八世紀の後半、中国福建省地方に起こり、台湾、香港、シンガポールに伝播。
沖縄には、十五世紀の半ば頃伝わり、十六世紀末には日本本土に及び秋田、青森まで広がった。
魔除け、厄がえし、病気よけとして門前、T字路の突き当たり、村落への入り口、池や川の岸、
橋のたもとに建てられ、祈願の対象となった。
石敢當は、後漢時代の英雄名を起源とする説もあるが、石の持つ呪力と関わる石神信仰に由来
するとの説が有力。石敢當の他に泰山石敢當、石敢東、石散當、石散堂などの刻字も見られる。
また刻字上部に北斗七星、獅子面などを刻んだものもある。
シーサー(獅子像)と並ぶ沖縄名物の一つ。明星派の歌人で沖縄近代花壇の大御所山城正忠に
「やはらかに石敢當のむくつけき鬼のおもてをぬらすさみだれ」の歌がある。
