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 二〇〇七年度に実施する重点事業や主な事業を見てみる。新規事業は十二項目で「選択と集中」を強く意識した内容だ。
 下地島空港および周辺残地の活用事業は四百四十五万九千円、下地島の利活用調査を実施する。地下水保全対策事業には一般財源から千三百一万円の予算を投入、地下水利用基本計画の策定、審議および水質モニタリング調査を行う。市長の公約を意識した。
 エコタウン推進費は二百五十六万円(一般財源)を予算化、「エコアイランド」を構築し環境に優しい島を内外にアピールする。
 老朽化に伴い改築する砂川保育所建設事業費は一億三千六百九十六万七千円となる。
 新ごみ処理施設関連の予算も付けた。環境影響評価を実施するための予算七百四十六万三千円を一般財源から持ち出した。
 土地改良事業で整備した地区の環境保全活動を補助する事業には千七百四十八万円の予算を付けた。県から七十五万円の補助を受けるが、残りの千六百七十三万円は一般財源で充当する。
 流域公益保全林整備の事業費は、五千八百七十一万一千円。地方債を活用するが防風・防潮・水源涵養林など森林が持つ公益的機能の充実を図る。
 経営構造対策事業は農業生産法人が注目する事業。鉄骨ハウス建設補助金で、計六億七千六百二十七万円を計上している。
 元気な地域づくりのために使う予算は十七億六百五十九万七千円と多額。皆福をはじめ野原、嶺瀬原、大野などで実施する。
(山下誠)