200平成18  1018 水曜日

東京で宮古島の魅力PR/観光関連300人招き感謝祭
入域客45万人目指す


観光関連の300人を招き感謝祭が開かれた=17日、東京都渋谷区の渋谷エクセルホテル東急

 【東京都で砂川智江】「ずぅ〜ずぅ〜宮古島(みゃーくずま)んかい」をテーマに、第九回「沖縄宮古観光感謝祭」(主催・宮古島市、共催・県宮古支庁、宮古観光協会、宮古島商工会議所)が十七日、東京都渋谷区のホテルで開催された。各航空会社や旅行会社など観光関連約三百人を招き、宮古の魅力をPRするとともに、日ごろの誘客活動に謝意を示した。伊志嶺亮市長は「昨年は観光入域数四十万人に迫る勢いだった。今後は四十五万人を目指したい」と、観光振興に向けた今後ますますの協力を呼び掛け。会場は宮古一色に染められた。
 同感謝祭は、観光関連業者に感謝の意を表するとともに、宮古観光の振興に寄与することを目的に開催。宮古島市誕生後は今回で二回目の開催となった。
 主催者を代表してあいさつに立った伊志嶺市長は「宮古の観光業は順調な伸びを見せている。宮古島が元気なのは皆さんのバッグアップがあってこそ」と参加者した関係者に感謝した。
 日本航空東京支店の宍戸幹尋氏は「今後も宮古島への送客に尽力したい。宮古はスポーツアイランドとして特化し、誰でも参加できる大衆的なスポーツイベントを打ち出した方が良いと思う」と提案。全日本空輸上席執行役員営業推進本部の四十物実副本部長は「十一月から三月までの冬の沖縄キャンペーンを大々的に実施する。宮古島入域数四十五万人を必ず達成しよう」と呼び掛けた。
 会場は、クイチャーパラダイスの宮古民謡演奏で幕開けし、オトーリが回って和やかな雰囲気で進行。ドラゴンフルーツやマンゴーも並べられ、参加者らは南国の夏気分を味わった。宮古観光協会青年部が、トライアスロン大会やミヤコロックフェスティバルなど宮古を代表するイベントを映像で紹介し、熱く楽しい雰囲気を参加者らに伝えた。
 毎年参加しているという沖縄ツーリスト旅行開発課の市川昌利課長は「宮古は人の良さが魅力。観光商品の促進にはホテルや土産屋も含めて関係者が団結して取り組むだけでなく、隠し事は一切なしで直球勝負で臨むため、質の良い仕事に結び付く」と話した。
 昨年宮古島を訪れた観光客は目標の四十万人に対し、三十九万九千二百九十八人の実績だった。今年は、四十一万人を目標としている。
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スナッグゴルフ 全国一の狩俣小に続け
ゴルフ連盟 4校にクラブ贈る/児童ら「楽しく練習したい」


具志堅さん(右)、下地君(右から2人目)に、クラブを手渡すゴルフ連盟の上地会長(左)、野津武彦副会長(左から2人目)=17日、宮古島市役所平良庁舎

 宮古アマチュアゴルフ連盟(上地安増会長)と宮古島市教育委員会(久貝勝盛教育長)は十七日、宮古島市内の四小学校にスナッグゴルフセットをそれぞれ一セットずつ贈呈した。同日、市役所平良庁舎で贈呈式が行われ、宮原、宮島、西城、伊良部の各小学校にセットが贈られた。各校の児童を代表して宮原小学校の具志堅鈴奈さん(六年)は「私たちのためにすてきなセットをありがとうございます。狩俣小の(全国大会優勝の)活躍を見ていて、私たちもやってみたいと思っていた。楽しく練習したい」と感謝した。
 贈呈式には、児童代表で具志堅さんと西城小の下地勝智君(六年)、宮島小の伊計喜和子校長、西城小の下里隆校長、伊良部小の国仲富美男校長、宮原小の与那覇止教頭らが参加した。 
 贈呈した上地会長は連盟としてジュニアの育成に力を入れていることを説明しながら、「ゴルフは自己申告のスポーツで、それが子どもたちにとって素晴らしい教育になる。あいさつも必ずするようになる」と効果を強調。「宮古の子どもたちに立派に育ってもらうことが目的。スナッグゴルフが育成に少しでも役立てば」と述べた。
 狩俣小学校ジュニアゴルフクラブが九月の全日本ジュニアゴルフ決勝大会スナッグゴルフの部で優勝し、注目度が上がっている中での贈呈式。久貝教育長は「良いタイミングで子どもたちの意欲を刺激するプレゼント。大変感謝している」と笑顔を見せた。
 訪れた各校の校長らに「子どもたちのため、地域のために使ってほしい」と願った。
 また、日本航空国内営業部の藤田克己部長は「団塊世代向けのロングステイ用観光開発も有効では」と提案。JALツアーズの須藤元社長らは、商品企画の方針に関し「都会の人が欲するものと、観光地元の考えに差があるケースもある。地元が(観光客に)見せたいものをうまく加工して商品化できるよう現地に通って関係を密にしていきたい」と述べた。
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ドナー登録 2日間で88人/骨髄バンク
支援する会 「関心の高さを反映」


