200平成1 6  1 20 曜日

子牛1頭平均39万3400円/肉用牛競り市場開き

1-1.jpg (67118 バイト) JAおきなわ宮古家畜市場の2004年市場開きが19日行われ、生産農家ら畜産関係者が一堂に集い、向こう一年間の高値取引を祈願した。初競りの結果、子牛(生後12カ月以内)一頭平均価格は39万3403円の高値取引が成立した。キロ単価も1541円の高値。成牛を含めた全体の販売額は前年同月に比べて828万千350円高の1億8913万2300円だった。生産農家ら畜産関係者は幸先の良いスタートに沸いた。
 市場開きは午前8時50分から同市場で行われた。生産農家や子牛購買者が見守る中、JAおきなわ宮古支店の島尻孝雄支店長理事は「昨年一年間で販売額は23億円の大台に乗った。新しい年も高値の取り引きが行われ、目標とする30億円を早期に達成させたい」と力強く話した。
 続いて、JAおきなわの赤嶺勇代表理事理事長のあいさつを赤嶺慶信経済本部長が代読。「優良素牛を出すことが、購買者から高い評価を受けることにつながる」と話し、生産農家にさらなる生産技術の向上を求めた。その上で「(JAとして)信頼される家畜市場運営に取り組んでいきたい」と決意を示した。
 県宮古支庁の安和朝忠支庁長、宮古地区農業振興会の伊志嶺亮会長(平良市長)は来賓祝辞を述べ、それぞれ子牛生産者を激励しながら、30億円という販売目標の早期達成を願った。
 JAおきなわの赤嶺経済本部長ら関係者が鏡開きを行った後、参加者全員で祝杯を上げながら向こう1年間の高値取引を祈願。最後は万歳三唱で04年の市場開きを締めくくった。

写真説明 生産農家や購買者ら畜産関係者が万歳三唱を行い今年1年の高値取引を祈願した=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

 
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合併支援金を大幅増/県離島振興局

 宮古地区市町村合併協議会長の伊志嶺亮平良市長は19日、宮古地区の市町村合併に対する県独自の支援策拡充について会見を開き、現行の支援交付金が増額さることがほぼ決定していることを発表した。
 県の来年度予算内示は今月末にも行われる予定で、宮古地区6市町村が合併する場合の県市町村合併支援交付金は現行の3億円から3倍の9億円になる見込みだ。
 県の支援策拡充がほぼ決定していることについて伊志嶺市長は「宮古地区の合併協議はスムーズに展開していると思う。県の支援も予想以上にしてもらえそうで今後、新市の建設計画などに活用したい」と述べた。
 交付金の拡充内容としては▽合併市町村の多寡に関係なく、現行一律3億円の交付を、合併関係市町村数が一団体増えるごとに一億円加算(合併市町村数マイナス2で計算)▽一島一町村の離島町村の合併に対しては、離島町村一団体あたり1億円をさらに加算―。宮古地区は六市町村合併で現行の3億円に4億円がプラスされ、さらに伊良部町、多良間村は離島加算対象となり2億円加算で計9億円となる。
 宮古地区が6市町村合併で決定した場合、来年度から5カ年度に分けて年間1億8000万円ずつ配分される。県企画開発部地域・離島振興局では、県内各地における市町村合併に向けた具体的な動きを踏まえ、合併後の新市町村への速やかな移行や一体的なまちづくりの実現および一島一町村の離島町村の合併を支援するため、より一層の支援策拡充を行うことなどを目的に来年度予算での計上を要望している。
 

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大会新で九州制覇/宮古農林高校の狩俣康美さん

3-1.jpg (44610 バイト)  女子・重量挙げの全九州高校選抜大会は18日、宮崎県総合運動公園体育館で開かれ、宮古農林高校ウエートリフティング部の狩俣康美さん(2年)が63キロ級でスナッチ70キロ、ジャーク85キロ、トータル155 キロでともに大会新で優勝に輝いた。53キロ級の狩俣聖美さん(1年)も3位に入った。19日、選手らが帰島し、父母や学校関係者らが横断幕を持って出迎え、快挙を祝福した。

