2006年(平成18年) 11月3日 金曜日
☆ 勝利誓いガンバロー三唱/宮古でも出発・出陣式
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イーザト街/午前零時ネオン消える
宮古島警察署/風俗営業店を立ち入り査察
十月十一日未明に発生したコンビニエンスストア前殺傷事件を受けて、宮古島警察署(岸本亮署長)はこのほど、事件現場周辺の夜間巡回パトロールと風俗営業店の立ち入り査察を行った。査察ではイーザト周辺店舗の風営法の違反はないかチェックし、風営法違反(無許可営業)で数店を検挙した。宮古島署は「年末に向け今後とも取り締まりを強化していく」としているが、経営者らは「客の入りが減り苦しい状態」と悲鳴を上げている。立ち入り査察を行うことはきわめて異例。現在イーザトは午前零時を過ぎると、ネオン灯が消え、以前のにぎやかさは陰を潜めている。 立ち入り査察は十月二十−二十二の三日間、午前一時から同三時まで抜き打ちで実施。風営法では午前零時以降の営業を認られていないため、▽営業時間▽営業許可書の有無▽「未成年立ち入り禁止」表示の有無▽金額設定−などの確認を行った。 今回、検挙された店舗は風俗営業許可を受けておらず、かつ午前零時以降の接待業を営んでいた。査察の期間中、数回の指導を受けたが改善が見られなかったため検挙された。 取り締まりを受け、宮古島地区社交飲食業組合の奥平玄信会長らは同署を訪問。同署から「平良で発生した殺傷事件を受け、全国で宮古の治安に対する指摘の声が上がり、飲食店も含めパトロールした」との説明があったという。 これを受けて同組合は組合加入店に対し「午前零時を過ぎたら、看板の電気を消し、おおっぴらな営業を控えるように」と通達。奥平会長は「多数の人々に支えられて営業をしているので警察にも協力したいが、すぐに変更することは難しい。深夜まで営業している店に関しては閉店時間を一時間繰り上げるなど、少しずつ短縮するよう呼び掛けていく」と話した。 イーザトでスナックを営む女性は「急な取り締まりに驚いた。飲み屋は二、三次会での利用が多いので、客の入りが減った」と困惑している。 |
☆ 古波蔵容疑者を起訴/コンビニ前2男性殺傷事件
宮古島市平良のコンビニエンスストア駐車場で男性二人を殺傷したとして、那覇地方検察庁は二日、殺人と殺人未遂の罪で無職古波蔵透容疑者(30)=同市平良字下里=を起訴した。 起訴状によると、古波蔵容疑者は十月十一日午前四時三十分ごろ、宮古島市平良のコンビニエンスストア駐車場で男性二人に対し、殺意を持って、持っていた洋出刃包丁で腹部や胸部を突き刺すなどし、一人を胸部刺創に基づく心臓損傷により死亡させ殺害、一人を全治約一カ月間を要する腹部刺切創、外傷性胃穿孔の傷害を負わせたとしている。 |
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盛大にミャークヅツ/パレードで大漁豊作祈願
西原地区
この日は、昨年の祭りから一年間に生まれた子どもを神に報告し、健やかな成長を願う儀式「マスムイ」が早朝五時ごろに仲間御嶽で行われた。対象の子どもは三十三人。 午後には、男性たちが仲間御嶽前を出発して約一`の道のりでパレードを繰り広げた。路上では、大司や神司らを中心にした女性たちが扇を片手に富を招く動作を繰り返し、男性らを迎え入れた。 パレードは、集落内にある「ジャ(座)」という聖地で終了。中央に建つ相撲小屋では、昨年ニガイウヤに入会した男性たちが奉納相撲を取り、会場を沸かせた。最後には全員で円陣をつくり、クイチャーを踊って盛り上がった。 |
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納期内収納を呼び掛け/国保事業安定化月間
市全域で車両パレード
国民健康保険事業安定化推進月間(十一月)の一環で宮古島市地区国保協議会(國仲清正会長)は二日、宮古島と伊良部島で車両パレードを実施して国保事業の重要性と国保税の納期内収納を広く呼び掛けた。 |
☆ 宮古島市に功労賞/健康都市連合総会市長サミットで
この大会には、健康都市を推進する連合加盟の五十六国・地域から二十の国と地域の代表が一堂に会した。 宮古島市は日本唯一の理事都市として早くから健康都市づくりに向けた施策を展開。この取り組みが高く評価され、功労賞を受賞した。 大会で市長サミットも行われ「中国・蘇州市における健康都市連合市長宣言」を行った。「健康都市の構築のため、各都市におけるわれわれの経験と目標、戦略を分かち合う」ことを確認。その上で「われわれは都市をさらに健康にし、問題解決を市民のために最重要課題とすることを宣言する。さらにわれわれの責任として市長サミットで分かち合えた経験、そしてコミニュケーションを拡大する。われわれは十月を『健康月間』と位置付け、健康都市構築を国際社会の共通の目標とすること」を宣言した。 大会は二年に一回開催されており、開催地は持ち回り。次回は二〇〇八年に千葉県市川市で開催される。 |