200平成18  10 日曜日

第23回トライ/出場選手の募集開始/定員1500人
県来年4月22日号砲/今回も「年齢制限」を適用


第23回大会に向け、多数の応募と住民の協力を呼び掛ける伊志嶺会長(左)=30日、宮古島市役所平良庁舎

 「熱い想い!夢 チャレンジ 宮古島」をテーマに、来年四月二十二日に開催される第二十三回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は、きょう一日から出場選手募集を開始する。事務局必着で十一月三十日まで。参加定員は千五百人。宮古島トライアスロン実行委員会の伊志嶺亮会長(宮古島市長)らが三十日、同市役所平良庁舎で記者会見を開き、募集要項を発表した。申し込みは同実行委員会(宮古島市平良字西里一八六、電話0980・73・1046)まで。

 会見で伊志嶺大会長は「大会は年々盛会になり名実ともに日本一の大会と言われるようになった。世界へネットワークを広げたい。これまでの住民や関係者の協力に深く感謝し、今後の支援、協力をよろしくお願いしたい」と述べた。
 大会は例年通り、下地の与那覇前浜ビーチをスタート、宮古島市陸上競技場をゴールとするスイム3`、バイク155`、ラン42・195`の計200・195`を、制限時間十四時間で行う。
 参加資格は大会当日十九歳以上、六十五歳以下の健康な男女。出場選手からの要望が多い年齢制限の廃止は今回も見送られた。
 大会実行委員会では第二十二回大会優勝のパク・ビョンフン選手(35)=韓国=、第二十一回大会優勝の松丸真幸選手(31)=茨城県=、第二十二回女子一位の塩野絵美選手(26)=東京都=ら国内外の有力選手をはじめ、県勢一位の桑原寛次選手(26)、同女子一位の野沢美佐喜選手(32)ら県内の有力選手を招待する予定。
 参加費は保険料やパーティー費用などを含めて三万円。出場許可通知は、十二月下旬に本人あてに通知される。
 宮古島市の主催となって二度目の開催。  (洲鎌恵仁)
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10競技で熱戦/地区高校新人体育大会


水しぶきを上げながら進む女子背泳ぎの選手=30日、翔南高校プール

 二〇〇六年度宮古地区高等学校新人体育大会(主催・宮古地区高等学校体育連盟)は三十日、六会場で十競技を行い、各校の代表選手たちが、それぞれの競技で熱戦を繰り広げた。
 三年生が引退し、一・二年生による新チームとなって最初の地区大会とあって、各競技ともフレッシュな顔ぶれで練習の成果を競い合った。
 このうち、翔南高校プールで行われた水泳競技では、各選手が自己記録更新を目指し、懸命の泳ぎを見せた。
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親子で管制塔を見学/下地島空港 絵画入選者も表彰
「空の日」で多彩なイベント


管制塔を見学する親子連れら=30日、下地島空港

 九月二十日の「空の日」の一環として、「空の日」事業下地島空港実行委員会は三十日、宮古島市伊良部の下地島空港で多彩なイベントを実施した。絵画展示・絵画入選者表彰式、管制塔見学などが行われ、大勢の親子連れらが航空や空港の果たす役割について理解を深めた。
 一九九二年の民間航空再開四十周年を契機に、広く国民一般に空への関心と理解を高め、航空の発展に寄与するために「空の日(九月二十日)」・「空の旬間(九月二十―三十日)が定められた。
 下地島空港では、伊良部島の住民らに航空の世界に触れ合い、航空や空港に対する関心を深めてもらおうと、恒例の各種イベントを行った。

賞状を手に喜ぶ子どもたち=30日、下地島空港事務所

 絵画表彰式で賞状を手にした子どもたちは、入選の喜びを改めて実感。管制塔見学では、地上から高さ三十三bの管制室を見学した。
 「空の日」絵画展で表彰されたのは次の皆さん。(敬称略)
 【下地島空港長賞】長間勝斗(佐良浜小三年)▽天願早也香(伊良部小五年)▽長濱咲希(同六年)【気象台下地島空港出張所長賞】仲間唯都(佐良浜小二年)▽上地真理子(同五年)▽池間和奏(同六年)【県下地島空港管理事務所長賞】島袋龍輝(佐良浜小二年)▽佐和田翔太(伊良部小五年)▽亀川愛里(同六年)【伊良部総合支所長賞】しまじりこうき(伊良部小二年)▽山原知賀子(佐良浜小五年)▽浜川綾(同六年)【JAL下地島運航乗員訓練所長賞】譜久島優澄(佐良浜小一年)▽洌鎌真凜(同三年)▽与儀奈津美(同六年)【ANA下地島訓練所長賞】仲原祐希実(佐良浜小一年)▽佐和田亜弥(伊良部小三年)▽譜久島薫(同六年)
 【JTA宮古支社長賞】てんがんひなと(伊良部小一年)▽仲間大介(佐良浜小三年)▽佐久田恵佳(伊良部小六年)
 【下地島空港施設社長賞】武富晃(佐良浜小一年)▽与儀由里菜(同四年)▽島尻大輝(伊良部小六年)【伊良部商工会長賞】與儀麻仁(佐良浜小一年)▽天願翔之(伊良部小四年)▽宮国麻衣(同六年)
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シーシャー大会などにぎわう/宮古島市誕生1周年を記念
初の「露店まつり」開催


