ぷからすプレス

まちからむらから
 
ひ ら ら
 

(2007/01/18掲載)

 

この人ひとこと「友達たくさんほしいな」
  根間 陽佳ちゃん(6歳) 宮古島市立狩俣幼稚園
 
 通称「パンダちゃん」ことパンダの人形と一緒に、いつも元気いっぱいの陽佳ちゃん。通っている狩俣幼稚園では同年代、同世代の子が陽佳ちゃんしかいなく、「女の子の友達がほしい」と願っている。
 お母さんのえりかさんはママさんバレーの名選手。いつかはお母さんのような選手になることが将来の夢。「ケーキ屋さんをしながら、バレーもうまくなりたい」と夢は広がる。

                                 

働くあなたを応援します
キャリアアドバイザー  平岡敏子さん(51歳)
女性の就労支援に意気込む


女性の就労に関する相談を受ける女性と仕事研究所認定キャリアアドバイザーの平岡敏子さん=ゆいみなぁ

 「女性は子育てや家事で仕事が中断してしまったり、再就職が難しい状況にあったりする。社会に出て何かをしたいと考えている女性たちの後押しすることが私の仕事です」と話すのは女性と仕事研究所認定キャリアアドバイザーの平岡敏子さん。昨年十月二十二日から毎週金曜日、午後二時から午後五時の間、ゆいみなぁ(宮古島市働く女性の家)で職業選択や多様な働き方をサポートし、就労に関する相談を受ける「女性の就労支援相談事業」を開催している。

 これまで同相談会には、三十代から六十代までの女性を中心に約十人が訪れている。相談の内容は「履歴書の書き方」や「起業について」、また「社会に出て起業したいが、不安が多い」などさまざま。
 今月十二日、履歴書の書き方について相談に来ていた五十代の主婦=平良=は昨年、長年続けてきた仕事を辞めたばかりだった。平岡さんは再就職に向け、これまでのキャリアを整理し、何が自分のアピールポイントになるかを助言したという。
 この主婦は「いろいろアドバイスを頂いて大変良かった。これから自分が何をやりたいのか、今までのキャリアを整理し考えていきたい」と感想を語った。
 個人が抱えている問題を解決するのではなく、話を聞いて考えをまとめるよう促したり、関連する団体や行政サービスを紹介するケースもある。
 平岡さんは相談を受ける中で以前と比べると、社会に出て活躍したいと思う意欲的な女性が増えていると感じるという。しかし、育児や家事を担う女性がまだまだ自己実現できていない状況を指摘している。
 相談に来る年齢層で多いのは四十代。子どもが成長しひと段落ついたころに「自分は外に出て働きたい」と思うが、育児や家事をしながら子育てできる環境が少ないという。
 平岡さんは「子育てをしながら、自分のやりたいことも安心してできる社会環境の整備が必要」と訴え、「外に出るだけではなく、家にいても多様な働き方があるということも知ってほしい」と呼び掛けている。
 

今後の計画など確認

第一、第二民児協 1月定例会
 


第一民児事協の定例会は復帰記念広場で行われ、親睦グラウンドゴルフで汗を流した。


第二民児協では定例会後に新年会が行われ、委員らは「トーガニーアヤグ」や三線披露に会場は沸いた

 宮古島市平良第一、第二民生委員・児童委員連絡協議会の一月定例会がこのほど行われた。第一民児協の奥平玄孝会長は「みんなで心を一つにして取り組んでいきたい」、第二民児協の宮里敬一会長は「地域の諸問題解決のために『最善を尽くそう』を合言葉に積極的に取り組んでいきましょう」とそれぞれが決意を新たにした。
 定例会では昨年十二月の活動報告と今後の計画を確認した。その後、新年会をかねて第一はグラウンドゴルフで交流と親睦を深め、第二は舞踊や三線を披露した。
 第一は石垣市を訪問し、福祉施設見学や同市の民児協と交流したことや、機関紙「つなぎ」を発刊について報告。
 第二は沖縄本島で行われた第二十五回県児童養護研究協議会に参加した報告や、今月二十一日に行われる自殺予防を考えるシンポジウムについて話し合った。
 民生委員、児童委員は各自治会や集落に一人ずつ在籍し、地域住民の介護や子どもたちの不登校といった問題の相談、また必要なサービスが受けられるよう関係機関との「パイプ役」としての役割を担っている。市の民生委員推薦委員会によって選任され、厚生労働省から委嘱される。
 


