ニュースウィークリー

2007年/3月4日〜 3月10日

■バイオエタ実験を視察/若林環境相
 サトウキビの糖蜜を原料としたバイオエタノールの実証実験を視察するため環境省の若林正俊大臣が三日、来島した。沖縄製糖宮古工場内にあるバイオエタノール製造施設など関係施設を視察した=写真。若林大臣は「(バイオエタノールは)将来の自動車燃料の在り方を検証する大実験。いよいよ動き出し、力強く感じている」と感想を語った。(3月4日掲載)

286人が腕前を競う/全宮古小学校珠算競技
 第十二回全宮古小学校珠算競技大会が三日、宮古島市中央公民館で行われた。二百八十六人の児童らが、個人総合と種目別で日ごろの練習成果を競い合った結果、下地智也君(東小三年)が個人総合競技と種目別読上暗算で二冠を達成するなど八人の優勝が決まった。(3月4日掲載)

■佐和田さん大賞に輝く/「緑の街角賞」受賞発表
 宮古島市心豊かなふるさとづくり推進協議会グリーン部会は四日、第一回緑の街角賞の受賞者を発表した。大賞となる「緑の街角賞」には、佐和田恵栄さん=伊良部字佐和田=の庭が選ばれた。バランスよく剪定されたクロキとホルトノキが、ボリューム豊かに配置されていることなどが高く評価された。表彰式は今月二十八日に平良のレストランクール新館で行われる。(3月5日掲載)

■愛好者集い演奏会開く/「さんしんの日」
 「さんしんの日」の四日夜、毎年恒例の宮古民謡協会主催による「さんしんの集い」が下地公民館で開かれた。百人以上の愛好者が集い、長く受け継がれてきた格調高い宮古民謡を演奏。共に弾き語りを楽しみながら宮古民謡一色の世界に酔いしれた。(3月5日掲載)

■伊志嶺市長が施政方針演説/市議会3月定例会
 宮古島市議会三月定例会が五日、開会した。伊志嶺亮市長は二〇〇七年度施政方針で「市民と行政で育てる宮古力」を合言葉に「合併で大きくなった組織・機構の見直し、定員管理適正化や財政健全化に向けた財政計画を策定し、今後十年間の財政見通しを示す」と決意を表明。地域の声を反映させ、分庁方式や支所機能のあり方を検討する姿勢を強調した。市当局は歳入歳出総額を三百三十三億九百万円とする新年度一般会計予算案など計三十四議案を上程した。(3月7日掲載)

■親せき一堂が墓前で正月/旧十六日祭
 後生の正月「旧十六日祭(ジュウルクニツ)」が旧暦の一月十六日に当たる五日、各地で行われた。家族や親せきたちが墓前に線香や重箱料理を並べ、先祖とともに正月を祝った=写真。宮古島地方は同日朝から雨に見舞われ、午後からは曇りというあいにくの一日。袖山墓地公園では、墓前で手を合わせ、あの世の金とされる「紙銭」をたき上げる姿があちこちで見られた。(3月7日掲載)

506人が試験に挑む/高校入試
 県立高校の一般入試が七日午前、県内一斉にスタートした。宮古地区五高校全体の志願者五百六人が試験に挑んだ初日は午前十時から国語の試験が行われた。続いて理科、昼食を挟んで英語の三教科を実施した。八日には社会と数学、面接が行われ、合格発表は十四日に行われる。(3月8日掲載)

枝葉・草は資源ごみに/分別、収集日変更へ
 宮古島市は四月二日から家庭ごみの分別方法を改める。これまで「燃やせるごみ」として収集していた木の枝葉や草を資源ごみとして分別し、堆肥化するほか、園芸用ビニールなども燃やさず再利用する。従来まで破砕し最終処分場で処理していた「その他の瓶」(酒瓶やビール瓶除く)もリサイクルを図る。平良地区と旧郡部で公平さを欠いていた収集回数も見直し、統一を図る。(3月8日掲載)

イベント大賞奨励賞を報告/クイチャーフェス実行委
 「第十一回ふるさとイベント大賞」で奨励賞を受賞した「クイチャーフェスティバル」の実行委員長の下地暁さんら三人が八日、宮古島市役所に伊志嶺亮市長を訪ね、受賞を報告した=写真。伊志嶺市長は「地域力で受賞したと思う。五年後に開催されるふるさとイベント大賞では、大賞を取ってください」と激励した。(3月9日掲載)

海面利用で指針を発表/県内初
 宮古地区海面利用協議会は九日、会見を開き、漁業者とダイビング業者とのトラブルを防ぐことを目的とした「宮古地域における海面の調和的利用に関する指針(ガイドライン)」を発表した。指針を基に漁協とダイビング組合との両者で協定書を結び、相互が共存できる環境づくりを目指す。指針の策定は県内で初めて。(3月10日掲載)

獅子舞披露し無病息災祈願/比嘉で「二十日正月」
 九十年以上にわたって引き継がれている城辺地区比嘉の伝統行事「旧二十日正月祭」が旧暦一月二十日に当たる九日、集落内で行われた。獅子舞の披露や住民総出でクイチャーを踊り、集落の繁栄と無病息災を願った。(3月10日掲載)
 

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