2006年(平成18年) 10月8日 日曜日
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ペットボトルごみ出し/9割がラベルそのまま
処理作業に時間と手間/アルミ缶持ち去りも急増
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辺野古V字案に拒否姿勢/仲井真氏が政策発表
県知事選
【那覇支局】十一月の県知事選に向け、与党統一候補の仲井真弘多氏(67)は七日、那覇市銘刈の「沖縄・未来へはばたく県民の会」(会長・稲嶺恵一知事)事務所で政策を発表した。政策の焦点となっていた米軍普天間飛行場の移設計画に伴うキャンプ・シュワブ沿岸部にV字形滑走路二本を建設する政府の代替施設案については「これまでの経緯を踏まえて『現行』のV字形案のままでは賛同できない」との方針を示し、「現行」の部分で「断固拒否」の稲嶺恵一知事とは若干温度差のある方針となった。
十一月十九日投票の県知事選で、仲井真弘多氏後援会宮古連合支部の事務所開きが七日夕、平良西里の同事務所前で行われた。保守系議員をはじめとする仲井真氏を支持する大勢の市民が駆け付け「離島振興に向け圧勝を」と気勢を上げた。 |
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満月の下で豊作を祈願/各地で「十五夜」伝統行事
勇ましくマストリャー/住民こぞって大綱引きも
旧暦の八月十五日に当たる六日、各地区で豊年を祈願した催しが行われた。上野字野原では国選定無形民俗文化財に指定されている「マストリャー」が、平良字狩俣では同地区伝統の「大綱引き」、城辺字福里でも地域の五穀豊穣と無病息災を願う「マストリャー」が、それぞれにぎやかに開催され、中秋の名月の下、根付く伝統行事を堪能した。
上野字野原地区伝統の「マストリャー」は午後十時すぎ、野原公民館で行われた。地域の老若男女が集い、勇壮な棒踊りや優雅な舞いを披露。威勢のいい掛け声とともに、男性の力強さと女性のしなやかさで観客を魅了し、来期の豊年を祈願した。
平良字狩俣地区では、伝統の「十五夜大綱引き」(主催・狩俣自治会)が部落内県道230号線で行われた。満月が辺りを照らす中、「ワッショイ」と威勢のいい掛け声とともに大綱が東西に引かれ、西組が三勝二敗で勝利。向こう一年間の大漁が約束された。
城辺字福里では、同地区内にある神様を祭るブーンミャー(裏番所)でマストリャーが行われた。福里地区内五部落の女性らが四つ竹を手に踊り、同地区の五穀豊穣と無病息災を願った。 |
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久松小/創立100周年の節目祝う
記念式典挙行し発展を祈念
宮古島市立久松小学校創立百周年記念式典・祝賀会(主催・同百周年記念事業期成会)が七日午後、同校体育館で開かれた。大勢の教育関係者や地域住民らが出席。一世紀の節目を盛大に祝うとともに、さらなる同校の発展と久松地区の繁栄を祈念した。 |
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伊良部女子が初優勝/宮古地区高校駅伝
男子は宮高が2連覇
男子第五十六回、女子第二十三回の宮古地区高等学校駅伝競走大会(主催・宮古地区高等学校体育連盟)が七日、市陸上競技場を発着点とする男子二十一`、女子十五`で行われた。男子は宮古高校が二連覇を達成、女子は伊良部高校が初優勝を達成した。区間記録は二つ更新された。 |
☆ イーウキ漁を体験/西辺中生徒が伝統漁法学ぶ
宮古島市立西辺中学校(平良勝也校長)の生徒らは七日、西原地区に伝わる伝統漁法の「イーウキ漁」を大浦湾で体験学習した。生徒たちは、父母の協力を得て入江に張った網に魚を追い込み、先人の生活に触れて知恵を学んだ。 |