ぷからすプレス

まちからむらから
 
う え の
 

(2007/01/11掲載)

 

この人ひとこと地域の方々のお手伝い
 伊藤 修敬(みちたか)さん(27歳) 介護支援専門員
 宮古島市社会福祉協議会上野支所の介護支援専門員として勤務している。伊藤さんは介護サービスと利用者の調整や、一人暮らし高齢者の申請代行をすることなどが役割。資格は昨年三月に取得したばかり。「早く一人前になりたい」と張り切っている。
 「介護サービスを提供する側ではなく利用者の立場になって地域の方々のお役に立てれば」
                                 


上野地区ジョガーら情熱燃やす
 

第17回 宮古島100`ワイドーマラソン
開催まであとわずか

 第十七回宮古島百`ワイドーマラソン(主催・宮古島市など)が十四日、うえのドイツ文化村を発着点とした宮古路で繰り広げられる。スタートは、百`が午前五時にうえのドイツ文化村、五十`が午前十一時に狩俣中学校東広場、ハーフマラソンの部(二十一`)が午後二時に東平安名崎入口。開会式は大会前日の十三日午後四時から、うえのドイツ文化村で行われる。同マラソンに上野地区から出場する六選手を紹介する。


「なにがなんでも完走したい」と語る原さん

100`は未知の領域
100`の部に出場
原 完さん(33)
 上野地区からただ一人百`に挑戦するのが原完さん(三三)。百`出場は今回で二回目。昨年は10時間45分のタイムで完走した。今回は分短縮の10時間30分以内を目指す。「二度目の挑戦だが、百`はまだまだ未知の領域。一生懸命頑張りたい」と静かに闘志を燃やしている。
 二度目の挑戦ではペース配分と体温調整に気を配る。原さんによるとレース終盤では体内の糖分が欠乏し、走っていても体温が下がるという。前回の経験を生かし、ペース配分を考え状況に応じて服を着分けるよう万全な準備で挑む。
 原さんは宮古島の社会人チームでサッカーをする傍ら、トライアスロンやマラソンに出場する根っからのアスリート。
 出場にあたって原さんは「地元の人の『頑張れ』という声援にはとても励まされる。今回も応援よろしくお願いします」と呼び掛けている。


たくさんの孫たちに囲まれて笑顔を浮かべる垣花さん夫婦

「楽しみながら走りたい」
ハーフマラソンの部(21`)に出場
垣花  義一さん(58)
垣花  ヒデ子さん(58)
 「楽しみながら走る」をテーマに張り切っているのが夫婦仲良くハーフの部に出場する垣花義一さん(五八)とヒデ子さん(五八)。今月二日には高田走ろう会が主催した「走り初め」にも参加し、大会へ向け体調を整えている。
 マラソンを最初に始めたのはヒデ子さん。二十一年前、NAHAマラソンで走る選手たちを見て「この中に入って、自分も走ってみたい」と胸を熱くしたことがきっかけだ。
 ヒデ子さんはワイドーマラソンには五回目の参加になるが、義一さんは初出場だ。
 旧上野村では助役を務めており、同マラソンを支える立場だった。「いずれはランナーとして参加したいという気持ちがあった」と気持ちを新たにしている。
 二人の目標は七人の孫たちに迎えられゴールすること。
 「気負いなく,楽しみながら走りたい」と話している。

(左から)渡真利さん、盛一さん、雅輝さん

3人そろって完走目指す
ハーフマラソンの部(21`)に出場
宮国 盛一さん(35)
宮国 雅輝さん(25)
渡真利一平さん(25)

