新生宮古の行く路

キーワードは「ALL宮古島」

 新生観光協会青年部

我那覇 宗広

 二月十日、第二十二回宮古観光協会青年部定期総会を実施し今年の青年部の組織運営や事業計画・予算計画等が承認されました。宮古島市が誕生し行政や各組織が変わる中、我が青年部も時代の変化に即した組織運営を行い既成概念にとらわれない発想で、自分達から変わらなければ新しい宮古観光の発展に寄与できないのではないかという信念の下、一年間頑張っていきたいと思います。「新生宮古観光協会青年部」とは一言で言うと、これまで以上に観光協会の主たる目的である誘客と宣伝・広報活動にこだわり、広い視野で戦略的・効率的に活動を推進していける組織です。
 青年部副部長は砂川靖夫(ホテル共和)、豊見山忠朗(宮古協栄バス)の二名。具体的な活動は三委員会に分かれて活動します。誘客研修委員会(委員長・下地慶)(FLAGSHIP)は主に宮古への研修や島外でのPR活動、体験型観光の研究などを行い、イベント企画運営委員会(委員長・下地一世(宮古島ロングステイサービス)は宮古でのイベント企画運営を通じ誘客・宣伝を図ります。環境保全観光推進委員会(委員長・根路銘康文)(宮古ビル管理)は宮古の観光振興と環境保全の両立を目的に自然保護を中心とした活動を展開していきます。
 全ての委員会で共通することは、第一に宮古の観光の現状を調査分析し、また宮古以外の観光の状況を学びながら、今後の宮古の観光のあり方について会員全員が本気で考え行動していこうということです。
 そして自分達だけで活動するのではなく、行政や地元の他組織、沖縄観光コンベンションビューローとも横軸の連携強化を図りながら、「観光は総合産業」という位置付けで第一次産業から第三次産業まで縦軸を結び、「ALL宮古島」をキーワードとしてより戦略的に効率的に活動して参りたいと思います。
 昨年の総会時には三十七名の会員でスタートいたしました。今年は青年部五名の先輩方がご卒業(二十―四十五歳までが青年部の対象です)される等七名が退会されましたが、新たに十八名の仲間が加わり四十八名の会員でスタートすることができました。これも宮古観光に対する期待が大きいことだと感じるとともに、観光協会青年部としての責任の重さに改めて気を引き締めているところであります。
 今年の青年部は二つの行動指針を決めました。一つは「宮古島市観光ロゴの島外へのPR強化」です。限られた予算の中でより多くのメディア等を通じ露出を図っていきます。もう一つは「観光を総合産業として位置付け、ALL宮古島の視点で誘客宣伝を図る」です。これは各委員会の公式な活動だけではなく、各自の本職の業務の中で、あるいは日常生活の中で常に意識することによりいろんな発見やアイデアを生み出すための行動指針です。これまでの観光の既成概念にとらわれることなく、時には大胆な発想で取り組んでいきたいと思います。
 ご存知の通り、我が青年部は年会費を支払って活動するボランティア団体です。本職の仕事の合間を縫って活動させていただいておりますが、我々の活動にも限界がありますので、是非地元の皆様にも観光ロゴのPRにご協力いただき、また観光に関するご意見・情報などございましたら宮古観光協会に、あるいは会員メンバーにご連絡いただきますようお願いいたします。また、青年部は途中入会も可能ですので一緒に宮古観光の為に活動できる方がいらっしゃいましたらあわせてよろしくお願いいたします。皆で何でも話し合える、本気で頑張れる青年部にしていきたいと考えております。これからも宮古観光協会青年部をよろしくお願いいたします。 

執筆者プロフィル
 我那覇 宗広(がなは・むねひろ)1964年(昭和39)年10月4日生まれ。41歳。浦添市出身。京都産業大学経済学部卒。87年に南西航空(現・日本トランスオーシャン航空)に入社。企画部、勤労部、営業部などを経て、04年宮古営業所長。05年2月宮古観光協会青年部長就任。

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