宮古島市のシンボル

宮古島市市木・市花等選定委員会


新しい市のシンボルとなる七種
 

市 木

【ガジュマル】


 常緑高木で、熱帯雨林では20メートルもの大木になる。クワ科イチジク属。沖縄では、各島の低地、岩壁面、樹上などにさまざまな形で生育する。老大木にもなると、その特異な形状が神秘奇怪に見えることから神木霊木にもなる。昔の子どもたちは幹の白い樹液を遊びに用いたりした。

   

市 花

【ブーゲンビレア】


  ブーゲンビレアは常緑のつる性植物。花は、赤、青、黄、白と色彩豊か。色のついた部分は花びらではなく、葉の変形した苞(ほう)で本当の花は茎の中にある筒状の部分。日当たりと水はけの良い場所であれば、土質は特に選ばず、鉢栽培、生垣、フェンスなどトレリス型仕立てなど作り方もいろいろ楽しめる熱帯を代表する植物の一つ。
*花言葉:情熱

   

市花木

【デイゴ】


  春から初夏にかけて樹冠全体に咲く紅色の花。沖縄三大名花とされ県花にも指定されている。公園や街路樹としてよく栽培されている。
 この木を素材にして、琉球漆器や各種工芸品にも使われている。

   

市 鳥

【サシバ】


 秋に越冬のためにフィリピン方面へ渡るが、宮古群島は昔からサシバの中継地として知られている。北風の吹き出す「寒露」のころ(10月8日前後)にその風を利用して南下して来る。成鳥はカラスほどの大きさで目が黄色の鋭い顔つきをしている。体はすこし赤みのあるかっ色で胸と腹にかっ色の横じまがある。昔は食料として、また子供達のおもちゃとして捕獲されていたが、現在は数が減り、国際保護鳥に指定されている。

   

市 魚

【タカサゴ(方言名:グルクン)】


  色彩豊かな25〓前後の美しい魚で、広く庶民に親しまれ、熱帯性で沖縄からインド洋にかけて分布。一年を通して漁獲され、本県の主要魚種であること、沖縄独特の追込網漁業で大部分が漁獲されること、沖縄では数少ない大衆魚として広く県民の食卓に普及しており、かまぼこの原料にも利用されている。さらに、沖縄の海を連想させる美しい色彩を持っており、味も良いとされている。
 

   

市 蝶

【オオゴマダラ】


  日本最大のチョウの一つ。ハネを広げた時の大きさが6〜8センチある。エサとなるホウライカガミには、毒が含まれており、この毒が成虫になっても残るため、敵に襲われる事は少ない。飛び方はゆるやかで優雅。サナギは、「金のサナギ」でよく知られている。

   

市 貝

【スイジガイ】


 6本の角があり、水の字に似た姿をしている。漢字で書くと水字貝となる。
 魔よけや火難よけとして利用するのは、沖縄の風習のひとつで、宮古でも古くからスイジガイのツノを縄で結び豚舎の前に吊るしたり、石垣や軒下に吊るしたりしている。

   

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