たこ揚げに笑顔
竹の子保育園
 

晴天の下、たこ揚げを楽しんだ園児ら=パイナガマビーチ

 竹の子保育園(玉城竹子園長)が月一度行っているレクリエーションが十一日、パイナガマビーチで行われ、晴天の下、園児たちがたこ揚げを楽しんだ。参加した園児は六十五人。用意した七つのたこをリレーでつなぎながら浜辺を駆け回った。
 「楽しかった」と元気いっぱいの笑顔を浮かべていた塩川力誠君(五つ)は「風が強かったので、たこを持って走ると重く感じた」と感想。仲宗根星奈ちゃん(同)は「海で遊んだり貝がらを投げたり、とても楽しかった」と笑顔を見せた。
 今回のたこ揚げは、園児たちに正月の遊びを経験させることを目的に企画された。池田佳津子主任は「最近はこまや、かるたといった正月の遊びを知らない子も増えてきている」と指摘し、「季節に合った遊びなどを通していろんなことを児童たちに経験してもらいたい」と話した。
 


新名称は「狩俣集落センター」
狩俣コミュニティ施設
今月27日に落成式
 


ほぼ完成した「狩俣集落センター」=平良狩俣

 宮古島市「平良地区美しいむらづくり総合整備事業」の一環として改築工事が行われている狩俣コミュニティ施設の名称が、同自治会が二百五十戸に行ったアンケート調査により「狩俣集落センター」に決定した。今月二十七日午後三時には落成式も予定されている。同集落センターは昨年八月から工事を開始し、このほど施設がほぼ完成した。
 同センターは延べ床面積五百五十五平方b。事業費は約一億円。多目的ホールのほか、和室や小研修室、調理室も設置されている。
 また、太陽光パネルも設置され、余剰電力の売却を通して管理費の節減を狙う。運営は狩俣自治会に委託される。
 池間等志自治会長は「これまでのセンターの利用回数は年間三百回ほどだった。各団体の活動が活発なので、ほぼ毎日利用されている。今後も地域活動の拠点となれば」と話している。
 



九州大会で優勝狙う

宮古農林高校 女子ウエイトリフティング部
 


(左から)与儀さん、翁長監督、砂川さん=宮古農林高校 
 

 今月二十、二十一日に佐賀県で行われる全九州高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会に向け、練習に熱が入っている宮古農林高校女子ウエイトリフティング部。部員は入部したばかりの一年生二人。監督の翁長真由美教諭は「記録は伸びてきている。二人とも三位以内に入賞できるのでは」と期待を寄せている。
 廃部する可能性があった同部を初めに訪れたのが砂川満寿美さんだ。同高校出身でウエイトリフティング日本代表まで上り詰めた狩俣康美さんと狩俣聖美さんに憧れ、入部を決意した。
 同大会ではスナッチで五十五`、クリーン&ジャークで八十`を記録することが目標だ。砂川さんは「優勝目指して頑張りたいです」と張り切っている。
 「砂川さんに誘われ、楽しそうと思って入部しました」と話すのが与儀ひなみさん。「持てる重量が増えるたびに楽しくなってくる」とウエイトリフティングの魅力を話す。
 スナッチで四十五`、クリーン&ジャークで五十五`、計百`を持ち上げることを目指す。二人とも大会本番が待ち遠しそうだ。
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


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