ぷからすプレス

まちからむらから
 
う え の
 

(2006/09/29掲載)

この人ひとこと千代田を活性化したい
  我如古 弘さん(63歳)  千代田集落長
 千代田集落長を務める我如古弘さん。このほど地域の敬老会を盛大に開催することができて一安心している。
 「一昔前、千代田では運動会や敬老会などの行事が活発に行われていたが、現在では住民の高齢化に伴い行事が減少しつつある。若い世代の方々にどんどん地域行事に参加してもらい、千代田集落を活性化したい」と意気込んでいる。
                                 

上野小 ドイツ/子どもたち
文通にワクワク
 


 (上)ドイツからの手紙

(手紙の翻訳)
ハロー、レナです。

 ライン川沿いのメーアスに住んでいます。アドルフィナムという学校に通っています。そこにはたくさんの友達と、とても素晴らしい数学の先生(クライン先生)がいます。趣味はたくさん持っています。演劇したり、ピアノを弾いたり、フルート吹いたりします。そして、バレエもやってさらに歌も好きです。ところで、学校のオーケストラにも入っています。
 あなたの趣味は何ですか。学校は好きですか。一番好きな授業は?どんな音楽が好きですか。そして一番好きな映画は何でしょう?
 質問がたくさんありますが、返事を書いてくれたらうれしいです。ではでは、今日はこの辺で終わります。
 


  上野小国際理解クラブの6年生が書いた手紙

(左から)砂川成人教諭、国際理解クラブの六年生、宮國芳美校長=上野小学校

 届いた手紙は四通。ドイツの学校に通う十一歳から十二歳の子どもたちの趣味や住んでいる地域、学校生活について生き生きと書かれてある。手紙は前国際交流員のゲルバー・ダニエルさんが翻訳した。
 平良美寿さん(六年)は「ドイツと日本では授業の時間が全然違うのでびっくりした。向こうの子どもたちがどんな遊びや勉強をしているのかもっと知りたい」と笑顔で話した。
 夏休みが明けると同クラブの六年生たちはドイツへ送る手紙の作成に取り掛かった。相手から返事が返ってくるように「どんな音楽が好きですか?」、「ドイツの学校はどうですか?」と書いた。クラブ長の砂川沙紀さん(六年)は「学校の出来事や自分の趣味などについて書いた。文通を通じてドイツのことをもっと教えてもらいたい」と語った。
 同クラブは一学期にダニエルさんの協力でドイツの文化や社会、学校などについて自主学習を行った。同クラブ主任の砂川成人教諭は「相手の国を知ることより、まず自分たちが住んでいる地域のことを知ってもらいたい。そして、自分たちが当たり前と思っている日常生活が海外から見ると実は当たり前ではないということを学んでほしい」と期待を込める。
 一校一国運動とは地域の国際化の推進、国際化に対応し得る人材およびウチナーネットワークの担い手となる次世代の育成に貢献することを目的としている。豚プロジェクトは一校一国運動の一環で、各学校に一匹ずつブタのぬいぐるみを割り当て、ブタを使者として手紙などを相手国に送り交流を図る。
 同校では一校一国運動として国際協力機構(JICA)の中村可愛さんによる出前講座も行われ、児童らは食料や貧富の格差、識字率など世界の問題を学んだ。
 国際理解クラブの六年生は次の通り。(敬称略)
 ▽砂川沙紀▽宮國佳奈子▽平良美寿▽与那覇満璃奈▽川満綾


ドイツ語講座盛況
ユリアーネさん(国際交流員)が講師

 


真剣な表情でドイツ語を学ぶ受講者ら=博愛ゲート控え室

 国際交流員のマイ・ユリアーネさんのドイツ語講座が五日からスタートした。初級―中級コースが毎週火曜日にうえのドイツ文化村の博愛ゲート控え室で行われている。ユリアーネさんは「ドイツ語は私にとって母国語なので、意識して文法などを考えたことがなかった。私も学ぶことが多いです」と笑顔で話した。
 三回目の講座となる十九日、九人の受講者が集まった。講座はドイツ在住の外国人向けテキストを用いて行われ、受講者は辞書を引きながら「私の名前は○○です」、「あなたはどこからきましたか」といった会話や文法を学んでいた。
 受講者の目的は「ドイツに旅行するとき困らないように」、「ドイツの文化や社会に興味があった」、「ドイツ語を学びたかった」とさまざま。うえのドイツ文化村で案内スタッフをしている長山サツキさんは「文化村を訪れるお客様にドイツ語で接することが出来たら喜ばれると思って受講しました」と話した。 
 ユリアーネさんは「ドイツの言語や文化に関心のある方は気軽に参加してください」と呼び掛けている。

「露店まつり」を開催」
30日に文化村野外ステージ


 第一回んみゃーち露店まつり(主催・同まつり実行委員会)が三十日午後四時から同九時まで、うえのドイツ文化村野外ステージで行われる。
 同まつりでは昔ながらの手作りシーシャーで家周りの演舞を行う「手作りシーシャーガウガウ大会」や「職場対抗カラオケ歌合戦」が催される予定。
 申し込み、問い合わせは、んみゃーち露店まつり実行委員会(電話73・4678)まで。


ちょいワルオヤジ犬!?
森坪さん宅のハッピー

 


「ちょいワルオヤジ犬」ことハッピーと真由夏さん(右)と真愛弥さん(左)=森坪さん宅

 森坪家はお父さんの眞二さん、お母さんの育子さん、長女の真翔莉(まいり)さん(宮高一年)に次女の真由夏(まゆか)さん(上野小五年)と一番年下の真愛弥(まあや)さん(上野小三年)の五人家族。そして、忘れてはならないのが通称「ちょいワルオヤジ犬」のハッピー(四歳・雄・ラブラドール)だ。
 「オヤジ犬」と呼ばれるようになった理由は「子犬のときひげが生えている部分が黒くてオヤジっぽく見えた」。しかし、育子さんが「子犬なのにオヤジはかわいそう」と思い、ハッピーと名付けた。
 そんなハッピーのちょいワルは縄をかみちぎって脱走すること。しかも、なぜかごみ袋をくわえてうれしそうに戻ってくるという。真翔莉さんは「お土産のつもりかな?」と首をかしげる。
 家族の中でハッピーのことが一番大好きな真愛弥さんは「ハッピーは甘えん坊だけど、私が海で泳いでいるとハッピーがぐいぐいと引っ張ってくれる」と笑顔を浮かべる。ちょっぴり子ども思いなところがちょいワルオヤジ犬の由来なのかもしれない。
 

 
      
  
※このページは川越陽一が担当しました。


ぷからす〜ページへ >>>