200平成19   月曜日

高校男子、伊良部(宮高2年)が初優勝/全国ジュニアゴルフ選手権
大城(高校女子沖尚2年)、弓削(中学男子石垣第二3年)連覇
中学女子はプレーオフで高田(新潟城東)


高校男子で初優勝を飾った伊良部裕馬=7日、オーシャンリンクス宮古島

 第三回全国ジュニアゴルフ選手権沖縄宮古島大会(主催・宮古島市、宮古ゴルフ連盟)は七日、城辺のオーシャンリンクス宮古島(小学男女5246㍎、中学男女、高校女子5998㍎、高校男子6468㍎、パー72)で最終日を行い、高校男子で伊良部裕馬(宮古高校二年)が6ボギー、1ダブルボギーの80、通算8オーバーの152で回り、初優勝を飾った。今大会で宮古勢としても初めての優勝となった。

 高校女子は大城さつき(沖縄尚学高校二年)は78で通算6オーバーの150で二連覇。中学男子は弓削(ゆげ)淳詩(石垣第二中三年)は79で通算5オーバーの149で昨年に続いて優勝した。


大城さつき


宮城充


高田莉花


弓削淳詩

 中学女子は通算13オーバーの157で並んだ高田莉花(まりか)(新潟県・城東中学校一年)と山口春歌(松島中三年)がプレーオフを行い、2ホール目でバーディーを奪った高田が初日三位からの逆転優勝を飾った。
 今年から新設された小学男女は宮城充(しゅん)(上間小六年)が通算24オーバーの168で、初日の二位から順位を上げ、初めてのチャンピオンとなった。
 この日は強風と寒さで各選手ともスコアメークに苦しみ、アンダーパーの選手は出なかった。高校男子で、初日をパープレーのョで首位タイに立った伊良部はショットに苦しみながらも、要所でパーにまとめ、初日に同じく首位タイにつけた富村真治(興南高校一年)を振り切った。
 中学男子で、初日を2アンダー、70と好スコアで終えた弓削は、この日前半はパットが入らずスコアを落としたが、後半にバーディーも奪うなど盛り返して79とし、二日間で通算149にまとめた。全体でただ一人、140台のスコアとなった。
 伊良部のほかの宮古勢では、小学男女で知念諒典(平良第一小六年)が通算187で七位。中学男子で池間生弥(平良中三年)が通算168で十位タイに入った。
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多良間工場が操業開始/宮古製糖
初日平均糖度14・9度/冷え込みによる上昇に期待


無事故・無災害を願って鏡割りが行われた=7日、宮古製糖多良間工場

 【多良間】宮古製糖多良間工場(仲間時次工場長)は七日、二〇〇六−〇七年産サトウキビの製糖操業を開始した。初日は二百五十八dの原料が搬入され、平均甘蔗糖度は、前期初日より一・一度高い一四・九度の高品質でスタート。最高は一六・六度(前期初日一五・六度)と高く、今後の冷え込みで、一層の糖度上昇が期待されている。今期の収量は前期の二万三千dより五千六百d減の一万七千四百dを見込んでいる。操業は三月二十三日ごろまでを予定。
 この日の甘蔗糖度は、最高一六・六度(前期初日一五・六度)、最低一二・三度(同一一・四度)。全体のうち一八・八%が基準糖度帯(一三・一−一四・三度)で、七九%が基準超、二・二%が基準以下だった。トン当たりの農家の手取り額は二万一千十三円(対策費除く)。
 今期は昨年九月の台風13号による影響や、干ばつなどの影響で、収量は昨年より落ち込むが、担当者によると全体的にみて糖度は良い方向にあるという。
 関係者らを招いた操業開始セレモニーは同日午後二時から行われた。新里光男社長は「五千dぐらいの減少となった多良間は、九月の台風r号の影響があった。サトウキビ農家にとっては、制度が変わる節目であり、改革を乗り越え、サトウキビ産業が未来永劫に発展していくよう祈念する」と述べ、無事故・無災害を願った。
 下地昌明村長は「日本一の黒糖工場が操業開始した。サトウキビは、村の基幹作物であり、経済波及効果の大きい産業。振興のため農家、関係機関の連携を取りながら頑張っていきたい」とあいさつした。
 県宮古支庁の砂川光弘農林水産調整監は「操業が無事故・無災害で素晴らしい黒糖ができるよう祈念する」と語った。
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新年の決意筆に込め/地区小中学校書き初め競書大会
345人が練習の成果競う


