テリー・コリンズ監督(57歳)
ジェスチャーを交えて説明するコリンズ監督 |
「ワン・ハート・ビート」(鼓動を一つに)を今年のテーマに掲げたテリー・コリンズ監督。低迷が続くチームの立て直しへ、ファンの、球団の期待が一身に集まる。
マイナーリーグで十年間の選手生活を終えた直後の一九八一年、マイナーリーグ(1A)、ドジャース傘下の監督に就任し優勝。3Aの六年間には二度、リーグを制覇した。94年にアストロズの監督に就任し、エンゼルス時代と合わせて六年間で、444勝の実績を持つ。
キャンプ初日から、宮古島市民球場内を精力的に駆け巡り、選手の動きを見て回っている。身振り手振りを交えて説明し、選手を大きな掛け声で鼓舞。「選手一人ひとりが、チームのために練習している。みんなでやっていこうとする姿勢、互いをケアし、考え合っていこうという姿勢が見えた」と、手応えを感じている。
来島セレモニーで、「今の心境に近かったから」と口にした、「ワイドー(頑張ろう)」の心意気を胸に秘めてのキャンプだ。
背番号は「1」。文字通り、チームを「日本一」に導くことができるか。
テリー・コリンズ(TerryLeeCollins) 1949年5月27日、アメリカ・ミシガン州生まれ。身長173a、体重73`。右投左打。マイナーリーグで監督などを経て、94年からアストロズ、97年からエンゼルス監督。メジャー監督通算成績は878試合444勝434敗。
(砂川拓也)