宮古で初めて実施された骨髄バンクドナー登録会=17日、宮古島市役所平良庁舎

 宮古で初めての骨髄バンクドナー登録会が十六、十七の両日行われ、計八十八人が登録した。実施した県骨髄バンクを支援する会は「思ってもみなかった数字。骨髄バンクへの関心の高さがうかがえる」と話している。
 ドナー登録会は初日は県宮古支庁で行われ三十三人が、二日目は市役所平良庁舎で五十五人がそれぞれ登録した。
 今回のドナー登録会は、宮古からの要望が多いため開催された。沖縄本島などで実施されるドナー登録会では、一日平均十人程度が登録するという。
 支援する会の上江洲三枝子さんと東恩納美恵子さんは「実施する前は、どれだけの人が登録してくれるか心配だった。登録者八十八人という数字は予想していなかったので、感激で胸がいっぱい。白血病等の患者たちの励みにもなる。協力してくれた関係者にも感謝したい」と話した。
 ドナー登録ができるのは▽年齢十八−五十四歳で健康であること▽骨髄提供の内容を十分に理解していること▽体重が男性で四五`、女性で四〇`以上−を満たす人で、登録者数は全国で約二十五万人、県内では約八千人。
 日本では「骨髄バンク事業」は一九九二年から始まった。これまでに多くの患者を救う実績を上げている。しかし、日本で骨髄移植を必要とする患者は、毎年少なくとも二千人以上とみられておりこのうち、ドナー候補者が見つからない患者は、約二割に上るという。
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「大空の魅力を知って」/久松小でANA航空教室
パイロットの仕事紹介


パイロットらの話に児童らは興味津々だった=17日、久松小学校

 九月二十日の「空の日」と同二十−三十日の「空の旬間」にちなみANA航空教室(主催・「空の日」・「空の旬間」実行委員会)が十七日、宮古島市立久松小学校五・六年生を対象に開かれた。パイロットや客室乗務員らが飛行機での仕事を紹介。児童らは大空を飛ぶ仕事に興味津々の様子だった。
 初めに同実行委員長の内藤一夫さんが「みんなに大空の魅力を知ってもらいたい。何でも質問してくださいね」とあいさつした。
 この後、パイロットの一日を追ったビデオを観賞。フライト前の気象データ確認や機体の点検、離陸から着陸まで慎重に業務をこなすことで、飛行機は安全に飛ぶことができることを学習した。
 整備士の野原茂さんは「飛行機の仕事をするためには、小学校の勉強をきちんとやることと、人を思いやる優しい気持ちが大切」と呼び掛けた。
 最後に砂川弥生さん(六年)が代表で「たくさんの話が聞けてとてもうれしい。これからも体に気を付けて私たちの夢を運んでください」と礼を述べた。
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宮古出身初の女性管理職/琉銀宮古支店の友利ヒロ子さん
「身が引き締まる思い」


宮古出身としては初の女性管理職に昇任した友利ヒロ子さん

 琉球銀行宮古支店(伊芸弘光支店長)の友利ヒロ子さん(48)が十月一日付で、営業調査役(副長)に就任した。宮古出身者としては同行初の女性管理職で、「家族や職場の仲間たちの応援や協力があったからこそ。これからもお客様に喜んでもらえるようなサービスに努めていきたい」と喜びと抱負を語った。
 友利さんは宮古島市久松出身。宮古高校を卒業して、すぐに同行に入社した。以来三十年にわたり、窓口対応や営業などの業務を担当。娘二人にも恵まれ、仕事と家庭を両立しながら「宮古支店一筋」で励んできた。
 同行が年一回行う「昇格試験」には今回、友利さんを含めて六十六人が合格。このうち三人が女性だった。琉銀全体で女性管理職は十七人いるが、宮古出身者は友利さんただ一人だ。
 営業調査役は係長クラスで、宮古支店では支店長、副支店長に次ぐポスト。
 「大城勇夫頭取から辞令を受け取った時には感激すると同時に、身が引き締まる思いがした」と友利さん。「仕事をしていて一番うれしいのは、お客様に感謝される時。これからも宮古のために、微力ではあるが貢献していければ」と意気込みを示した。
 伊芸支店長は「仕事に自信を持ち、後輩たちの目標となるよう日々頑張ってほしい」とエールを送った。
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与那覇さん(西辺中3年)ら8人が入賞
深夜はいかい防止ポスター表彰式


最優秀の与那覇さん(前列中央)ら8人が入賞した=17日、宮古島警察署

 二〇〇六年少年の深夜はいかい防止ポスター宮古地区審査会の入賞者表彰式が十七日、宮古島警察署(岸本亮署長)で行われた。応募総数二十四点の中から▽最優秀▽優秀▽優良▽佳作▽入選−に八点が入賞。入賞者に岸本署長から賞状と盾が手渡された。
 同ポスターの募集は、少年の深夜における非行を防止するとともに、県民意識の高揚を図ることを目的に行われた。
 最優秀に輝いた与那覇千佳さん(西辺中三年)は「すごくうれしい。夜の悪い誘惑を表現するのが難しかった。規則を守り、誘惑に負けない人が増えてほしいという気持ちを込めた」と話した。
 岸本署長は「どの作品も表現力豊かでテーマに沿った素晴らしいものばかり。作品から子どもたちが深夜はいかい防止に興味を持っていることが感じられた」と激励した。
 最優秀、優秀の作品は、十一月に県警本部で開かれる中央審査会へ宮古地区代表として出品される。
 入賞者は次の通り。(敬称略)
 【最優秀】与那覇千佳(西辺中三年)【優秀】山里司(宮高三年)【優良】永井亜矢子(宮高一年)【佳作】鹿川舞(宮農三年)▽松岡基樹(北中二年)【入選】中島潮見(北中一年)▽伊良皆望美(鏡原中三年)▽島尻昌喜(狩俣中二年)
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