200平成18  731 月曜日

親子連れや観光客で沸く/各種イベント満喫
ダンケフェスト

 うえのドイツ文化村ダンケフェスト2006(主催・宮古島市、博愛国際交流センター)が三十日、同文化村を会場に開かれた。夏休み期間中ということもあり会場は多くの親子連れや観光客でにぎわった。入場者は五千人(主催者発表)。澄み切った夏空の下、コンサートやのど自慢大会、「博愛の日」にちなんだ優秀作品表彰など各種イベントが行われ、最後には打ち上げ花火四百発が夜空を彩り、祭りのフィナーレを飾った。
 同フェストは市民ならびに観光客への感謝の気持ちを込めた催し。観光客との交流を通して観光振興に寄与することが目的。今回で八回目。昨年までは旧上野村が主催。合併により宮古島市が初めて主催した。
 スターライトコンサートでは県出身バンド「ザ☆フッカーズ」が出演し、パワフルかつエネルギッシュな演奏で観衆を引きつけた。また、魅川憲一郎ライブでは妖艶なステージで美川憲一さんのヒット曲を連発。大いに盛り上がった。
 全宮古カラオケのど自慢には二十組が出場し、歌声を響かせた。審査の結果、一般の部ではマンゴーアンドピーナッツが、ちびっ子の部では宮国佳奈子さん・平良美寿さんのペアがそれぞれチャンピオンに輝いた。
 また、北小学校ダンス部「ソウルビーンズ」のダンスパフォーマンス、市上野民謡三味線クラブの宮古民謡の演奏など多彩な催しが行われた。
 会場ではドイツ商船ロベルトソン号遭難救助物語ビデオ上映会が行われた。また、ウエディングフェアでは、女性のあこがれのウエディングドレス試着会などが実施され好評を博した。
 実行委員長の伊志嶺亮市長は「合併後、初めての開催。上野村のダンケフェストは宮古島市のダンケフェストになった。博愛の心は宮古全体で共有しよう。最後まで楽しんでください」とあいさつした。
                                       (洲鎌恵仁)

 写真説明・全宮古カラオケのど自慢には20組が出場し、歌声を響かせた=30日、うえのドイツ文化村

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親子で工作楽しいな/104組が夏の思い出づくり
本社主催・ふれあい手作り広場

 「第十九回親子ふれあい手作り広場」(主催・宮古毎日新聞社、沖縄タイムス社、協賛・メイクマン)が三十日、メイクマン宮古店の駐車場内で行われた。合わせて百四組の親子が参加し、カンカラ三線や木製いす作りなどに挑戦し、親子そろって夏の思い出づくりを楽しんだ。
 この日の手作り広場には午前中六十三組、午後四十一組の計百四組の親子が参加した。午前十時から行われた開会式で、宮古毎日新聞社の松原清吉編集局顧問が「安全には十分注意して、夏休みの楽しい思い出をつくってください」などと呼び掛けた。
 工作はカンカラ三線や木製いす、アクリル工作の万華鏡、タイル工作の鍋敷きの計四種類で行われた。それぞれの親子がメイクマンのスタッフから手ほどきを受けて作業に取り組んだ。
 子どもたちは電動ドリルやのこぎりなど、使い慣れない工具を手にしながら真剣な表情で作業に挑戦。お父さんやお母さんと一緒に作業するなど親子水入らずで工作を楽しんでいた。

 写真説明・計104組の親子が工作を通して夏休みの思い出をつくった=30日、メイクマン宮古店
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ラジオ体操で健康づくり/1500人参加、新市誕生を記念
宮古で夏期巡回、全国に放送

 宮古島市誕生記念夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会(主催・日本郵政公社沖縄支社、NHK沖縄放送局、沖縄ラジオ体操連盟)が三十日、宮古島市陸上競技場で行われた。約千五百人(主催者発表)の一般市民が参加し、午前六時三十分からラジオ体操を通して健康づくりに励んだ。参加した伊志嶺亮市長は「健康であることはすべての基本。学校や地域、職場で健康づくりに励んでほしい」と呼び掛けた。この体操会の様子はNHKラジオで全国に放送された。
 宮古島で巡回ラジオ体操が実施されるのは一九九九年以来。午前六時から開会式が行われ、主催者あいさつで日本郵政公社沖縄支社の仲本薫支社長は「きょうのラジオ体操は宮古島市の誕生を記念して行われる。スポーツアイランドに住む宮古島の皆さんの元気な様子を全国に発信してください」などと話した。
 伊志嶺市長は「きょうの体操を機会に、それぞれの職場や学校でラジオ体操を実施し、健康な体をつくってほしい」と呼び掛け、健康都市の推進による宮古島市のさらなる発展に期待を込めた。
 この後、六時三十分からラジオ体操がスタートした。会場の参加者は早朝のさわやかな空気を吸い込みながら慣れ親しんだラジオ体操を開始。軽快なピアノ伴奏に合わせて体を動かし、少しずつ体をほぐしていた。
 この日のラジオ体操には小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の市民が参加。全国各地にラジオ放送されていることを意識しながら、早朝の体操で心地良い汗を流していた。
 体操終了後にはラジオ体操・みんなの体操指導者講習会も行われた。

