H
 各種事業や団体への補助金・負担金は、前年度比五億八千九十四万九千円(四七・六%)増の十八億四十六万円。身体障害者福祉費の一部が科目変更され、同項目内で計上されたことが増額の主要因だ。
 昨年度との増減幅が最多の民生費は五億六千八百六十二万八千円。このうち、障害者の介護給付費が三億三千三百三十八万六千円を占めた。障害者の自立支援に向けたホームヘルプ事業などを行う。
 農林水産業では、前年度比十三億一千二百九十八万二千円増の十八億八千百四十一万四千円を充てる。新規のサトウキビ増産プロジェクト基金事業負担金には、四百万二千円を計上した。
 サトウキビの病害虫防除用農薬購入費としては、前年度比千三百八十六万一千円増の五千六百十万四千円を使い、さらなる増収を目指す。また、園芸施設設置に三千六百万円、園芸作物ブランド産地育成事業に四十万円を投入した。
 教育費の補助総額は六千七百二十二万六千円。このうち、学校教育関係の教育指導費は、前年度比四十六万一千円減の九百一万八千円となった。PTAや婦人会、青年会、子供会など社会教育系の団体には、同比五十三万二千円減の七百五十三万一千円の補助金を計上。市民の地域活動を支援していく。
 商工費は九千六百九十四万九千円で、このうち六割を占める五千八百三十七万四千円は、生活バス路線確保の対策に使われる。宮古織物事業協同組合には六十三万二千円の負担、うえのドイツ文化村のイベントには三百六十万円が補助される。
(砂川智江)