345人の児童生徒が新年の決意を筆に込めた=7日、北中学校体育館

 第二十七回全宮古小・中学校書き初め競書大会(主催・宮古地区PTA連合会)が七日、市立北中学校体育館で開催された。宮古各地から計三百四十五人の児童生徒が参加し、新春の競書に新年の決意を込めた。
 年明け恒例の競書は、書き初めをすることによって、年頭の清新な気分を文字に打ち込み、新年の決意を新たにすることが狙い。今年の競書には小学生二百九十七人、中学生四十八人が参加した。
 開会式で、PTA連合会の奈良俊一郎会長は「書道は、精神を落ち着かせ、自分の気持ちを表現するもの。日々の練習の成果を思いっ切り発揮し、素晴らしい作品を仕上げてほしい」と参加者を激励した。
 宮古教育事務所の新崎治所長(代読)は「皆さんは、日本の伝統文化の担い手であり後継者。一人ひとりの決意を筆に託してください」と期待を込めた。審査委員長を務めた立津精一さんは「書道をする人は集中力や鑑賞力、継続する力がつくので、勉強もどんどんできるようになる」などと話し、今後も書道に親しむよう促していた。
 この後、児童生徒たちは一斉に練習を開始。清書に向けて気持ちを集中させていった。清書の時間が始まると児童生徒たちの表情は一変。一筆一筆に神経を集中させ、それぞれ新年の決意を筆に託していた。
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新春に天高く上がれ/新春親子凧揚げ大会
150人の親子連れ力合わせ


力を合わせてたこ揚げした親子連れら=7日、平良のトゥリバー地区

 「第十七回新春親子凧揚げ大会」(主催・宮古ライオンズクラブ)が七日午前、平良のトゥリバー地区で開かれた。親子連れらが過去最高の六十組百五十人が参加した。伝統の手作り宮古だこなどが天高く上がり、冬空を華やかに彩った。参加者らは糸を上手にコントロールしながら、新春のたこの舞に歓声を上げていた。
 凧揚げ大会は、この日の午前十時に開始。正午までは北寄りの風で、瞬間風速は一二−一三b、平均風速六−七b。絶好のたこ揚げコンディションとなった。
 親子連れらは、力を合わせて次々とたこを揚げ、天高く上がると「うわー、すごい」などと歓声を上げていた。
 ひときわ目立った大だこの大きさは、縦二十七b、横二・一b。参加者らは、悠然と舞う姿に驚きと感動の様子で見上げていた。
 表彰式では、主催者を代表して同クラブの下地博会長があいさつ。「これからも青少年健全育成、美しい宮古島づくりにまい進します」と述べ、参加者に感謝の意を表した。来賓で出席した宮古島市教育委員会の久貝勝盛教育長は、「子どもたちには、いろんな体験をさせてください」と激励した。
 大会で最優秀賞を受賞した狩俣結有ちゃん(三つ)は「うれしい」と語った。結有ちゃんは、祖父、母らと一緒に参加した。
 凧揚げ大会の入賞者は次の皆さん。(敬称略)
 【最優秀賞】▽狩俣結有【高くまで昇ったで賞】▽平良榛希【デザイン賞】▽下地龍樹【ファミリー賞】▽松田凛【アイデア賞】▽長濱道真【ハッスル賞】▽おやざとかれん
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さらなる精進誓う/藤間流凰太郎会
華やかに踊り初め


