後六時五十分。二百七十五手まで打たれた。
 片岡聡9段の話「沖縄にふさわしい大熱戦だった。知念さんは負けはしたが、内容は良かった。五番勝負は始まったばかりであり、これからが楽しみ」
 知念かおり女流本因坊・棋聖の話「沖縄での対局なので、自分らしくと思って臨んだ。優勢になってからの後が良くなかった。しかし、思いきり打てたので、悔いはない。第二局は気持ちを切り換えて、頑張る」

 写真説明・局後に矢代5段と対局を振り返る知念女流本因坊・棋聖=22日、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
 
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