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イカ釣り教室(初心者編)
白イカ(シルイチャ−)とは・・・ 最近はメジャ−になって知らない方はいないという程の釣りになっている。 日本列島の各地の海岸で手軽に釣れるイカの中では最高級。甘味があって美味、刺身は最高に美味い。墨汁には抗がん作用があるとの事でわざわざ東京から墨汁 を食べに来る有名な文化人がいたっけ。 沖縄ではシルイ チャ−又は白イカ、本土の各地ではミズイカ、アオリイカ、モ イカ、バショウ等々、地方によって呼び方もいろいろ。最近は若者の間では昼夜の エギング、昼のサイトフイッシング(目視釣)と釣方は多彩。車のトランクに竿と餌木を忍ばせて置けば、仕事の帰りのストレス解消や運動不足解消に役立つ。 時間の許す範囲内で手軽に出来るし、ゲットしたら一石二鳥。 一々餌を買いに釣具店に寄らなくてもよい手軽さがイカ釣りの妙味であり餌で手を汚す事もない。 あなたが経験者ならこのコ−ナ−は読む必要はありません。あ くまでも初心者か、これから始めたい方向けに夜の曳き釣りについてのみ 書かれています。 1、準備するもの (釣りは初めての方)
イ)竿 釣具店にセット(竿・糸付リ−ル)になっている物。3メトル前後で結構。 竿は後で穂先を抜いてギャフに利用出来ます。 (取込みにタモが良いとの方は必勝法のペ−ジの投竿、オモリ負荷15号・長さ3,3メ−トル、 竿に15/330と記入されていれば間違いない) ロ)オモリ 20号前後のを2〜3個購入する。 ハ)ライン セット物なら巻かれているラインを少し減らす。いっぱい巻かれた状態で使用するとトラブル。 (取扱いに注意) カ−ボンロッドは横からのショックに弱いので倒したりブッツケたりすると竿先が折れて修理に余計な出費がかかりますから丁寧にあつかいましょう。 (余談) 会社の同僚にせがまれて釣行させた。持って来たのは今買ってき たばかりのセット竿を持って来た。 2杯ゲットしたところでポイントを譲って見ていたら、一時間程 で 五杯ゲットしたところで腕は痛いし、疲れた言って止めてしまった。替わった私が一時間かけて 3杯ゲットして納竿。イカ釣りは最低2時間は連続キャスティング出来る事。 軽い竿・小型のリ−ル・細いライン(飛距離が出る)が連続・持 続に耐えられる。 2、キャスティング イ)人
気のない広場や海岸、砂浜がベスト。初めての方は何処に飛ぶか判らない。
横に飛ばすまでは良いが、後ろに飛ばした人がいたっけ。(笑) ロ)ラインにオモリを結んだら、人指指
でラインを押さえ ながら、ベ−ルア−ム(リ−ルの外側に付いている半円状のリング)を前に倒して、最初の一投はユックリ軽く投げる。投げる度に指の放し方のタイミングを変えてみてオモリが遠く飛ぶコツを憶える。 何度も繰返している内に指を放すタイミングによって距離が遠くなる。コツをしっかり憶えておく。 狙ったポイントに打込めたらキャスティングは合格です。 投げ方は最初はオ−バ−スロ−、慣れたらサイドスロ−、スリ−クォタ−をマスタ−する。 (風向き、場所によって使い分けると便利) ◎PEラインについて PEラインはシャクリ用に最適ですが餌木の飛距離を延ばした り、風上に向かって遠投する時使用する。ナイロン糸のように竿を振りきると穂先がブレるとライ ンが絡みつくので、竿先をブラさないように軽く頭上のあたりで止める。中・上級者向けですから馴れてから使用した方がよいでしょう。 (使用する時はケプラ編みの指サックか皮手袋を付けないと指を 切る恐れがあります) 3、リ−ルの巻き方 初心者がよく為るトラブルは、キャスティング した途端にラインがリ−ルか
