2006年(平成18年) 5月26日 金曜日
☆
2億9000万円を補償/05年度共済事業実績
課題は「きび共済」加入の促進/総代会開き事業計画を決
☆ 「シー、シー、シー」ツマグロゼミ初鳴き/上野
宮古のセミの中では最も美しいツマグロゼミが二十五日午前、宮古島市上野の新里地区で「シー、シー、シー」と初鳴きした。同市の天然記念物で、宮古が日本の分布の北限。環境省レッドデータブックでは「地域個体群」に指定されている貴重種。 ツマグロゼミの体色は、青緑色とだいだい色とその二色の中間色の三タイプが生息。体長は一九〜二八_。日本では最小のイワサキクサゼミ(体長一五_)より少し大きい。 ツマグロゼミの成虫は、前日の雨で一定の湿度が保たれたことから、土中からはい出し、イスノキに登ってふ化したらしい。 逆さまに止まる習性があるが、この日確認されたツマグロゼミは体を上に向けてしがみついていた。 写真説明・体を上に向けて止まっていたツマグロゼミ=25日、宮古島市上野(撮影・伊良波彌) |
☆
パニパニシルバー、熟練の技生かし8700万円稼ぐ
「事業変革の元年」と位置づけ/人材センター総会
お年寄りら熟練の技を生かし、八千七百万円稼ぐ―。宮古島市シルバー人材センター(棚原惠照理事長、会員二百二十三人)の第十四回通常総会が二十五日、同市中央公民館で開かれ、二〇〇五年度の受託事業で受託件数は七百七十三件(前年度比一〇・九%増)、受注契約金額が八千七百十九万七百一円(同二・七%減)となることが分かった。平良市から宮古島市への活動の幅を広げたパニパニシルバーたちの活躍に、期待が集まっている。 総会は、約百人の会員が出席し〇六年度事業計画、同収支予算など五議案を原案通り承認した。同年度の収支予算は収入が一億二千百九万九千円、支出が一億二千三百二十六万三千円。重点目標は▽普及啓発活動の推進▽就業機会の開拓と就業率の向上▽理事会の活動の充実など組織体制の強化―など。 総会は「平良市シルバー人材センター」が市町村合併に伴い、「宮古島市シルバー人材センター」と名称を変更してから初の開催。会員登録は旧四町村からも可能となったが、各地区から会員登録は合わせて十人ほどという。 棚原理事長は「事業発展の源となる組織拡大に全力で取り組みたい。今年度を『シルバー事業変革の元年』と位置付け、組織の改革へ向けて動き始める」とあいさつした。 来賓の伊志嶺亮市長(代読・下地学助役)は「皆さんは高齢者福祉の向上に貢献している。これからも生きがいを持って積極的に社会に参加してほしい」と激励した。 通常総会後には、第九回互助会総会も開かれ、〇六年度事業計画や収支予算、役員の選任などを承認した。 写真説明・05年度の事業報告などが行われた通常総会=25日、宮古島市中央公民館 |
☆
伊良部町商工会、下地さんら永年勤続15人を表彰
宮古島市伊良部商工会に改称/会長に奥浜幸雄さんを再任
伊良部町商工会(奥浜幸雄会長、会員百九十二)の二○○六年度通常総会が二十五日午後、伊良部の東地区構造改善センターで開かれた。会員多数が出席し、○五年度収支決算書など四議案を原案通り承認した。同商工会運営規約の一部改正で、現在の名称を「宮古島市伊良部商工会」に改称。任期満了に伴う役員改正では、会長に奥浜幸雄さんを再任した。奥浜会長が下地広喜さんら十五人を永年勤続優良従業員として表彰した。 ○五年度収支決算は、収入支出とも千九百四十六万円。新年度の収入支出予算額はいずれも千八百三十六万円。新年度事業計画では▽組織強化▽経営改善普及事業の推進―など六事業を盛り込んだ。 会長に就任した奥浜さんは八期二十四年の会長を務め、今回で九期目。 奥浜さんは「自立するための組織強化、会員増強による資金造成に取り組んでいきたい」と決意を新たにした。 表彰されたのは次の皆さん。(敬称略) 【五年表彰】下地広喜(下地島空港施設)▽手登根俊之(手登根建設)▽佐和田栄昌(同)▽洌鎌明久(大幸建設)▽平良繁美(渡久山酒造所) 【十年表彰】譜久島静子(下地島空港施設)▽長間愛子(特別養護老人ホーム松風園)▽平良洋子(同)▽島袋勝二(久貝電設土木)▽伊志嶺吉久(総合シークレット)▽島尻敏美(奥浜組) 【十五年表彰】久貝初子(特別養護老人ホーム松風園)▽渡久山シズ子(同) 【二十年表彰】佐和田忍(下地島空港施設) 【二十五年表彰】仲間辰夫(下地島空港施設) 役員は次の皆さん。(敬称略) 【会長】奥浜幸雄(再任)【副会長】久貝久雄(新任)▽仲間稱(同)【理事】佐久川浩希▽池間作一▽宮国博文▽屋比久龍元(以上、新任)。【同】友利恵道▽渡久山健一▽渡久山和男▽下地さおり▽島尻健二▽久貝克▽塩坂宏▽渡久山久仁子▽佐久間成雄▽川平三秀▽与儀盛▽久高照子(以上、再任)。 写真説明・奥浜会長(右)一人ひとりに表彰状を手渡した=25日、伊良部の東地区構造改善センター |
☆
500人が年に一度の交流/関東の伊良部郷友運動会
リレーや余興に汗
【東京・菊地優子】宮古伊良部郷友会(島袋健会長)主催の第十三回運動会大会が二十一日、神奈川県都筑区の東方公園のグラウンドで開催された。五百人余りが一年に一度の交流を楽しみ、リレーや余興に汗を流した。 |
☆
7月9日開催を決定/サニツ浜カーニバル
実行委 競馬など今年も多彩に
サニツ浜カーニバル実行委員会の総会が二十五日、宮古島市下地公民館で開かれ、第十六回サニツ浜カーニバル(主催・宮古島市など)を七月九日午前九時から、下地の与那覇湾(通称・サニツ浜)で行うことを決定した。大会長の伊志嶺亮市長をはじめ、委員となっている企画政策部や下地庁舎など関係部署の職員らが、大会要項などの議案を承認した。 旧五市町村の合併により、旧下地町と旧宮古広域圏事務組合から、宮古島市に主催が移って初めての開催となる。伊志嶺市長は「成功へ向けて、皆さんでしっかりと頑張ってもらいたい」とあいさつした。また、上地廣敏下地支所長は「全庁体制で取り組むことで市民の理解が得られる。素晴らしいカーニバルになるようお願いしたい」と協力を呼び掛けた。 実施要項によると今年は、▽競馬(ヌーマピラス)▽宮古角力(ミャークズモー)▽モトクロス競技▽少年サッカー▽水中駅伝▽ビーチバレー▽綱引き▽グラウンドゴルフ▽ビーチドッジボール▽十人十一脚競争―が行われる予定。 同カーニバルは、角力(すもう)や競馬で長寿や豊年を祝った行事「ゆなぱぬ(与那覇の)サニツ」を、地域活性化のイベントとして定着させようと、旧下地町が一九九一年にスタートさせた。干潮時に現れる七百fにわたる広大な砂地の干潟を利用して毎年、多彩な催しが行われている。 写真説明・実施要項などを確認した実行委員会総会=25日、宮古島市下地公民館 |