 海ブドウ養殖やもろみ酢製造を行う「サン宮古」で働く宮国盛一さん(三五)、宮国雅輝さん(二五)、渡真利一平さん(二五)。
 出場のきっかけはそれぞれ異なるが、三人は「そろって完走できれば」と意気込みを話す。
 三人とも宮国集落の出身でワイドーマラソンは初参加。完走への不安はあるものの、時間があればジョギングで体力を鍛えている。盛一さんは「後輩には負けない」と笑顔で話した。出場のきっかけは「ただ走りたかった」と完走に挑戦する。
 雅輝さんは2時間15分以内の完走を目指し、コースをイメージしながらペース配分がうまくいくようトレーニングしているという。
 渡真利さんは「肋骨(ろっこつ)を痛めているので万全の状態ではない」と不安も抱えているが毎日一時間程度、仕事後にジョギングで体調を整え大会に備えている。
 

昔ながらの味よみがえる
黒糖づくりを開始
シートーヤー・上地克冶さん
 


黒糖作りを行う上地さんとスタッフ

 住民と行政のパイプ役として母と子の健やかな成長をサポートする上野地区母子保健推進員。乳幼児健康診査の呼び掛けや家庭での母子の保健に関する問題を把握する。
 これまで、食品に含まれる砂糖の分量の展示や母子健康手帳のカバー作りなどを行ってきた。母親からは「子育てを経験している方が育児のアドバイスをしてくれるので親近感がわく」と好評だ。
 推進員長の伊志嶺モリ子さんは「推進員の役割は親と子に対する気配りと優しさから始まると考えます。私たち自身も楽しみながら頑張っていきたい」と意気込みを語った。
 同推進員では「乳幼児健診や予防接種について気軽に声を掛けて」と話し「孤独な思いで子育てをしているお母さんや健診を受けていない子どもがいなくなることが私たちの目標です」と呼び掛けている。
 

 

写キビ刈り協力助かる
冬休み 子どもたちが手伝い

 


人手の足りないキビ刈りに協力する子どもたち=8日、上野字上野のサトウキビ畑

 宮古島市内のサトウキビ畑では製糖操業の開始に伴って、キビ刈りの真っただ中。市内では八日、小中高校生らが冬休み最後の日にキビ刈りを手伝う姿が各所で見られた。子どもたちは大人とのキビ倒しで交流を深めながら、年末年始でなまった体を動かした。
 県立宮古農林高校三年の砂川直喜君、砂川直樹君、根間悠司君の三人は、六−八日の三日間、同校教員である佐藤勤さんの実家のキビ刈りを手伝った。先生の「人手が足りない」という話を聞いた三人は、協力を名乗り出た。風が吹き、肌寒さを感じる気候でも、三人は半袖でキビ刈りに汗を流していた。
 佐藤さんは「積極的に協力してくれて、とても助かっている。いつもは一週間かかるところを三日で終えられた」と子どもたちに感謝。下地直樹君は「家でじっとしているよりは、正月でなまった体を動かせてよかった」と話し、せっせと作業に励んでいた。
 



上野のバレーを後輩に
上野小女子バレーボールチーム「うえのクラブ」
 


上野小学校女子バレーボールチーム「うえのクラブ」のメンバーら=上野小体育館
 

 上野小学校女子バレーボールチーム「うえのクラブ」。部員の六年生九人は昨年十一月に行われた「りゅうぎんカップ小学生バレーボール宮古地区大会」を最後の大会に、今は上野中学校女子バレーボール部の部員らと一緒に日夜練習に励む。
 同チームは一昨年五月に結成。以降、「声、笑顔、チームワーク、礼儀正しく、動作はきびきびと」をモットーに数々の試合に出場し、同校の女子バレーチームの新しい伝統を築いてきた。
 今後はこれまでの成果を後輩に残すことが課題。同チームでは「中学に進学するまでに後輩ができたら」と新入部員を待ち望んでいる。
 主将の砂川彩希さんは「チームはこれからもっと強くなる」と話し、「中学に行っても今のメンバーでバレーを続けたい」と抱負を語った。
 部員は次の皆さん。(敬称略)
 ▽砂川彩希(主将)▽赤嶺うらら▽平良美寿▽与那覇満璃奈▽砂川彩佳▽下地蘭▽新里咲貴▽砂川瑞希▽砂川沙紀
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


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