 写真説明・約1500人の市民がラジオ体操で心地良い汗を流した=30日、宮古島市陸上競技場

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6部門に計74人合格/第14回宮古民謡コンクール

 第十四回宮古民謡コンクール(主催・宮古民謡保存協会)が三十日、JAおきなわ宮古地区事業本部ホールで行われた。六部門に計八十四人が出場して郷土に伝わる歌声を響かせ、七十四人が合格を果たした。同協会の喜屋武稔会長は「全体的にしっかり練習されていることが伝わってくる。子どもたちの出場人数も多く、底辺拡大に期待できる」と話した。
 同コンクールは、伝統文化の発展を図るとともに、卓越した新人芸能家を見いだし、郷土芸能文化の発展を目指すことが狙い。新人奨励賞ジュニア部門(中学生以下)に十一人、同一般部門に三十二人、優秀賞ジュニア部門に七人、同一般部門に十五人、最高賞ジュニア部門に一人、同一般部門に十八人の計八十四人が出場し、各部門に課題曲に挑んだ。
 喜屋武会長は「近年は、学校で三線の授業が行われたり地域の民謡サークルに参加する子どもたちが増えているなどして、郷土文化活動が広がりを見せている。コンクールを通して、ますます民謡に親しんでもらえれば」と話した。
 合格者は次の通り。(敬称略)
 【新人奨励賞・ジュニア】▽久高彩和▽喜屋武智子▽島尻さくら▽下地里以子▽島尻もも子▽与儀文音▽島尻なな子▽城間理瑳▽井上真梨子▽松谷朋美▽宮里実花【同・一般】▽根間春仁▽池間智美▽平良美佳▽大城健▽戸倉さおり▽川満恵子▽真壁玉子▽平良妙子▽角井茂▽親川榮喜▽乾麗子▽浜元恵美子▽金城ふみえ▽比嘉正輝▽川満七重▽高江洲ゆか理▽中島功▽前里さおり▽与儀百合子▽野原勝▽仲間和美▽屋良麻紀子▽下地操▽真境名達▽西里太志▽池間早苗▽前里和哉▽前田由香▽小笠原恵子▽荻野亮▽山内豊【優秀賞・ジュニア】▽砂川莉緒▽池田安佳梨▽天久倫太郎▽豊見山愛梨▽嘉手川愛梨▽野崎優奈▽奥平春紀【同・一般】▽島田セツ子▽伊佐政子▽嵩原千春▽下地和枝▽奥松千恵美▽外間キク▽松川順子▽名嘉妙子▽露木正美▽宮国キヨ▽下里徳光▽仲間トヨ▽砂川ヒロ子【最高賞・ジュニア】▽玉城優美【同・一般】▽荷川取恵美子▽下地梨加▽本村一子▽謝花ツル▽仲宗根定勇▽下地シゲ子▽池城義雄▽玉城竹子▽前川勝子▽伊舎堂義男▽前里佳江

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平一FCが準優勝/やびじカップ争奪サッカーフェス

 交流少年サッカー宮古島大会2006やびじカップ争奪サッカーフェスティバル(主催・宮古サッカー協会)が三十日、前福多目的運動場で決勝まで行われた。沖縄本島などのチームを含む計十チームが参加。熱戦の結果、古蔵ウィングス(那覇市)が優勝した。準優勝は平良第一FC。
 この大会は他地域の子どもたちが集まり、サッカーを通して交流することと、心身の健全育成と技術の向上を図ることが目的。
 優秀選手は次の通り。
 ▽最優秀選手賞=島袋克樹(古蔵ウィングス)▽優秀選手賞=山内一馬(同)、金城亮汰(FC西崎)、高良銀(八島ストライカーズ)、下里翼(マティダ東FC5年)、下地和也(沖縄宮古南FC)、与那覇和八(久松FC)、友利諒平(平良第一FC)、砂川恵輔(宮古北SC)、宇座和希(マティダ東FC6年)、樋園倭士(高良FC)

 写真説明・準優勝した平良第一FCイレブン=30日、前福多目的運動場
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クバマ海岸で清掃活動/パーントゥ子供会 発足後初の活動

 島尻地区のパーントゥ子供会(下地奈穂美会長)は三十日、クバマ海岸で清掃活動を実施した。約百人が海岸に漂着した発泡スチロールやペットボトルなどのごみを拾い集めた。
 同会は今月発足したばかりで今回が第一回の活動。子どもたちのボランティア精神を養うことを目的に実施した。防犯協会島尻ぱーんとぅ支部が協力し、地域の美化活動に汗を流した。
 子どもたちはごみ袋を手に、岩場や木陰に隠れた漂着ごみを探し回った。ごみのバーコードを見ることで、どこの国から流れ着いたものなのか分かることが説明されると、一つ一つ確認しながら拾っていた。
 清掃活動の前にはパーントゥの里会館で平良海上保安署の署員らが紙芝居などを使って講話。海にごみを捨てると海洋生物などに影響を与えることを分かりやすく説明した。同会の下地会長は「自分の地域は自分たちできれいにすることを分かってもらいたい」と話した。

 写真説明・漂着物を拾い集めた子どもたち=30日、クバマ海岸
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