ニュースウィークリー

2007年/3月11日〜 3月17日

暖冬が影響?早くも袋がけ/マンゴー農園
 これも暖冬の影響?例年なら六月中旬ごろから七月にかけて収穫最盛期を迎えるマンゴー。その準備段階となる袋がけは五月中旬ごろに始まるが、平良字西原の農園では九日、約二カ月早い袋がけ作業が行われた=写真。農園の大濱幸一さん(44)は「この時期に袋がけをするのはあり得ない。四月中旬にも収穫できるのでは」と驚いている。(3月11日掲載)

■宮糖多良間工場で事故/男性工員が死亡
 十一日未明、多良間村の宮古製糖多良間工場で作業していた臨時職員の池間和則さん(55)=宮古島市伊良部字池間添=が工場内のベルトコンベヤーに右腕を引き込まれ、死亡する事故が発生した。宮古島署は、遺体に外傷がほとんど見られないことから、池間さんの死因は、引き込まれた際に何らかの形で首や胸が圧迫されたことによる窒息死の可能性が高いとみている。(3月12日掲載)

思い出胸に学びや巣立つ/14中学で卒業式
 宮古地区の中学校のうち十四校で十一日、卒業式が行われ、卒業生たちは恩師や在校生に見送られて母校を巣立った=写真。二〇〇六年度の宮古地区中学卒業生は、前年度より六人少ない計七百四十三人。この日の卒業式では、各校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を授与。最後の校長あいさつを述べ、門出を祝った。(3月12日掲載)

■宮古、多良間から6本認定/おきなわの名木
 県が認定する二〇〇六年度「おきなわの名木」の認定証交付式が十三日、県宮古支庁で行われた。管内からは多良間村から五本、宮古島市から一本の計六本が選ばれ、兼城克夫支庁長が認定証を伝達した。多良間村の伊良皆光夫助役は「五本も選ばれたことは名誉なこと」と喜んだ。今回を含めて宮古地区から認定されたのは十二本。(3月14日掲載)

県の管理責任原告主張退け/西原産廃火災住民訴訟
 二〇〇一年十一月の宮古島市平良字西原の産業廃棄物処分場火災で、健康被害などを受けたとして、大浦地区の住民八十八人が処理業者と、監督責任を持つ県を相手取り、約六千万円の損害賠償を求めている訴訟の判決が十四日、那覇地方裁判所であった。田中裁判長は業者に対しては原告一人当たり十万−三十万円、総額で約二千五百万円の損害賠償を命じたが、県の監督責任を求めた住民側の主張は退けた。県に責任は無いとの判決に原告団は「厳しい判決」との認識を示し、控訴の方針だ。(3月15日掲載)

連結赤字比率県内で突出/宮古島市
 宮古島市、財政再建団体に危険信号−。県企画部市町村課がこのほどまとめた県内市町村の二〇〇五年度普通会計と公営企業(下水道会計など)などの特別会計すべてを含めた連結実質収支の赤字比率によると、宮古島市は県内市町村の中で唯一、赤字比率が三〇%を超え三二・七%となり、厳しい財政状況が改めて示された。今国会に提案されている国の地方公共団体の財政健全化に関する法律案で同赤字比率も「健全化判断比率」の一つとして盛り込まれている。同案が通過すれば、総務省令で示される同赤字比率に対する再建団体指定判断要件の基準値が注目される。(3月16日掲載)

■大野越排水溝が国の有形文化財/文化審議会が答申
 国の文化審議会(石澤良昭会長)は十六日、国の登録有形文化財(建造物)について、宮古島市の大野山林にある排水トンネル「大野越排水溝」=写真=など県内十七件の建造物の登録を文部科学大臣に答申した。宮古からの登録は初めて。同日行われた会見で伊志嶺亮市長は「貴重な文化遺産として国、県と連携し後世に残していきたい」と述べた。(3月17日掲載)
 

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