☆
伊志嶺氏が初代市長に
/下地氏に413票差
宮古島市長選
市町村合併に伴う宮古島市長選挙の投票が十三日行われ、即日開票の結果、革新系無所属で旧平良市長の伊志嶺亮氏(72)=社民、社大、共産、民主、自由連合推薦=が、保守系無所属で旧城辺町助役の下地敏彦氏(59)=自民、公明推薦=を413票差で退け、宮古島市の初代市長に当選。伊志嶺氏は平良市長を合わせると四回目の当選となった。来年十一月の県知事選挙の前哨戦第一弾と位置付けられた今回の選挙だったが、県政奪還を目指す「反自公」勢力が増幅した形で、稲嶺県政が支持する下地氏を退け当選した。当日有権者数は四万二千百五十七人で、投票者数は三万六千百九十五票、投票率は八五・八六%だった。
今回の選挙は平良、城辺、伊良部、下地、上野の五市町村の合併に伴うもので、この中で唯一の革新首長だった伊志嶺氏は六月に出馬を表明。運動を先行させた。下地氏は選考作業が手間取ったこともあり、出馬表明は八月中旬にずれ込んだ。
伊志嶺 亮(いしみね・あきら)1933(昭和8)年1月19日生まれ。伊良部字佐和田出身。57年岡山大学医学部卒。琉球政府立南静園長、宮古保健所長、宮古病院長などを経て、64年に伊志嶺医院開業。94、98、02年に平良市長当選。05年宮古島市長当選。
|
|