 同校の下地恵吉校長は「大会前はマスコミなどで大きく報道されプレッシャーもあったと思うが大会新での優勝、3位、6位という活躍に学校側も喜んでいる。次は全国大会で九州以上の力を発揮してほしい。ウエートリフティング部が今後、実績を上げることを期待しています」と激励した。
 同部主将の狩俣康美さんは「大会ではこれまでの練習の成果を発揮できた。これから全国大会に向け記録を伸ばすように頑張っていきたい」と空港での出迎えに照れくさそう。大会新での優勝について「ジャークで90キロに失敗したのであまり満足していない。3月の全国大会で優勝を目指したい」と早くも全国に照準を合わせていた。
 指導に当たった翁長真由美顧問は「大会は予想通りの結果。各選手とも10から30キロほど記録が伸びた。日ごろの練習の成果」と大会を振り返った。
 また、優勝した狩俣康美選手について「ウエートリフティングをやるために生まれてきたと思うような選手。3月の全国大会までにはスナッチで75キロ、ジャークで95キロ挙げられるようにしたい」と話していた。
 大会での結果は次の通り。
 【53キロ級】▽3位=狩俣聖美112・5キロ(スナッチ50キロ、ジャーク62・5キロ)
 【58キロ級】▽6位=仲間歩美97・5キロ(45キロ、52・5キロ)
 【63キロ級】▽優勝=狩俣康美155キロ=大会新(70キロ=大会新、85キロ=大会新)
 【69キロ級】▽順位なし=池間さとみ0キロ(0キロ、50キロ)

写真説明・九州大会で活躍した宮古農林高校ウエートリフティング部。前列左から58キロ級六位の仲間さん、53キロ級三位の狩俣聖美さん、63キロ級優勝の狩俣康美さん、69キロ級の池間さん=19日、宮古空港

 
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池間湿原で新春親子探鳥会/宮古野鳥の会

4-1.jpg (31142 バイト) 宮古野鳥の会(岡徹会長)は18日、恒例の新春探鳥会を平良市の池間湿原で行った。この日は好天に恵まれ、愛鳥家ら約20人が参加。双眼鏡や望遠鏡で、水面に浮かぶ淡水カモや、上空で舞う猛禽類のミサゴなどを見つけ歓声を上げていた。
 一行は池間島灯台に集合。まず久貝勝盛同会顧問が「きょうのキーワードは、野鳥は自然界のバロメーター、お互いの命の尊さを知る」などとあいさつした。その上で▽鳥ってどんな生き物?▽探鳥会の意味▽池間湿原ってどんな所?―などを詳しく説明した。
 その後、徒歩で湿原に向かった。湿原にはカルガモやコガモ、ヒドリガモ、コサギ、リュウキュウヨシゴイなど23種、およそ140羽を確認した。
双眼鏡をのぞいていた参加者の中には、1年ぶりにカモの仲間を見つけ「いた、いた!」と、興奮気味の声を上げた。
この日は親子連れの参加はなく、同会では「来年は事前のアピールを強化し、多くの親子連れの参加で盛り上げたい」と話した。

写真説明・淡水カモに歓声を上げながら望遠鏡をのぞく愛鳥家ら=18日、平良市の池間湿原

 
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一堂に会しレクで交流/多良間で地区障害者フェス

5-1.jpg (40003 バイト) 【多良間】第19回宮古地区障害者フェスティバルinたらま(主催・宮古地区市町村社協連絡協議会)が18日、多良間小学校体育館で開催され、各市町村から障害者や、家族、ボランティア、関係機関などが一堂に会し、舞台発表やレクリエーションなどで交流を深めた。
 同フェスティバルは、誰もが幸せに暮らせる社会・共に生きる社会を目指し、ハンディを負った人や健常者など多くの人がレクリエーションなどを通して相互理解を深めることを目的としている。
 多良間恵公実行委員長は「近年における障害者・障害児にかかわる福祉は進歩を見せているが、解決しなければならない課題も多い。支援費制度で今後、障害者福祉を取りまく環境は大きく変化していく」と述べ、障害福祉に対するいっそうの理解を求めた。
 オープニングセレモニーでは多良間村仲筋字会による獅子舞と棒踊りが行われ、多良間の伝統芸能で参加者たちを歓迎。団体発表では、城辺町ろうあ者舞台の会が「かぎやで風」を披露したほか、各市町村社協職員、ボランティアグループが踊りや手話ソングなどで参加者たちを楽しませた。最後は発表者や参加者全員が一体となって踊り、楽しいひとときを過ごした。会場内にはデイサービスで制作した小物類などの作品も展示された。

写真説明・全員が一体となり踊りを楽しんだ=18日、多良間小学校体育館

 

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