2007年(平成19年) 2月2日 金曜日
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前年比4.7%増の333億円/宮古島市07年度一般会計当初予算案
都市マスタープラン策定/自主財源比率15.9%
☆ 大米建設が会社分割/再生向け、体質改善
県内建設業大手の大米建設(本社那覇市、下地米蔵社長)が企業の再編を促す目的で導入された会社分割法に基づき、再生へ向けた会社分割を決めたことが一日までに分かった。昨年末に設立した新会社DYKが建設、生コン、砕石などの事業を継承する。旧会社は管理部門となり、資産や負債の一部を引き継ぎ、資産売却などで債務の返済を進める方針。 同社は昨年十二月に同社役員や取引先企業の法人、個人が出資して新会社DYKを設立。DYKは、三月一日付で「大米建設」に商号を変更し、建設業として再スタートする。旧会社は「港町管理」に変更し、下地社長が新旧会社の社長を兼務。百二十人の社員全員は新会社に移る。 大米建設は、〇四年六月決算で初の赤字を計上。同年から主力取引先の琉球銀行から出向を受け入れ、再建を進めてきた。 同社の仲本靖彦常務取締役は「建設業界を取り巻く厳しい環境は、今後も続いていくものと考えている。時代の波を敏感に察知して対策を取らなければ、乗り遅れてしまう」と指摘。その上で「競争に打ち勝つには体質を改善し、無駄なものを取り除き、時代の変化のスピードに的確に対応していくことが求められている」と述べ、今回の会社分割の意義を強調した。 さらに仲本常務は「わが社は宮古で設立し、八重山や沖縄本島に進出した。沖縄全県で企業の貢献度を高めなければならない」と話した。 大米建設は一九六七年に設立した宮古交通が前身。総合建設業、生コンクリート製造販売業、陸上・海上運送業、石油製品販売業などで業績を伸ばし、〇五年度の完成工事高は八十億九千二百万円で県内五位。 |
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春季キャンプスタート/オリックス
シーズン開幕へ第一歩
プロ野球パ・リーグ、オリックス・バファローズの春季キャンプが一日、宮古島市民球場で始まり、一軍スタートとなった四十三選手が、三月下旬のシーズン開幕へ向け、汗を流した。昨年の秋季キャンプから指揮を執るテリー・コリンズ新監督は「練習がスムーズにいって良かった。今までに見ていなかった選手も能力が高く、昨年より良いチームになると改めて感じた」と、初日を振り返った。清原和博内野手は全体とは別メニューの練習をこなした。 |
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「08年開校予定に変更なし」/農林・翔南統合
県教育庁が住民説明/研究会意見に「全体ニーズではない」
県立宮古農林高校と同翔南高校を統合し、二〇〇八年度の開校を予定している県立宮古総合実業高校(仮称)についての地域説明会(主催・県教育庁)が一日夜、翔南高校体育館で開かれた。宮古地区五高校の同窓会長、PTA会長、元校長で構成する「宮古地区の高校編成整備のあり方を研究する会」が、昨年十月から今年一月までの議論を基に、▽普通科六学級、職業学科九学級とする(伊良部高校は除く)▽統合時期を〇九年に先延ばしする−などとする意見を述べたが、県教育庁側は「開校予定に変わりはない。再考する考えもない」と強調した。 |
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各競技での功績たたえる/宮古島市体育協会
21個人、12団体を表彰
二○○七年宮古スポーツ振興表彰式(主催・宮古島市体育協会)が一日、宮古島市立北小学校体育館で開かれた。〇六年の各競技で優れた功績を残した選手十二人、チーム十二団体、指導者九人に表彰状が贈られた。受賞者を代表して宮古野球連盟の川満時英会長は「高い意識、意欲を持って、日々練習に励みたい。スポーツ競技者の目標になるように頑張りたい」と抱負を語った。 |
☆ 子牛2頭が民家に侵入/市職員捕獲 家主「モーびっくり!」
子牛は乳牛で、近くの牛舎から逃げたらしい。克己さんの妻が午前十一時半ごろ見つけ「なぜ、自分の家に牛がいるのだろう?」と、目を疑ったという。克己さんは住居と一緒に食堂を経営しており、思わぬ珍客に「本当のお客様だったらうれしかったのに」と残念がった。 民家の前は交通量が多く、急に追い出すと交通事故に遭う可能性もあることから、克己さんはしばらく見守ることにした。 牛はなかなか出て行かないので上野支所農政課に連絡した。その後、市職員四人が駆け付け、二十分ほどで首に縄を付けて捕獲。現場から携帯電話を使って飼い主を割り出し、無事に引き渡した。飼い主も探していたという。 農政課の職員は「牛は一頭ではあまり遠くへ行かないが、二頭で一緒に遊んでいるうちに迷子になったのでは」と話し、捕獲作戦がうまくいったことに胸を張っていた。 克己さんは、本土に住んでいた時にも車を運転中、正面からブタが走ってきて、思わず急ハンドルでよけたこともあるという。「動物と縁があるようだ」と笑顔を見せた。 |