新生宮古の行く路

宮古ファンの創造
「ENJOY!東平安名崎」製作中 

我那覇 宗広

 四月七日、観光協会青年部主催、宮古島市と美ぎ島募金推進協議会共催で「東平安名崎環境保全観光推進プロジェクト」を発表させていただきました。宮古島で一番観光客が訪れ地元の皆様にも愛されている宮古島を代表する観光地東平安名崎の、美しい自然をどのように伝えていくかが本プロジェクトの大きな目的です。「ENJOY!東平安名崎」というリーフレットを現在製作中です。津波石の紹介や約ьの植物を紹介してますが、できるだけ判りやすく正しく紹介するため人力男の佐々木さんや宮古島市教育委員会の久貝教育長のご協力をいただき心から感謝申し上げます。リーフレットで紹介する東シナ海と太平洋の境界線はきっと地元の方もビックリするのではないでしょうか。東平安名崎だけではなく、これからも観光地宮古の素晴らしさを再発見していきたいと思います。周遊型の団体のお客様が増える十一月には灯台に入場する方に配布できるように準備を進めていますので楽しみにして下さい。
 十月十七日には東京で宮古観光感謝祭が行なわれます。旅行会社の商品企画を担当されているキーパーソンや観光関係者が多数出席され、沖縄観光コンベンションと連携をとり観光商工課から多くのマスコミの皆さんにも取材を依頼し宮古観光をPRします。観光協会青年部も会場にスポーツや音楽関係のイベントを紹介するブースを設営し、大会パンフや地元新聞の特集記事等を紹介しながら宮古のイメージを発信していきます。宮古の素晴らしさを再発見・発掘し、また県外のマスコミや旅行会社に伝えていくことが今後の宮古観光の発展のため大切だと思います。昨年二十五校約四千名の修学旅行の生徒が宮古を訪れました。沖縄全体では約二千五百校四十三万人ですので如何に修学旅行を宮古に誘致するかが宮古観光の課題のひとつです。十月二日、滋賀県からは初めてとなる守山高校二百五十名が修学旅行で宮古入りし宮古空港で盛大な歓迎セレモニーを行ない地元マスコミで紹介されました。このような歓迎ができるのは沖縄の中では宮古だけだと思います。宮古での感動が他校にも伝わり新しい学校が増えていくのが修学旅行の特徴です。これから冬場に向けて修学旅行やスポーツキャンプ、観光団体等を乗せたバスを目にする機会が増えてくると思います。行政や観光協会、観光施設やマスコミの取り組みだけではなく観光地ALL宮古島として、もし観光バスを見かけたら今まで以上に地元の皆さんが手を振ったり、笑顔で迎えたり、機会があれば「どこから来たの?」等気軽に声をかけてあげればきっと喜んでくれると思います。宮古島市観光ロゴの「んみゃ〜ち宮古島」のとおり宮古全体で観光客を歓迎する雰囲気ができればとても素晴らしいことだと思います。
 今年九月、ブランド総合研究所が地域のブランド力に関する全国調査結果を発表しました。魅力的な市として宮古島市は堂々の二十一位。県外でも宮古島の知名度や注目度は向上しており、テレビ番組の取材や宮古島のツアー商品を企画する旅行会社も確実に増えています。沖縄県全体でも観光の量だけではなく「質」が問題になっていますが、多くの方に宮古の魅力を伝え、宮古を体感していただき、そして地元の人との交流や会話によって宮古ファンが更に全国に拡がって欲しいと思います。
 我那覇 宗広(がなは・むねひろ)1964(昭和39)年10月4日生まれ。41歳。浦添市出身。京都産業大学経済学部卒。87年に南西航空(現・日本トランスオーシャン航空)に入社。企画部、勤労部、営業部などを経て、2004年宮古営業所長。05年2月 第20代宮古観光協会青年部長就任。

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