ぷからすプレス

まちからむらから
 
ひ ら ら
 
(2007/02/22掲載)

 

この人ひとこと気軽に参加してください
若林 寛子さん
  若林 寛子さん(31歳) スポーツアカデミー宮古島
                   クラシックバレエインストラクター

 スポーツアカデミー宮古島で受付をする傍ら、毎週水曜日に二十歳から六十歳までの同アカデミー会員を中心に、クラシックバレエのレッスンをしている。
 「クラシックバレエというとかしこまったイメージがありますが、体幹の筋肉を鍛え太りにくくするなど健康にとても良い側面もあります。気軽に参加してください」とPR。

                                 


  いつまでも現役学生 
放送大学で学問続ける
 

 社会人になっても学ぶことを続けている人々がいる。それぞれ学問を志す理由は異なるが、いつまでも学ぶことを忘れない姿勢は一貫している。平良地区に在住し社会人として働く傍ら、放送大学の学生として勉強している美容師歴三十五年の与那覇良子さんと、県立宮古農林高校の英語教諭である豊里和美さんの二人を紹介する。

与那覇良子さん(64)=西里
放送大学大学院
文化科学研究科修士科目生

与那覇良子さん
学問は心を豊かにする

豊里和美さん(47)=下里
放送大学教養学部
全科履修生

豊里和美さん
人生の新たなチャンス

 「学問は心を豊かにし、人に夢と希望を与えるものだと思う」−。西里で美容室を営む与那覇さんは美容師歴三十五年のベテランだ。青少年の非行が問題化している社会の中で、自分には何ができるかと思い、偶然知った放送大学への入学を決めた。
 現在、与那覇さんは放送大学大学院文化科学研究科修士科目生として学問を続けている。昨年一月には琉球大学内にある放送大学センターで実施された精神医学の試験に見事に合格。今後は心理学の専門コースを二カ年かけて受講する予定だ。
 空いている時間があればテキストを読んで勉強する。大学院レベルの心理学や精神医学の内容は決して簡単ではない。それでも「難しいが、読めば読むほど楽しくなります」と学ぶことに喜びを感じている。
 「子どもと一緒に学ぶことで、もっと理解することができるのではないか」と学問を通して世の役に立てる方法を模索中だ。
 県立宮古農林高校で英語を教えている豊里さんは同大学教養学部全科履修生として産業社会に関する科目を履修している。
 入学したきっかけは英語を通して社会や産業について生徒たちに教える必要性を感じたからだという。将来的には二十四単位を取得し、社会科の高校教諭資格を得る。
 豊里さんは「現在の教育は統合化してきていると思う。例えば英語を通して、社会や理科を教えるなど、一つの専門分野だけでなく、多面的で総合的な教育が必要」と語る。
 勉強は週一度、テレビで放映された講義をビデオに録画し、仕事の後に見る。八週目でレポートがあり、大学側からコメントとアドバイスが郵送される。試験は学期に一度行われる。
 「私の人生において、新たに学問のチャンスができたことに喜びを感じる。十年後の私づくりへ向け『キャリアの開発』として楽しみながら学習したい」と張り切っている。
 


「県内の情報はここが1番」
池間公民館裏
池間島の情報発信地
池間公民館の裏庭は情報の拠点だ
池間公民館の裏庭は情報の拠点だ
 


 池間大橋開通十五周年記念で盛り上がっている池間島。池間公民館の裏庭も今から十五年前ほど前から情報の拠点として、池間島で暮らす人々の生活を支えてきた場所だ。
 午後三時を過ぎたころから、少しずつ人々が集まり始める。同五時近くになると、多いときで二十人もの人が集まる。
 ここでは冠婚葬祭から教育・福祉関係、さらには国会や総理大臣のことまで、さまざまな情報が飛び交う。ある男性は「県内の情報はここが一番早い」と自慢げに話す。
 今、旬の話題は福祉保健。「健康で和気あいあいとした人生を過ごすために、政府は福祉保健対策に力を注ぐべきだ」と熱い議論が交わされる。
 日が沈むころには、議論を終えた住民たちが満足そうな笑顔を浮かべて家路に就く。「池間島の憩いの場」として今後も長く続きそうだ。
 