子どもたちが大会目玉の手作りシーシャーガウガウ大会を楽しんだ=30日、うえのドイツ文化村

 宮古島市誕生一周年を記念したチャリティーイベント「第一回んみゃーち露店まつり」(主催・同実行委員会)が三十日、うえのドイツ文化村で行われ、シーシャーガウガウ大会などの催しでにぎわった。来場者の募金は、児童生徒の教育活動に役立てようと市教育委員会に寄付される。
 このイベントは、市民の交流を促そうと、宮古露店商組合のメンバーらが主催。目玉の「手作りシーシャーガウガウ大会」には、十組の子どもたちが参加し、趣向を凝らしたシーサーとオリジナルの演舞を披露した。シーシャーガウガウは、主に平良地区に伝わる子どもの伝統行事で、旧暦八月十五日の十五夜に、シーサーに扮(ふん)した子どもたちが家々を回り、踊りを披露して褒美をもらうもの。
 また、夕刻をすぎると、優勝賞金十万円を懸けた職場対抗カラオケ歌合戦が催され、八組二十四人が自慢ののどを披露し大いににぎわった。
 主催者を代表して大浦明教委員長は「シーシャガウガウを通して子どもたちが宮古の伝統文化を継承していくとともに、この祭りが秋の風物詩として長く定着することを願う」とあいさつを述べた。
 また、市教育委員会の久貝勝盛教育長は「宮古島市をアピールする起爆剤のイベントに」と激励した。
シーシャーガウガウ大会の結果は次の通り。
 ▽優勝=ヌザツチーム▽準優勝=シーシャーガウガウズ▽三位=ハイサイ来間
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八月踊り・塩川/多彩な演目で魅了
きょう両字で「ワカレ」


正日を迎えた塩川の八月踊り、独特の踊りで観客を魅了=30日、多良間村字塩川

 【多良間で具志堅千恵子】旧暦の八月八日に当たる九月二十九日から三日間の日程で開幕した、国指定重要無形文化財の多良間村伝統行事「八月踊り」。三十日は字塩川で正日(ショウニツ)(初日)を迎えた。会場となったピトゥマタ御願所には、塩川の伝統を一目見ようと朝早くから大勢の地域住民や観光客らが訪れ、にぎやかに八月踊りを楽しんでいた。
 午前十時半すぎ、太鼓や笛の音とともに、舞手が獅子舞を引き連れて登場し幕が開けた。会場のお払いを意味するという獅子舞の勇壮な舞に、子どもたちや観客らは拍手や歓声で応えていた。
 「白髪の老人」が登場する場面では、首から「百四歳」というカードを下げての登場に会場は大爆笑。時折、曲げていた腰を真っすぐに伸ばしたり、観客らに酒を振る舞ったりと愛嬌(あいきょう)たっぷりに舞台を盛り上げた。
 顔を黒く塗った十人ほどの男性が威勢よく踊る「ヨーイシー」や、棒を持って高い声を上げながら活発に踊る「棒踊り」、長寿の大主が妻や子などを連れて幸福や豊年を感謝し踊りを楽しむ「長寿の大主」など、多彩なプログラムに、客は終始笑顔だった。
 また、塩川の組踊りでは、忠臣亀千代が忠節を尽くし、義理と人情を絡めたあだ討ちという内容の「忠臣公之組」や、親の敵を討ち取る物語「多田名組」が演じられた。演者の熱演伝わる厳かな組踊りに、観客らはかたずをのんで見入っていた。
 きょう一日は「ワカレ」と称して、仲筋・塩川の両字で踊りが披露され、八月踊りはいよいよクライマックスを迎える。
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「まーくん」1歳に/宮古島市発足日に誕生
「安心して継承できる社会を」


きょう1日で1歳の誕生日を迎える池間優裕ちゃんと母親の智秋さん=30日、カママ嶺公園

 宮古島市と共に大きな飛躍を─。昨年、宮古島市発足と同時に誕生した池間優裕(まさひろ)ちゃん=市平良=は、きょう一日で初めての誕生日を迎える。
 よちよち歩きの通称「まーくん」は、真新しい靴を履いて日々行動範囲を拡大中。母親の智秋さん(27)は「病気もせず、元気に一歳の誕生日を迎えられることが今一番の喜び」と笑顔を見せる。
 自身、新米お母さんとして発見続きの新鮮な毎日だ。「ついこの間までできなかったことがどんどんできるようになって、子どもの成長の早さには驚くばかり。寝顔を見つめていると幸せでいっぱいになり、不思議ささえ募る」と表情が和らぐ。
 池間家五人家族のアイドルとして、周囲の大人たちにかけがえのない幸福感をもたらす優裕ちゃん。智秋さんは「素直に成長し、将来は人に役立つ大人になってほしい」と願いを込める。
 そして、愛息と誕生日を共にする宮古島市に─。「美しい島として全国に名をはせるとともに、未来ある子どもたちに安心して継承できる社会の基盤づくりを」と強く望んでいる。
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