ぷからすプレス

まちからむらから
 
い ら ぶ
 

(2007/02/02掲載)

 

この人ひとこと宮古と伊良部を結ぶ仕事
  嘉 隆子さん(45歳) 合資会社 はやて海運事務員
 
 四年前からはやて海運で事務員として勤務。観光バスの予約や、観光客からの問い合わせなど、一日に約二十−三十件の電話
対応をしている。
 「数年後に伊良部架橋は完成するが、海運業は年中無休で伊良部と宮古を結ぶ大事な役割を担ってきたと思う。今後も便利で
安全な生活ができるよう頑張っていきたいです」と語った。
                                 

カボチャ出荷始まる
目標出荷量は約180d

ピークは今月10日


県外出荷に向けて箱詰めされるカボチャ=JAおきなわ伊良部支店集荷場

 伊良部島でJA管内の生産量宮古一を誇るカボチャの出荷が今月二十三日から始まった。総出荷量は百八十dを計画している。今月二十三日の初出荷では約三dを県外に出荷した。ピークは今月十日前後。降雨不足により種まきの時期が一カ月ほど遅れたことが要因だ。

 伊良部島におけるカボチャ生産量は急増傾向にある。〇三年度が四十五d、〇四年度百二十五d、〇五年度が二百二十九dと年々増加。〇五年度はJAの地区取扱量四百十七dの五五%と、宮古一の産地に成長した。
 今期は昨年度と比較すると四十九d減の百八十dの見込み。目標生産量が減少していることに関しJA関係者は病害虫による被害と悪天候の二つを挙げている。JAおきなわ宮古営農センターの宮平玄良営農指導員は「今期は減量となるが、質的には良い出来」と評価している。
 カボチャ栽培を始めてから三年目となるJAカボチャ専門部会伊良部支部長の長浜匡さんは「雨不足で播種時期にばらつきが出たが、順調に成長している」と話した。
 伊良部では三十六戸の農家がJAの指導を受けてカボチャ生産に取り組み、着々と生産量を増やしている。JAの買い取り販売によって農家収入が安定したことと、消費者の国内志向の高まりや、サトウキビの年内創業に伴う収穫後地の有効利用、JAの栽培管理指導の充実などが背景にある。
 今月二十五日には現地検討会も行われ、農家一人ひとりを対象に現地指導が行われた。沖縄本島から訪れた指導員は「今の状態を維持すれば良質のカボチャができる」とアドバイスしていた。
 

親子そろって和気あいあい

佐良浜中学校 第8回親子運動会
 


会場を盛り上げたムカデ競争=佐良浜中学校

 第八回となる親子運動会(主催・宮古島市立佐良浜中学校PTA)がこのほど佐良浜中学校運動場で行われた。会場には父母のほか、お年寄りらも多数集まり、二人三脚やムカデ競争などで親子のきずなを一層深めた。
 同運動会は家庭や地域の状況が大きく変化する中で、PTAを主体として学校・家庭・地域の連携を一層促進し、教育環境を整えることが目的。
 三年生にとっては最後の運動会とあって応援や競技に一段と熱が入った。友利肇教頭は運動会を振り返り、「親子そろって競技に参加することで、とても良い触れ合いの機会になったと思う」と話した。
 


民家からノッポキビ出現
高さ5.9b、目指すは7b
長浜集落
 

長浜の民家にある5.9bのサトウキビ=長浜集落

 長浜集落の民家から、にょきっと出ているサトウキビが周囲の話題となっている。高さは五・九b。植えられている場所は二平方bほどの小さな庭。その高さは二階建ての家の天井まで達している。
 キビの品種は不明。強風で折れないように添え木を施してある。庭には数本のキビも植えられており、それぞれ四、五bの長さまで成長している。
 栽培している住民によると苗の残りを家の庭に植え、週一度水やりをしていたらこの高さまで成長したという。
 今後、どこまで成長するか付近の住民たちも興味津々。「どこまで伸びるか楽しみにしている。あと一bくらいまでは伸びるのではないか」と期待を寄せている。
 


地域の発展に意欲
伊良部字長浜
新自治会長、立津義一さん(59歳)
 


自治会の発展に全力を尽くすと語る立津さん

 宮古島市伊良部の字長浜地区で、昨年四月から十月までの七カ月間、自治会長が不在となった。異例の空白期間だった。
 長浜地区の有識者らは、「由々しい出来事だ」と口々にし、新自治会長の候補者探しに奔走。有識者らは、何回も会合を開き、人選作業を行った。新自治会長に白羽の矢が立ったのは、立津義一さんだった。
 有識者らの決定は、立津さんに伝えられた。
 立津さんは「那覇に住む兄弟たちと相談してから返答したい」と、急な申し入れに戸惑いを隠せなかった。
 「あの時は、びっくりした。自分が選ばれるとは…」と振り返る。
 兄弟たちからは、「長浜部落の発展のために『頑張れ』」という激励の言葉が返ってきた。立津さんはためらうことなく「よし、頑張るぞ」と答えた。晴れ晴れとした表情だった。
 立津さんは、有識者らに新自治会長の快諾を伝えた。全員に笑顔の輪が広がり、盛大な祝宴を挙げた。新自治会長には、昨年十一月一日付で就任した。ボランティアで無報酬。
 長浜地区の今年一月末現在の世帯数は二百八十八戸、人口七百八十人(男性三百八十八人、女性三百九十二人)。
 今後の活動について、こう語る。
 「地域の美化活動に力を入れたい。宮古島市から花の苗を提供する話があり、その苗を地域の主要道路の街路樹升などに植え、花いっぱいの長浜地域にしたい」と目を輝かす。
 新自治会長に就任してから、三カ月が過ぎた。
 「やって良かった。いろんなことが勉強になった」と語り「長浜地区の先輩と後輩たちには、アララガマ(不撓不屈)の精神があり、住民の根性は他の地域の住民には負けない」と誇る。
 長浜地区の格言を肝に銘じる。「心は一つ 心を分かち合い 手を取り合って行こう」。
 



県一番を目指す

佐良浜小学校女子バレーボール部
 


佐良浜小学校女子バレーボール部の皆さん=佐良浜小学校 
 

 「本当の実力を発揮できれば県大会でベスト4以内に入ることができるチーム」と監督の前泊和志さん(二四)は太鼓判を押す。宮古島市立佐良浜小学校女子バレーボール部は昨年の六月と十二月の県大会でベスト8まで上り詰めた強豪だ。
 チームが誇る武器は宮古で一、二位の高さを誇る上地真里子主将(五年)が打ち放つアタック。真上から下にたたき付ける攻撃はチームの切り札だ。
 今年三月には六年生が引退し、現在の五年生が主体となる。課題は基礎能力とメンタル面の強化。相手が強豪だと、「負ける」という思い込みがプレーに出てしまうという。
 新チームの目標は「まずは一勝!」。三月に行われる新人戦に向け、チーム一丸となって日々練習に取り組んでいる。
部員は次の通り。(敬称略)
 【六年】濱川真綾▽池間和奏▽国吉玲奈▽与儀奈津美▽具志堅悠里【五年】上地真里子▽武富樹▽浜川楓▽下地茜▽比嘉悠【四年】長嶺美南海▽与儀由里菜【三年】長嶺琴星▽仲宗根沙弥▽洲鎌真凛
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


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