北川 博敏内野手 (34歳)/自然体で引っ張る新選手会長
歯を食いしばってバットを振り込む北川内野手 |
トレードマークの笑顔でチームを明るく照らす北川博敏内野手。「宮古島はやはり暖かい。良い環境でやりやすい」と笑みがこぼれる。今年は新たに選手会長に就任したが、「特別には考えず、普段のままやっていきたい。年齢的に上の方なので、チームを良い方向に持っていければ」と、自然体で臨む。
昨季は右肩のけががあり、出場は100試合にとどまった。打率こそ2割9分をマークしたものの、今年こそはという気持ちは強い。「手術明けで少し不安もあるが、がむしゃらにバットを振って、走って、野球をやっていきたい」と意欲を見せる。
練習中はひときわ大きな声を掛ける。「周りを意識するというより、自分を盛り上げる意味で意識している」と、チームだけでなく自らを奮い立たせている。テリー・コリンズ監督が掲げた「ワン・ハート・ビート(鼓動をひとつに)」のテーマの下、「みんなで一つになって勝ちにこだわって野球をやっていきたい」と意気盛んだ。
北川 博敏(きたがわ・ひろとし)1972年5月27日生まれ。兵庫県出身。身長180a、体重90`。右投右打。背番号23。大宮東高−日本大−阪神−大阪近鉄。94年ドラフト2位で阪神入団。01年より近鉄。05年、オリックス入団。昨季成績は100試合、打率2割9分、8本塁打、55打点。通算成績は683試合、2割7分6厘、64本塁打、306打点。
(砂川拓也)
※きょう11日の紅白戦は午後1時30分開始予定です。