ぷからすプレス

まちからむらから
 
う え の
 
(2007/02/15掲載)

 

この人ひとことドイツ村の魅力広めたい
松原 千枝子さん
  松原 千枝子さん うえのドイツ文化村ガイド・ウエディング担当
 「多くの方々と日々接する中で、一度出会った人と再会できたときが一番うれしいです」と笑顔で話す松原さん。三年前からうえのドイツ文化村に勤め、現在は各施設のガイドとウエディング担当をしている。
 「文化村は宮古島にありながらも、地元の方にあまり知られていない部分もあります。大いに利用していただきたいです」と来場を呼び掛けた。

                                 


花と食のフェス野菜品評会
  自慢の野菜で金賞 
 

 野菜品評会で上野地区から快挙−。県内農水産物を一堂に集めた「おきなわ花と食のフェスティバル2007」(主催・県、同フェスティバル推進本部)がこのほど、那覇市で行われ、野菜品評会の部で大嶺集落の平良恵俊(60)・みふね(53)さん夫妻が栽培したトウガンが県知事賞(金賞)に、名加山集落でカボチャを栽培している池間徳夫さん(61)が県議会議長賞(同)にそれぞれ輝いた。

平良 恵俊さん
トウガンで県知事賞(金賞)を受賞
平良 恵俊さん

池間 徳夫さん
カボチャで県議会議長賞(金賞)を受賞
池間 徳夫さん

平良夫妻 「安心安全がモットー」
池間さん 「ニーズに応えたい」

 トウガン栽培を始めて五年目という平良さん夫妻は昨年、同品評会で銀賞を受賞している。今回の受賞に「より良いものを作ろうという思いが、結果に表れたのでとてもうれしい」と二人そろって喜んでいる。
 トウガンが栽培されているビニールハウスは六棟。EMと十種類ほどの薬草を混ぜた液肥と防虫液を使用するなど、減農薬に力を入れている。
それでも農家にとって一番大事なことは愛情を注いで作物と接することだと平良さん夫妻は語る。サトウキビ収穫で忙しいときでもトウガンに虫がついていないかチェックするという。
 今月八日には宮古島市が「ゴーヤー」「トウガン」、「カボチャ」三品目の拠点産地に認定された。平良さん夫妻は「認定された以上、安心安全な野菜作りに取り組まなければならない」と張り切っている。
 「日ごろの生産意欲が評価されたと思う。感無量です」と話すのは県議会議長賞に輝いた池間さん。JA職員や地域の仲間のアドバイスを受けながら、ここまでこれたと振り返る。
 池間さんは三年前、退職を機に農業を始めた。現在ではカボチャのほか、サトウキビやトウガン栽培も行っている。
 今年度は病害虫被害で大きなダメージを受けた。「それでもめげずに勉強を続けたい」と前向きな姿勢だ。今後の目標について池間さんは「消費者のニーズに応えられるようなカボチャ作りをしていきたいです」と意気込みを話した。
 

中性脂肪/他地区より若干多め

06年度住民健診結果


 今月三日に市中央公民館で行われた「健康を語る宮古人の集い−減ら脂体みんなでとりくむぷからす健康」で、二〇〇六年度の住民健診結果が発表された。上野地区に焦点を当てると、男性の中性脂肪率が旧市町村の中で最も高くなっていることが分かった。
 上野地区と人口割合がほぼ等しい下地地区と比較すると、BMI(肥満度数)、血圧、中性脂肪、肝機能が若干高めとなっている。また、数値自体は前年度と大きな変化はないという。
 宮古島市上野保健センターの江嶋弥生保健師は「生活習慣病を測定するBMI数値は大丈夫でも、腹囲が危険値の方々が多い」とメタボリックシンドロームへの注意を促している。
 今月二十日には市上野支所でオトーリカード発行が行われる。同センターでは多くの参加を呼び掛けている。
 


大綱を再利用
土壌流出を防止、肥料にも
宮国集落
 

砂川さんのサトウキビ畑
土壌流出防止に再利用されている大綱=砂川さんのサトウキビ畑

 宮国在住の砂川孔さんと宮国正昭さんのサトウキビ畑では、旧盆(八月八日・ストゥガツ)に行われた大綱引きの綱を土壌流出防止のための堤防として再利用している。二人によると大綱は肥料としても価値があるらしく、西の大綱を引き取った砂川さんは「大綱は土が外に流れるのを防ぐ堤防の代わりになるし、一年もたつとボロボロになって上等の肥料になる」と話した。
 大綱は十四歳の子どもらが中心となって集めた「キャーン」(シイノキカズラ)によって作られている。綱引きで使用された大綱は、頭部を東西の御嶽に奉納するが、余ったものはこのように再利用している。
 砂川さんによると三十年前、余った大綱はまきの代替として子どもたちに配っていたという。
 東の大綱を引き取った宮国さんは「子どものころはキャーン探しに行った日数が一日だったら一bという感じで配分されていた。当時はそれをまきの代わりに使っていた」と振り返る。
 



目標は県大会で1勝

上野中学校硬式テニス部
 

上野中学硬式テニス部のメンバーら=上野中学校
上野中学硬式テニス部のメンバーら=上野中学校 
 

 三年前に発足して以来、中体連で二連覇を果たすなど、勢いに乗っているのが上野中学校硬式テニス部。今月末に那覇市で行われる新人戦に向け「宮古島の歴史に残るような成績を残す」と張り切っている。
 これまでは県大会で満足できる結果が残せなかった。宮古島市に中学硬式テニス部が二校しかないことや、歴史自体浅いことが背景にある。
 このような状況の中で、部員たちは父母らの協力に支えられながら練習に取り組んでいる。今月二日からコーチとして、テニスを指導している西野正二さん(69)は「スポーツは常に進化がなければ、やる気が起きない。今は主体性を伸ばすため、練習の方法を教えている」と語った。
 部員の目標は「県大会で一勝して、宮古島の歴史に記録を残す」こと。上地貴之主将は「テニスの面白さや楽しさを宮古島全体に広げていけるよう頑張りたい」と意気込んでいる。部員は次の通り。(敬称略)
 【二年】上地貴之▽砂川清哉▽関雄大▽狩俣遼【一年】平良翔大▽狩俣翔太▽上地将樹
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


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