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 <2005年06/03掲載> |
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梅雨の晴れ間と思えない青空と、吹き抜ける乾いた爽やかな風に、いい気分になったりするこの頃だけど、いつもより長い冬だったので日照不足が農作物によくない影響を与えていると聞く。いっときの心地よさも油断のならないこの頃だ。久松の海で１年ぶりにモズクを採りながら、下地島の方を見て、いっときのこの静けさも油断のならないこの頃だ、と思う。 さて、そんなこの頃ちょっとオススメの話をいくつか。私はテレビではほとんどニュース番組か天気予報か映画しか見ないので、他のジャンルの番組のオススメはできないのだが、ニュース番組ではＣ30チャンネルの「パックインジャーナル」がオススメだ。宮古テレビに加入されていない方には申し訳ない話なのだが。愛川欽也が司会をし、５人のジャーナリストがコメンテーターとしてそれぞれの持つ情報をもとに議論をする番組なのだが、他のニュース番組では出ないような情報を提供してくれる。また５人の対話が、ときに台本なしで話し合っているようにすら思えるほどきわどく、ときには独断に満ちていたりして私には面白い。新聞の番組欄に載っていないので、一度載せてくれるようお願いしたのだが、「検討します」という返事で終わっている。ちなみに放映日は、土曜が11時、19時、深夜１時、日曜が14時の４回で４回とも同じものを再放送している。また平日は同じＣ30チャンネルで夜12時15分から「ニュースの深層」という日替わりの番組があり、これも面白い。これは曜日ごとのインタビュアーが毎回違うゲストを迎えて対談するのだが、私はお気に入りのインタビュアーのときは欠かさず見ている。 また６チャンネルの広域圏事務組合の流している24時間天気予報の番組を、こんな風に活用している人がいる。流れているＢＧＭがなかなか選曲が素敵なので、退屈なときつけっ放しにしていて、そうして聞きながら用事ができるし、目をやれば宮古圏域の詳しい天気や潮の様子を次々繰り返すので飽きないと言う。これは少々、マニアックな活用かもしれないが。 次のオススメはヨーガ。私はヨーガを始めて２年で、それもせいぜい週１回するかしないかで、熱心とはいえない生徒だが、自分の身体のありように合わせて無理せず、自分のペースでできるというのがいい。ヨーガの４つの基本ポーズは、身体の前面を伸ばす（反る）、背面を伸ばす（屈伸）、ねじる、足を上げる（逆転）なのだが、私は屈伸のポーズが好きだ。反りは元気が出るポーズだそうだが、私は苦手だ。屈伸のポーズは心を静める効果があるという。自分に欠けていて必要とするものを身体が求めるのかもしれないと思う。ヨーガは体操と呼吸法と瞑想の３本柱だが、瞑想も普段忙しい人にこそ、ちょうどいいかもしれない。私は瞑想ではなく、ときどき本気で居眠りしてしまう不真面目な生徒で、座禅だと一本、肩を叩かれるところだ。 最後のオススメは、ときには伊良部島を歩こう、だ。去る５月14日、平和行進で伊良部を12キロ歩いた。下地島空港を起点に佐良浜港まで。参加した３００名は、それぞれ「下地島空港の平和利用」を声にしたり、歌ったり、太鼓や空き缶をたたいたり、和やかな行進だった。家族連れや子どもたちの参加も多く、道端の野草の赤い実を摘んで口に入れたり、熱心に植物観察していたり、微笑ましいシーンも見かけられた。平良市内にはめったに伊良部に行かない人もいるようだけど、ちょっと船に乗って小旅行気分になれるし、手付かずの自然の海岸線はとても美しいし、海の中も豊かで覗くのも楽しい。特に下地島空港周辺の海の景観は素晴らしい。伊良部へのピクニックはオススメだ。こんなところを軍事の島に、決してしてはならないと思う。 （宮古ペンクラブ会員・自由自在空間久松館主宰） |
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