ぷからすプレス

まちからむらから
 
ぐ す く べ
 
(2007/03/01掲載)

 

この人ひとことやりがい感じる仕事
平良 勝さん
  平良 勝さん(30歳) JAおきなわAコープ城辺店勤務
 
 Aコープ城辺店に勤務して四年。商品の補充や管理、発注などが主な仕事だ。趣味は釣り。休日は城辺付近の海で大物を狙う。これまで六十五aのタマンを釣り上げたこともある。
 高校時代、商店でアルバイトをしていた。「お客様から『ありがとう』と声を掛けられたとき、やりがいを感じた」ことが現在につながった。「将来は売り上げや利益に関することも覚え、店長になれるよう頑張りたいです」
                                 


地域と行政結ぶ窓口
宮古島市城辺庁舎
市民に親しまれる庁舎へ
 

 合併後、旧町村に住む住民からは「中心部と農村部では格差が生じているのではないか」、「行政サービスが低下している」といった声を耳にする。旧町村の中心的役割を担っていた役所・役場は存在しないが、各地域の庁舎には福祉部や経済部、また市民生活班や地域振興班、そして教育委員会分室など、地域住民のための窓口が設置されている。宮古島市役所城辺庁舎における支所機能を紹介する。

市民生活班の受付窓口。1日に平均24人の住民が訪れる=宮古島市城辺庁舎
市民生活班の受付窓口。1日に平均24人の住民が訪れる=宮古島市城辺庁舎

【市民生活班】
 市民生活班(川満龍男班長)は税の申告、受付、市民税、軽自動車税、固定資産税の納付書発行および各種証明の発行などを行う税務担当と、戸籍の受付、受理および各種証明の交付、国民年金の加入、喪失届け等を行う市民年金担当の二つの係がある。
 一日平均二十四人の住民が利用しており、年に二回の行政相談と、六回の人権・年金相談を実施している。
 市民に親しまれる窓口として「市民サービスの向上に職員一同誠心誠意で頑張ります」と話している。
【地域振興班】
 地域振興班(下地達男班長)の業務は地域振興事業、市有地の管理や処分、また市税・公共料金等の収納、庁舎管理、また経済部や建設部の業務申請・窓口相談も行っている
 同班では現在、古謡・わらべ歌調査や上越市板倉区物産交流と児童生徒交流事業などを計画、企画している。下地班長は「職員は全員城辺出身。農業関係、道路、市営団地、圃場整備関係の業務については何でも相談に応じますので、気軽に来庁してください」と呼び掛けている。
【教育委員会分室】
 教育委員会分室(久貝喜一室長)の職員数は三人。他地区と異なり城辺地区には幼小中学校が十二校あり、学校別予算配分や庶務業務などを行っている。
 具体的な勤務内容は学校教育担当と生涯学習担当に分かれている。教育担当では▽所管区域の幼稚園、小中学校の通学区域に関する業務▽児童、生徒の保健衛生、福利厚生▽板倉区児童生徒交流事業−など。
 生涯学習担当は▽所管区域における社会教育、生涯学習の企画および実施▽生涯学習フェスティバル▽地域各種行事等の実施および体育施設の利用申請などを行っている。
 


ビーズキーホルダーなど作製
豊見山孝子さん
仲座美智子さん 
出品先で好評得る
 

(左から)豊見山さん、仲座さん=城辺心身障がい者小規模作業所
豊見山さん、仲座さん


マフラーやティッシュカバーなど、2人が作った作品

 城辺心身障がい者小規模作業所(中野隆作所長)のC班では、豊見山孝子さん(44)と仲座美智子さん(46)がビーズを利用した人形やマスコット、手編みマフラー作りを行っている。色、形が異なる五十種類ほどのビーズを使用しており、出品先で好評を得ているという。
 今から五年前、作業訓練のために始めたのがきっかけ。豊見山さんは「一生懸命作った作品を喜んで購入してくれる方々がいるので、とてもうれしいです」と笑顔で話す。
 同作業所C班ではビーズ作品以外にもマフラーや携帯電話ケース、ティッシュカバーなども作製している。ビーズの人形などは一日に二、三個作製できるが、マフラーは三日間を費やす。
 同作業所では二人が所属するC班のほかにA班とB班もあり、公共施設の草刈りや清掃に汗を流している。中野所長は「作業を通して、生活支援や就労訓練、そして地域との交流ができればと願っています」と話している。
 二人の作品は同作業所などで購入することができる。
 


