暖冬の影響で、卵を抱えるタマン(ハマフエフキ)がゲットされるようになった。魚介類が卵を持つことは「旬」の幕開け。家族で旬を食べることは健康に良い。旬のタマンは「刺し身よし、魚汁よし、煮付けよし」。今回は魚のほかに、アオリイカ、コブシメ、ワタリガニが釣れるなどバラエティーに富んでいた。
■磯釣り
大物タマンをゲットした宇座正市さん(写真提供・海坊)
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◇上宇座正市さん、大物タマン
宇座正市さんは、下地地区の来間島から大物タマンをゲット。全長70.5a、重さ4`。宇座さんは「強い引きが、タマンなかった」とご満悦の表情。太公望の仲間らでつくる磯人会のメンバー。宇座さんの腕前は上級クラス。 |
大物チヌを手に大満足の譜久村雄喜さん(写真提供・海坊)
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◇譜久村雄喜さん、大物チヌ
釣りポイントは、平良地区の久松漁港。譜久村雄喜さんは、さおが弓状にしなった瞬間、大物チヌと判断。リールを慎重に巻き上げ、ゆっくり引き上げた。計量の結果、全長47a、重さは1.8`あった。譜久村さんは、大物チヌを手に大満足の表情。 |
アオリイカを釣った根間哲也さん(写真提供・海坊)
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◇根間哲也さん、良型アオリイカ
毎年十二月から三月ごろまではアオリイカの釣り時期。根間哲也さんは、上野地区の博愛漁港から良型アオリイカを釣り上げた。重さは1`。イカ釣りは魚に似せて作った餌木を使って行う。月夜に食い付きは良い。根間さんの今後の活躍に期待。 |
池城伸朗さんは大物コブシメで感無量(写真提供・海坊)
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◇池城伸朗さん、大物コブシメ
池城伸朗さんは、下地地区の来間島で重さ3`のコブシメを仕留めた。宮古近海では、春ごろになると1`前後のコブシメが多い。コブシメは餌木釣りのほかに、新鮮な魚を使って釣る方法がある。魚で釣る技術は難しく、漁師の間でも秘伝がある。
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父と一緒にワタリガニを釣ってびっくりした伊良部理央くん(写真提供・海坊)
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◇伊良部理央くん、ワタリガニ
伊良部理央くんは父と一緒に平良地区の大浦湾で釣りに挑戦中、当たりの引きにびっくり。父の力を借りて引き上げたのは、ワタリガニ。今の時期に釣れるのは珍しい。ワタリガニの行動が活発になるのは、毎年十月ごろ。今年は暖冬のせいかワタリガニの出現も早いかも。今後の理央くんの頑張りが楽しみ。 |
大物モンガラとカワハギを手に喜色満面の砂川力さん(写真提供・海坊)
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◇砂川力さん、大物モンガラ
砂川力さんは、磯釣りのベテラン。今回も自慢の腕を披露した。大物モンガラは全長52a、重さ3.2`。もう一匹も大物カワハギ。釣りポイントは、企業秘密。砂川さんは、魚を両手に喜色満面の表情を見せた。今後どのくらいの大物魚をゲットするのか、興味は尽きない。 |
新里睦さんはチヌなど8匹をものにした(写真提供・海坊)
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◇新里睦さん、チヌなど8匹
下地地区の川満漁港が釣り穴場。新里睦さんは、チヌやコチを8匹釣り、フィッシングショップ「海坊」で開催中のチヌ大会の数量賞を狙う。さらなる奮闘に期待。 |
大物チヌを手に感無量の平良隆さん(写真提供・丸金ストアー)
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◇平良隆さん、大物チヌ
平良隆さんは、平良港防波堤から大物チヌを2匹釣った。大物1匹は全長43a、重さ1.2`、もう1匹は全長38a、重さ1`。平良さんはダブルヒットに「釣れて良かった」と感無量の表情を見せた。 |
根間長栄さんは大物チヌで満足の様子(写真提供・丸金ストアー)
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◇根間長栄さん、大物チヌ
釣りポイントは、平良港防波堤。強烈な引きから、大物タマンと直感。根間長栄さんは、糸が切れないようにリールを巻く。水面を割って現れたのは大物チヌだった。計量すると、全長48a、重さ1.6`。根間さんは「もっと大きいチヌを狙う」と余裕の弁。 |
入れ食いに歓喜していた国仲広也さん(左)ら(写真提供・丸金ストアー)
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◇友人同士、入れ食いに歓喜
沖縄本島から訪れた国仲広也さんと玉栄樹さんの二人は、平良港防波堤で初めて釣りにチャレンジ。糸を垂らすと、入れ食い。二人とも興奮と歓喜を交錯させ、もうたまらないという表情。釣果はイラブーなど約20匹。記念の写真に収まり終始、ルンルン気分だった。 |