2007年(平成19年) 2月1日 木曜日
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きょうから春季キャンプ/オリックス
総勢85人が宮古入り/空港でコリンズ新監督ら歓迎
低迷脱却に期待かかる
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管理職手当全額カット/宮古島市
当初予算案 きょう一次内示
二〇〇七年度当初予算案の編成作業が難航している宮古島市(伊志嶺亮市長)は三十一日、管理職手当の全額をカットする方針を固めた。財源不足を補うための措置で、厳しい財政事情を浮き彫りにした。一般職員の時間外手当も削減した。同市はきょう一次内示する。 管理職手当は五〇%の減額だったが、これをさらにカットし三千三百万円の歳出を抑制した。百三十四人いる管理職への手当の一切が支給されないことになる。ただ一部の管理職の間で強い反発の声があるのも事実。ある管理職は「こんな状況で責任だけは取らされるのか」と憤り、「われわれの手当が全額カットならば、職員の時間外手当もなくすべきだ」と不満の声を上げた。 さらに「行革のスピードが遅過ぎる。まずそういう部分で努力をしてから人件費だ」と主張する声もあり、一次内示後も市内部で同様の不満がくすぶることは必至だ。 一般職員の時間外手当も削減され、これにより千四百万円の歳出を抑えている。 これらの歳出抑制措置で、〇七年度当初予算は何とか帳尻を合わせた格好。最終的には人件費に手を付けて収支バランスを取るという「苦肉の策」とも言える編成作業となった。 庁舎内では一般職の一時金カットの話題も上がるなど、市の財政状況の深刻さがうかがえる。 財政難にあえぐ市の予算編成は次年度以降も厳しいものになることは確実で、市の財政再建に向けた取り組みが注目される。 一般会計当初予算案の一次内示総額は前年度並みとなる見込み。 |
☆ ガソリン2円値下げ/きょうから136円/gに
石油元売りの卸値引き下げにより、宮古のほとんどの給油所できょう一日から、レギュラー、ハイオク、軽油のガソリン価格が一g当たり二円値下げとなる。値下げは約三カ月ぶり。 |
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障害者福祉計画策定へ/宮古島市
3月末までに指針提示
宮古島市障害者福祉計画策定委員会の委嘱状交付式が三十一日、市役所平良庁舎で行われ、伊志嶺亮市長に代わり下地学助役が委員十六人に委嘱状を交付した。今年三月末までに障害者自立支援の総合的指針を定めるとともに、障害福祉サービスの目標量などを掲げる。 |
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整備事業が本格化/パイナガマ公園
駐車場拡張・シャワー室新築
宮古島市(伊志嶺亮市長)が進めるパイナガマビーチ公園整備が本格化している。二〇〇六年度は現在ある駐車場の拡張と老朽化したシャワー・トイレ室を新築する整備が行われる。工期は三月二十八日まで。 |
☆ EM農法で特別栽培/トウガン600`を初出荷
農林水産省新ガイドラインに沿った形で栽培されたトウガンは、苗の段階で四回農薬が使用されているが、その後の定植から収穫までは無農薬で、有機肥料のみを使用。通常のトウガン栽培時に使用する農薬に比べて八割少ないという。特別栽培農産物確認責任者である新垣代表が土壌づくりなどの指導に当たり、友利嘉克さん(49)=下地上地=の畑五eで栽培。昨年十一月初旬に定植し、EMぼかし肥料や葉面散布などEMを徹底して使用し、肥培管理した。 特別栽培されたトウガンは糖度が約九%と、通常の三%より高く、日持ちする。皮が薄く、ピーラー(皮むき)でむける。新垣代表は「化学肥料を使うと味や日持ち、土壌が悪くなる。EMを使うことによって生産者の意識を変えたい。見栄えなどでなく中身であるという品質の良さをアピールしたい」と話した。 特別栽培に関する問い合わせは元氣はうす(電話73・6336)まで。 ◆◆ことば◆◆ 特別栽培農産物 化学肥料を使用したときはその使用量を、化学合成農薬を使用した場合は、その農薬名、用途、回数を表示。農薬と化学肥料の両方について、その地域の通常の栽培法(慣行)より五〇%以上削減して作った農産物。 |