らゴボッと出て、ガイドや竿先に絡みつきその反動で自分に向かって飛んできたり、 最悪の場合は餌木をロスします。竿を脇に抱えたら竿を水面スレスレまで下げ、角度は45度に構える。右手はハンドル左手を前にして竿を軽く握る。 (サウスポ−はその反対)前にしている手の親指と人さし指(残りの3本は軽く竿を握る)でラインを軽く挟んで巻くとリ−ルに軽い抵抗が掛かりドラッグに硬 めに巻かれる。親指と人さし指で握る場合は中指と薬指で挟むと良いでしょう。 これでトラブルは解消するが、時々巻かれている状態を確認する。強風の時は、上に揚げた状態で竿を停止しない。竿の先にラインが絡みつきトラブル。巻き方 のスピ−ドは一回転一秒程度、馴れて来ると1〜1、5秒の間で緩急を付けて巻きます。 (写真) 指でラインを挟んでいる状態 4、ポイント探し 巷には業界誌が多数発行されていて、それを参考にするか釣りをしている所
や漁港・桟橋等に行くとイカのスミあとがあります。
そこが大体のポイントです。それだけで飽きたらないのであれば、自分だけの秘密のポイントを探す。 珊瑚礁周辺の砂地や小石交じりや海藻の生えている所等。追い風が基本ですので比較的波が穏やかで潮通し(流れ)がゆったりした所で南風や北風でも釣りが出 来る所を2〜3カ所調べておくと便利。 昼間の内に、足場の状態や海底の地形・波の状態などしっかり見ておきましょう。 馴れない所とか初めての所へいきなり行くと危険。小さな波でもかなり協力です。 濡れている所までは波が打ち寄せるので濡れた所に近寄らない。足元を掬われ転倒・転落しないように注意しましょう。 5、イカ釣りに行こう 履物・・・砂浜では長めのゴム長靴、磯では滑り止め付のスパイク靴。竿・・・・俗にいうチョイ投げ(遠投用)、1項のイ)竿を参照。高価な竿でなくてよい。 リ−ル・・小型のリ−ル(#2000)、最近は無音が主流だが、なかにはギイ−ギイ−と音を立てて巻いている人がいる。全神経を集中している隣で音を出し ているのはチョット無神経。 ライン・・ナイロン4号〜5号、馴れて来たら3号に巻き替える。 餌木・・・ピンク系をロスする事も予想して2〜3本。 シャクリブ−ムで店頭の9割方はシャクリの餌木に替わってしまった。 エギング(シャクリ)は出来ても曳き釣りはまず不可能。 大分型の曳き釣り用だと言って購入すると良い。調整されていないので調整をして貰う。調整して呉れない店では買わないこと。よく無調整の餌木を使って居る のを見受ける。 まず釣れない。最悪の場合は大体がロス(根掛かり)してスゴスゴと帰っている。 上達したら、干潮用・満潮用を調達する。時季によってサイズが変るので釣具店に相談す るかイカ釣り人に聞く。ベテランと釣行するのが上達の早道。結び方は釣具店に聞く親切に教えてくれる。 (参考)6〜8月(3、5〜4寸) 9〜10月(4寸)・11月〜12月(4、5寸)・1月〜5月(5〜6寸) 潮見表・・釣具店で販売しているので一冊は必 須。なければ当日の新聞か新聞社発行の暦に載っているので参考にするか、トップペ−ジを参考にして下さい。 * 初心者はベテランと釣行するのがベストだが、満潮2時間前に始投出来る時間を逆算して出かける。* 取りあえず満潮まで2時間やって見る。 時間が許せば潮止まりの一時間は休憩して下げの二時間やりましょう。 場所によっては釣れる潮時が違う場合があるの で、何度か通う内に覚える。 *周囲に気を配る。先客が居れば最低10メ−ト ル以上離れましょう。 先客に挨拶をするのが最低のマナ−、親切な方は色々教えてくれるかも? 黙って返事をしない方は縁起担ぎの人ですから係わらないほうがよい(笑) *斜めに飛ばして(ラインが交差する)隣の人に 迷惑をかけない。 * ファミリ−の釣り人に注意、子供達は危険を知らないので近寄ったり、後ろに回ったりする。 * 針で引っ掛けたら最低10針は縫う羽目になり余計な出費が掛かりますぞ。 (親に厳重に注意するのも一計) 6、釣れたら ヒットする時の感触はコンと来たり、ググ−とかガツン・ジワ−(ずっしり
重たくなる)となったりといろいろ。