泡盛に三線の音色
「おいしくなれ」と願い込め

貯蔵されている泡盛に三線を聞かせる上里さん=仲原鍾乳洞

貯蔵されている泡盛に三線を聞かせる上里さん=仲原鍾乳洞

 仲原集落にある仲原鍾乳洞の洞主上里勝彦さん(33)は洞内に貯蔵している泡盛に月一度の床変えの際、三線を聞かせている。演奏する曲は宮古民謡など。洞内に響きわたる音色に上里さんは「長い年月をかけて、より一層おいしくなってほしい」と願いを込めている。
 鍾乳洞は二〇〇四年に一般公開された。一年中、二〇度から二一度の間で温度が変化しないことや、遮光性に優れていることから宮古島銘柄に限定した泡盛の長期貯蔵を行っている。
 「おいしい泡盛にするためにはどうすべきか」と考えたとき思い付いたのが音楽を聞かせることだった。そこで小学校高学年から続けている三線を、貯蔵されている泡盛の前で演奏を始めた。「気持ちを込めて演奏すれば、泡盛もおいしくなるだろう」
 上里さんは「泡盛を持ち込んでくる人は自分の息子や娘を預けるような気持ちで来る。一年から二十年の間、責任を持って預からなければならないです」と笑顔で語った。

 


困ったときはまず相談
社協城辺支所

悪徳商法防止講座開く
 

「消費生活に関することで困ったときはまず相談を」と話す仲里タカ子相談員=宮古島市社会福祉協議会城辺支所
「消費生活に関することで困ったときはまず相談を」と話す仲里タカ子相談員=宮古島市社会福祉協議会城辺支所

 県民生活センター宮古分室の仲里タカ子相談員による悪徳商法防止講座がこのほど、宮古島市社会福祉協議会城辺支所(吉永洋子支所長)で行われた。仲里相談員は見知らぬ人からの勧誘電話や押し売りなど、さまざまな被害例を出しながら「困ったときは一人で悩まず、センターや社協に連絡してください」と呼び掛けた。
 参加者の中には数千円の食品を購入させられ、その数日後に見知らぬ相手から「他の商品もありますよ」と電話がかかってきたという。仲里相談員は「知らない人から電話があったときは落ち着いて相手の名前や電話番号、目的など確認しましょう」とアドバイスした。
 宮古島における近年の悪徳商法については「巧妙化してきている。また毎年、方法が変化している」と指摘し、「押し売りや送り付け商法に遭った場合はクーリングオフ制度の活用やセンターに相談をするなど対処してください」と語った。
 



まずは1勝!!(1点)

砂川中学校野球部
 

砂川中学野球部ナイン
砂川中学野球部ナイン=砂川中学校
 

 「まずは一勝!!(一点)」が合言葉の砂川中学野球部。一年間の休部を乗り越え、昨年四月に再開した。現在、校舎改築のため練習スペースが確保しづらい状態だが、公園や少ない敷地で投球練習や走り込みに力を入れている。
 昨年六月に行われた全宮古中学校夏季中学野球大会に初出場を果たしたが、結果は0対モナ大敗。その悔しさをバネに練習に取り組み、試合ごとに少しずつ失点が少なくなってきている。
 チームをまとめる砂川勇助主将は「頑張り屋が多いチームと思う。基礎練習を積み重ねて、一勝を取りにいきたい」と意気込みを話した。
 佐久川めぐみ監督は「あいさつや礼儀など、基本的なことがしっかりできるプレーヤーに育ってほしい」と話し、「部員は未経験者の一年生が主体。これから成長する」と温かく見守っている。
 部員は次の通り。(敬称略)
 【二年】下地樹▽荷川取輝希【一年】砂川勇助▽砂川信一▽狩俣知博▽奥松慶大▽津波古昌克▽下地大跳▽松原敦▽友利慎司
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


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