華やかな舞を披露した門下生ら=7日、下地の宮古島東急リゾート

 日本舞踊藤間流凰太郎会(藤間凰太郎会主)は七日、宮古島市下地のホテルで踊り初めを行った。大勢の門下生らが華やかな舞や力強い舞を披露し、新年のさらなる精進を誓い合った。
 踊り初めは、毎年新春に行われている恒例行事。特設舞台では、十三演目の日舞が繰り広げられた。
 池間りつ子こと藤間凰太郎会主の「都風流」の踊りで幕開け。至芸の舞に門下生らは大きな拍手を送っていた。
 次いで「七福神」「春雨」「菊の宴」などが披露され、会場は華やいだ雰囲気に包まれた。
 参加した二十代の女性は「踊り初めで舞うと気持ちが引き締まる。今年も修業に精進したい」と決意を新たにしていた。凰太郎会主は門下生一人ひとりを激励し、さらなる精進に期待を込めた。
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市消防本部Aが優勝/全宮古職域駅伝大会
2区から独走 2位に6分差


1位でゴールテープを切る宮古島市消防本部Aの瑞慶覧朝充=7日、宮古島市陸上競技場

 第三十三回全宮古職域駅伝競走大会(主催・宮古陸上競技協会)は七日、宮古島市陸上競技場を発着点とする七区間二十一`のコースで行われた。二十二チームが出場し、団体の部は宮古島市消防本部Aが1時間11分44秒で、二年ぶり七回目の優勝に輝いた。これまで純職の部と混成の部と二部門でのレースだったのに対し、今回は一般の部に統一。職場専従職員のほか二人までの補強を認めた新ルールおよび、比嘉ロードパークを折り返しとする七区間二十一`の新コースでの開催となった。

 この日の天気は曇り。気温は一五・二度。北北東から吹き付ける強い風が選手らの体力を消耗させる厳しいレース展開となった。
 大会は優勝を奪還したいとする宮古島市消防本部Aと、大会二連覇を目指す航空自衛隊の争いとなった。消防本部Aは、二区(三`)で藤岡正樹が好走し三位から首位に立った。たすきをつなぎ最終七区までトップを譲らず、二位に約六分の大差をつけてゴールイン。また、七区間中四区間で区間賞を獲得し、総合力が光った。

2年ぶり7回目の優勝に輝いた宮古島市消防本部Aの選手ら

 消防本部Aの友利玄三監督は「昨年の雪辱を晴らすつもりでいた。距離が短く負荷が少ない分、三区あたりから優勝を狙えると確信していた。予想していたレース展開だった」と笑顔。「来年も競争心を刺激しながらレベルアップを図り、若い選手を育てながら連覇を狙いたい」と意気込んだ。
 チームをまとめ、三区を力走した亀浜良太主将は「二区、三区で差をつけていくという作戦で展開し、うまくいった。昨年の敗北を胸にチーム一同闘志を燃やしていたので、来年もまた連覇を目指して練習を強化していきたい」と白い歯をこぼした。
 【総合成績】@宮古島市消防本部A=1時間11分44秒A航空自衛隊=1時間17分35秒Bあけぼの学園=1時間18分00秒C共和産業=1時間19分34秒D宮古島市役所=1時間22分03秒Eすくばり農園=1時間24分17秒
 【区間賞】▽一区(三`)=下里勝和(宮古土地改良区)10分14秒▽二区(同)=藤岡正樹(宮古島市消防本部A)9分35秒▽三区(同)=亀浜良太(同)10分10秒▽四区(同)=友利誠(同)9分55秒▽五区(同)=赤嶺正人(同)9分55▽六区(二`)=田村公希(航空自衛隊)7分02秒▽七区(四`)=平良国治(宮古森林組合)13分35秒
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