ヒットすると頭の中が真っ白!パニック状態になり、何を為たか判らないでバラす人がいる。 日頃からイメ−ジトレ−ニングをしていれば慌てないで冷静になれる。 シャクリが動の釣りなら、曵き釣りは静の釣りです。前にしてい る指でラインを軽く触っているので イカが触る瞬間から経験を積む内に判る様になるものです。漁師 の手法のティーナー(手釣り)と一緒 ですね。触った、離したと一喜一憂するようになれば、もう貴方 はベテランです。 (青色の文章は2004.2.7.追加) 7、寄せ方 会わせ方は向こう会わせ、魚釣りのように力いっぱい会わせると身切れを起
してバラしてしまう。
ヒットしたと思ったらゆっくりと竿を垂直に立てるだけで良い、これでガッチリと掛かっている。 500グラム以上からはゼット噴射(後進をするので私流・逆噴射と言っている)で引っ張りますキロ以上で元気のいいイカは2度3度と走ります。スタミナが 切れたら必ず止まりますから慌てないこと。 クブシミ(コブシメ)は足下近くでヒットすると左右に反転を繰返し餌木を外そうとします。 足下近くの石又は岩に素早く抱き付かせますと取り込みが容易くなります) クブシミやタコは底に潜る習性があります。海底の石に抱きつい たら中々離れません。 海底に潜らさないよう、少々強引ぎみに引き寄せて下さい。味切 れを起こさない限り自分からは エギを離したたりしません。 (青色の文章は2004.2.7.追加) 8、ドラッグの調整 ドラッグは最初から緩めておきましょう。逆噴射が始まってからでは間に合
わない。
調整の度合いは竿を振った時、微量にドラッグが逆転する程度まで緩める。 引っ張るだけ引っ張るとスタミナ切れして水面にボコッと浮き上がります。 竿を垂直に立てるのがコツ、竿の先とイカとのラインの角度が大きくなるので、海底に引っ張る程反った竿の復原する反動で海面へと浮き上がる。 9、巻き方 竿を垂直のままユックリと巻く。モ−レツに引いても決して竿は水平にしな
い。
竿先を水面すれすれか水平にして巻くと、イカは手前に走るか身切れを起してバラしてしまう。 大物だとラインが切れてしまいます。 10、取り込み 5メ−トル程度寄せたらライトを点灯する。足下でいきなりライトを浴びせ
るとイカはビックリして暴れ逃がしてしまう。
イカが近づいて来たらゴボウ抜きかギャフ又はタモを使うか判断する。 イカの身体を左右どちらかに方向を変えながら、横になったところでタモなら後ろから、ギャフなら胴体、できるだけ後尾辺りを引っ掛ける。 足下で対面状態でモタツクと海水を吹きかけられるまではいいが、墨を吹きかけられ頭から墨の雨が降り服を汚しますから手早く取り込みましょう。 余談: 会社の同僚に取り込みの体験をさせようとギャフを持たしたら、 いきなりイカを突いて逃がしてしまった。 ギャフは引っ掛ける物、タモ(玉網)は掬う物、モリは突くもの です・・・爆笑 11、釣り上げたら ゲットしたイカの頭を自分の方向に向けない。ユックリ静かに地面に降ろし
ます。
暫くすると墨を吐く時と吐かない場合があるが、乱暴に地面に置くと墨袋から大量に墨が流れ出てしまい墨袋は空っぽになります。白イカは墨が重要です。丁寧 に扱いましょう。 * 着地したら餌木を掴み少し捻り気味にしながら抜取ります。ラインはピ−ンと張った状態にして餌木をイカに抱き込まさないようにする、イカはモ−レツに怒っ ていますから餌木を抱込みガリガリ噛り餌木はキズがつき、ダメ(使用不能)にしてしまいます。 *頭の周辺を掴まない。触手以外の手でいきなり 捕まえて口元に持って行かれます。噛まれると痛ですぞ。テトラの上で釣揚げてイカが滑り落ちそうになり、捕 まえた途端に噛まれた経験のある方は多数います。 *ゲットしたイカは速やかにク−ラ−ボックスに 入れましょう。海岸には釣り人が残した弁当や残飯 を求めて野良猫・ネズミ等が居て、彼らにイカを失敬された経験が有ります。 * 短時間の釣りとか冬場は要らないが、イカは身が腐れ易い。気温の高い時は氷を持ちましょう。 私は氷は重たいので保冷材を使用している。 12、根がかりしたら イカ釣りで一番困ることは、根がかりをして餌木をロスすることです。