今年初の定例会
西原地区ボランティア幸の会
地域の清掃など計画
 

今年の計画を確認する西原地区ボランティア幸の会の会員ら=西原地区公民館
今年の計画を確認する西原地区ボランティア幸の会の会員ら=西原地区公民館

 今年初となる西原地区ボランティア幸の会(花城はる会長)の定例会が、このほど同地区公民館で行われた。同館にはキビ刈りで忙しい中、十八人の会員が集まり、今年の目標や計画を確認した。
 同会の定例会は毎週火曜日に開催されている。この日は、西原駐在所の野原秀昭巡査部長を招き、地域の意見交換も行った。
 今年は▽園児、児童との交流▽トライアスロンに向けた西原地区の清掃▽小中学校でのあいさつ運動の奨励▽老人福祉施設での友愛活動−などを計画している。
 花城会長はこれらの計画を踏まえ、「夢に向かって自分のため、そして幸の会の発展のため頑張りましょう」と会員らに呼び掛けた。
 


大野良イヌ、ネコ数が増加

高野集落
 

集落内を歩くと多くの野良ネコに遭遇する=高野集落
集落内を歩くと多くの野良ネコに遭遇する=高野集落

  高野集落で野良イヌや野良ネコが増加し問題となっている。飼い主不明のイヌが四、五匹、ネコが十匹ほど集落内をさまよっている。住民に話を聞くと「ネコが勝手に家の中に入り、食べ物をあさっていく」、「野良イヌが群がっていると、子どもに被害を与えるのではないかと心配」と不安を募らせている。同集落に住む六十代男性は「ネコが目に余るほど多い。家に侵入するので網戸も開けられない」と状況を話す。
 現在、集落内の民家ではごみ袋を荒らされないようネットを設けたり、網戸を閉めるよう心掛けるなど、さまざまな対策をしている。
 野良イヌ・ネコが増加していることに集落は頭を痛めている。下地長栄区長は「少しでもかわいがってしまうと、懐いてしまう。さらには赤ちゃんを産み頭数が増える。どうしたら良いのか…」と困っている。
 昨年は高野集落農事集会所の裏で木に首輪が引っ掛かったイヌを区長ら数人で保護したこともあった。下地区長は「ペットは命ある生き物。最後まで責任を持ってほしい」と訴えている。
 宮古福祉保健所生活環境班では対策として▽イヌに餌を与えたら責任を持って飼育する▽ネコに関しては進入路にネコが嫌うコーヒーの残りかすやかんきつ類の皮などを置く−などを呼び掛けている。
 



正確さと速さを競う

県立翔南高校電卓部
 

翔南高校電卓部のメンバーら
翔南高校電卓部のメンバーら=県立翔南高校
 

  県立翔南高校電卓部は十年前、県高校商業実務競技大会に伴い創部された。以来、県の商業実務大会ではトップレベルの成績を残している。
 練習は放課後、一時間ほど行っている。掛け算、割り算、またビジネス計算といわれる売買損益や利息計算まで日々特訓している。
 部員は全員が女子生徒。入部の動機は「楽しそうだった」、「資格取得に役立てるため」とさまざま。現在は今年夏に行われる県大会で優勝することを目指して張り切っている。
 顧問の池村清和教諭は「一つの目標に向かって、仲間と一緒になって頑張ることが一生の財産になる」と温かく見守っている。
 部員は次の通り。(敬称略)
 【二年】西里あかね▽砂川由美子▽仲宗根咲子▽松原真奈美▽松原有香▽砂川茜【一年】津波古絵里▽下地和歌奈▽藤原愛
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


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