2006年(平成18年)
8月5日 土曜日
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知事選 下地氏、山内氏に絞る
野党陣営人選会議/統一候補決定は持ち越し
きょう両氏と面談、再協議へ/糸数氏、伊波氏の再考も示唆
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キビの夏植え始まる/宮古全体で3900f見込む
宮古地区で今年のサトウキビ夏植えが始まった。JAは地区全体で約三千九百fの植え付けを見込む。植え付けは、十月中旬ごろまで続く。
宮古島市平良新豊地区では四日、下地弘清さんが苗を植える作業に精を出していた。同所には三日午後に雨が降り、土壌は適度な湿りという。今年は一・二fを植える予定。下地さんは「サトウキビは、台風、干ばつの多い宮古に向く作物。時期が来れば金になる」と良さを話し、収量増加の課題に土づくりを挙げた。
サトウキビ関係機関は収量増の留意点として▽深耕と適度な畝幅、株間▽十分な量の苗植え付け▽欠株を無くす−などを指摘。具体的に十e当たり植え付け本数は畝幅百十a、株間二十五aの場合三千五百七十本、畝幅はハーベスターを使う場合百四十a以上を示している。
JAのまとめによると、地区別の新植夏植え面積は平良九百六十九f、城辺千百四f、下地四百十七f、上野二百九十四f、伊良部八百二十七f、多良間三百fの合計三千九百十一fを計画している。
写真説明・植え付け作業に励む下地さん=4日、平良新豊地区
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「くまから・かまから」発刊/宮古方言傑作選
読者5人にプレゼント
【東京】宮古出身者ら十八人が伸び伸びと島の言葉でつづった「宮古島方言マガジン傑作選 くまから・かまから」(ボーダーインク社)が七月二十五日に出版された。
「みゃーくふつしー のーゆまい ぱなさー(宮古方言で何でも話そう)」と二〇〇一年四月にみゃーくふつメールマガジン「くまから・かまから」(松谷(旧姓徳嶺)初美さん主宰)がメーンライター十二人でスタートした。
宮古のことわざ、みゃーくふつ講座、エッセー、コラム、宮古民謡の解説などを月二回発行し続けている。二、三年前から本にしてほしいという要望があり、五周年記念の意味も込めて発刊することになった。
旧下地町高千穂出身で東京都在住の松谷さんは「自分たちが生まれ育った宮古への感謝の気持ちがつづられている。多くの人に読んでほしい」と話した。
当初から参加し、同級生でもある高橋(旧姓吉平)尚子さん=伊良部出身、神奈川県在住=は「書くことによって自分を振り返ることができた。書き手にとっても癒やされる出会いの場所」と語った。
「くまから・かまから」は、▽ブックボックス宮古店▽麻姑山書房▽とぅんからや▽オキナワ宮古市場▽楽園の果実▽沖縄教販宮古店▽空港売店▽まるきスーパー(伊良部)▽伸学喜書店(同)の九カ所で販売している。二百六十nで定価は税込み千六百八十円。ホームページはhttp://kumakarakamakara.hp.infoseek.co.jp/
なお、宮古毎日新聞社では「宮古島方言マガジン傑作選くまから・かまから」を読者五人にプレゼントする。官製はがきに住所、氏名、年齢を明記の上、「〒906−0012 宮古島市平良字西里403 宮古毎日新聞社『くまから・かまから』プレゼント係」まで申し込むこと。
ただし、本社窓口で受け取ることができる人に限る。8月11日の消印有効。申し込み多数の場合は抽選。当選者は14日付の本紙紙面で発表する。
(菊地優子)
写真説明・発刊を喜ぶ松谷初美さん(右)と高橋尚子さん=東京都港区表参道
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出かけてみませんか?B/宮古島地方気象台
天気の不思議に答えます/データ豊富、資料提供も
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観光安全週間8.1〜8.7(下)
フリープラン型人気で増加/
レンタカー
ピーク期には900台に
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山羊生産組合が発足/販売体制の確立目指す
多良間村
【多良間】ヤギの特産品化を目指す多良間村で一日夜、同村役場で山羊生産組合の設立総会(主催・同村山羊生産組合設立準備会)が開かれた。規約の制定や役員の選出、今年度の事業計画などが議事通り承認され、会長には諸見里朝仁さんが選出された。今後、同組合では肉用ヤギの管理技術の向上や生産拡大、安定した販売体制の確立に取り組む。
この組合は、組合員相互の連絡協議を図りヤギ生産農家の経営安定を図るため、農家の飼養管理および流通の改善向上に努めることが目的。会員二十二人で構成され、組合事務所は同村役場経済課に置かれる。
総会で村経済課の運天宏和課長が「従来から深くかかわってきた『多良間のヤギ』をさらに盛り上げ、畜産振興の一助になるよう力を合わせていきたい」とあいさつ。
諸見里会長は「きょう、組合の産声を上げることができた。組合を大きく育てていくことがわれわれの役目です。組合を大いに盛り上げていこう」と話した。
同村におけるヤギの飼養状況(二〇〇五年十二月末)は、農家数七十五戸、飼養頭数八百十二頭と、宮古全体の約三〇%を占めているが、ピーク時(一九七九年)の二百五戸、二千六百二十三頭に比べると三分の一以下に減少。一部で付加価値を付けた加工製品の製造販売が行われてきたが、安定した生産・出荷体制の確立ができない状況が続いてきた。このため、今年四月から検討会の開催など、組合設立に向け取り組んできた。
今年度の活動計画では、今後の生産や販売、ヤギ肉需要の現状と将来性、飼育技術、衛生管理の向上などの勉強会および意見交換会を予定している。
役員は次の通り。(敬称略)
【会長】諸見里朝仁【副会長】糸数英行【書記】石原寿一【会計】羽地敏哉【監事】西平郁夫▽池間雅英
写真説明・会員らはヤギの生産・販売拡大に向け取り組むことを了承した=1日、多良間村役場
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