今月二十一日の「春分の日」が過ぎ、宮古島は初夏へまっしぐら。海水はぬかるみ始めて、潮干狩りシーズンに入った。水温の上昇に伴い、魚類の活動は活発となった。これから好天が続くと、磯釣り・沖釣りが盛んになる。太公望にとっては楽しみの季節が到来する。今回も大物の釣果で紙面を彩る。
兼子博さんは良型アカジンをものにして大満足
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◇兼子博さん、良型アカジン
平良池間島沖合で沖釣りを楽しんだ兼子博さんは、同島に伝わる伝統の「石巻き落とし漁法」で挑戦。二回目の石巻き落としで高級魚のアカジンを釣り上げた。全長30a余、重さ1.8`。
「もう沖釣りはやめられない」と、沖釣りにはまった様子で語った。
さらなる健闘に期待。
石巻き落とし漁法は、大人のこぶし大の石に餌に掛けた釣り針を乗せ、それを道糸の先で巻く。石を投げ入れると、石が海底に着地する前にしゃくりあげる。石は落下し、重りが付いていない餌に魚は食い付く。 |
大物タマンをゲットした原章浩さんはご満悦の表情
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◇原章浩さん、大物タマン
東京から訪れた原章浩さんは、平良大神島沖合から大物タマンをものにした。全長65a、重さ3.5`。初めて石巻き落とし漁法にチャレンジした釣果だった。
原さんは「タマンの引きが強かったので、最高の気分だった。また沖釣りに挑戦したい」と興奮気味に話した。 |
クースキャを釣って主人から祝福を受けた白井裕子さん(左)
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◇白井裕子さん、良型クースキャ
白井純明・裕子夫妻(東京都在)は、宮古島観光の一環として沖釣りを満喫。釣りポイントは池間島沖合。釣り糸を垂れてから数十分後、裕子さんはクースキャ(和名ヒラニザ)を釣った。全長20a、重さ0.8`。
裕子さんの腕前に、純明さんは「おめでとう」と祝福した。 |
一度ミーバイの強烈な引きを味わうと忘れられない。高級魚の1つ
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群れを成すグルクンの入れ食いはたまらない。県魚で大衆魚として人気が高い
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宮古近海では大物キハダマグロが釣れる。太公望の中には一時間以上も格闘が続く人も
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