根がかりかイカが抱きついたかの判断は、餌木が何かに引っ掛かった時にクイクイと微妙な反応があります。ほんの1〜2秒間の短時間の間に瞬時に判断しなけ ればならない。無反応の時は根がかりしているので、無理に曳かずにそのままラインを少し延ばして弛ませます。 暫く(三分程度)そのまま待ちますと、餌木には浮力がありますので強引に引っ張って珊瑚礁に食い込ませていなければ九割方浮き上がります。経験を積んで行 く間に会得出来るでしょう。 度々根がかり為るようでしたら、餌木を取変えるか予備がなければその場で少し軽くなるように調整をします。 どうしても外れない時 (参考) 1、竿を垂直に立てたまま折れない程度にラインを引っ張った状態で瞬時にベ−ルア−ムを外します。2〜3度繰返します。外れることがありますよ。但しロス することを覚悟の仕業です。海藻がひっかってくる様だと以後は強引に海藻を引きちぎっても良いでしょう。 2、それでも外れない場合は、左右どちらかに10〜15メ−トルくらい移動して引っ張ります。運良く外れることがあります。それでも外れなければ諦めてロ スして下さい。 13、防寒&雨具 爽快に動くには着膨れしない事。常夏の沖縄でも12月にもなれば午前0時
を過ぎると猛烈に寒くる。寒さに耐えられず車の暖房を効かして於いて、車内に逃げ込んだりして居る人がいる。これでは釣りになりません。雨合羽も防寒に利
用できるので便利。海岸線は気象の変化が激しいので荷物にならない程度に持ちましょう。私の防寒セットは耳当ての付いた帽子・薄めのベスト・ブルゾンの三
点セットと合羽です。その時の気温で使い分けています。釣人にはライフジャケットは
必須ですが、保温効果もバツグンですので、必ず着用しましょう。
14、多趣味の方お断り 多趣味の人ほど新聞やテレビ・ニュ−スなどが出るとその気になるものだ。 面白半分でしてはいけない。折角お金を掛けて道具を揃えても後はほっ
たらかしではお金がもったいない。こちらが指定した日に都合がつかない (別のサ−クル で)とか時間にル−ズとかで釣行出来ない事が多々あった。
時間(潮)は待って呉れないし、今日の潮は今日だけで明日は別の潮です。 余談:
これまで弟子志願者が3名いた。自分の使用している物をセット (無償)で譲ったが続かなかった。 私自身も多趣味人間でイカ釣の時間が中々作れなかったので、イ カ釣 と関連する餌木制作のみにして他の趣味(遊び・サ−クル)は全て止めてしまった。, 15、お断り 以上は私自身が体験した事や自分流の考えを記したもので、これによって起
こりえる災害・事故・トラブル等についての一切の 抗議、賠償等責任を
負いません。
あくまでも参考程度とし、自己の責任において行って下さい。小魚釣りから始めてリ−ルの扱いに馴れてから始めた方が無難。イカ釣りは暗い所での釣りですの でリ−ルのトラブル(糸フケの処理等)で 釣リ中に餌木をロスするのを考えれば、ベテランと釣行した方がなお上達が早いのでオススメ。 参考
大潮・・・潮の干満の差が大きい状態で、新月(旧暦の1 日ころ)や満月(旧暦15日ころ)の前後数日間のこと。 中潮・・・大潮と小潮の間の期間で、旧暦3〜6、12〜 13日、18〜21日、27〜28日ころのこと。 小潮・・・潮の干満の差が小さい状態で、月の形状が半月 となる上弦(旧暦の8日ころ)や下弦(旧暦の22日ころ)の前後数日間こと。 長潮・・・上弦・下弦を1〜2日過ぎたころ、干満の差が 一段と小さくなり、満潮・干潮の変化がゆるやかで、だらだらと長く同じ潮の状態が長く続くように見 える小潮末期(旧暦の10日と25日)のこと。(私が嫌いな日) 若潮・・・小潮末期の長潮を境に大潮に向かって、潮の干 満差が次第に大きくなっていく、このように潮が再び大きくなる状態を「潮が若返る」と言うことで、 長潮の翌日を若潮という。 |