2006年(平成18年) 10月24日 火曜日
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E3給油機/上野給油所に設置
来週中にも稼働
バイオエタノールをガソリンに三%混合して製造する自動車用燃料「E3」の実証試験で、現在りゅうせきのみで稼働しているE3給油機がJAおきなわの上野給油所にも設置され、来週中にも給油を開始する。給油所が二カ所になることで実証車の台数も現在の百台余から約二百台に増える見込み。原油の代替エネルギーとして国が積極的に推進するバイオエタノール事業。国は今後、公用車のみの実証試験ではなく、E3給油機設置台数を増やしながら宮古島内を走る全車両の約二万台でE3を活用する方針だ。
サトウキビの糖蜜から生み出されるバイオエタノールは現在、沖縄製糖内で製造。りゅうせきがガソリンに三%混ぜてE3を製造し、宮古島市や宮古支庁の公用車で実証試験を実施している。 E3給油機は現在、平良のりゅうせきだけに設置されているが事業の拡大に伴って上野給油所にも設置。これにより、これまで宮古島市の平良庁舎や県宮古支庁の公用車を中心に行ってきた給油体系が市の上野庁舎、城辺庁舎、下地庁舎の公用車にまで広がる。学校関係の公用車も対象となるため、総台数は約二百台に及ぶ見通しだ。 さらに国は、二〇〇七年度中に実証車台数を千台に増やす方針。この段階になると公用車のみの実証試験は困難であることから、会社や団体で使用している自動車も対象範囲となる見込み。 現在は環境省中心で実施されているE3バイオエタノール事業だが、〇八年度からは内閣府をはじめ農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省など関係省庁が連携して事業の推進に当たる予定。宮古島内における連絡会議の開催も検討されており、宮古島E3モデルの確立と普及拡大の基礎づくりは着々と進められている。 (山下誠) 写真説明・JAおきなわ上野給油所に設置されたE3燃料給油機=23日、上野地区の上野 |
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ドラゴンフルーツ/県外市場へ初出荷
販路確立への一歩
☆ 農業委の人員増員を /総合事務局など市長要請
沖縄総合事務局や宮古島市農業委員会、市経済部農地整備課国営推進班などは二十三日、宮古島市役所平良庁舎に伊志嶺亮市長を訪ね、国営宮古伊良部地区土地改良事業に伴う農業委員会事務局の職員を増員する協力を要請した。伊志嶺市長は「大事な事業であるので、人員を回せるようどうにか協力したい」と話し、人員増加について努力することを約束した。
市国営推進班では、二〇〇九年度採択予定の国定宮古伊良部地区土地改良事業の土地改良法に伴う資格予定者の農地について、調査を実施しているが、現在、国営受益農地において、三万六千六百四筆のうち、約一万四千二百十三筆(約三八・八三%)の農地が、農業委員会の許可を受けずに耕作や貸し借りをするいわゆるヤミ小作が行われているとの調査結果が報告されているという。 合併前は五市町村職員数計十七人で業務を行っていたが、合併後は七人体制でスタート。職員数の激減により、職員一人当たりの事務量は増大し、事業採択に向けての取り組みが停滞することが懸念されている現状が説明された。 沖縄総合事務局土地改良課の白坂進一管理官は「農業委員会は、通常業務はもとより、利用権の設定および契約などの受け付け、推進、促進を図るための啓蒙(けいもう)、普及活動をしていく大事な役割を担っているが、現在の職員数では業務の停滞が懸念される。ぜひ、検討してほしい」と要望した。 写真説明・人員増員を要請した白坂管理官(左)=23日、市長室 |
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4宮工ワイパー部門3連覇/全国3連覇へ好発進
一般部門は八商工が初V /エコデン県大会
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西川瑚怜さん(宮高2年)名取りに/日本舞踊
西川壱瑚日舞教室から初めて
西川壱瑚日舞教室(西川壱瑚師範)から初めての名取りが誕生した。二十二日、名取りとなった西川瑚怜(こざと)こと宮国麻唯さん(17)=宮古高校二年=が宮古毎日新聞社を訪れ、お披露目と報告を行った。瑚怜さんは「とにかくうれしくて感無量。名に恥じない踊り手になりたい」と決意を語った。
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☆ 池間6段が初優勝/囲碁の県アマ棋聖戦