2006年(平成18年)
4月24日 月曜日
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第22回全日本トライアスロン宮古島大会
パクが初優勝/前回の雪辱果たし栄冠
女子は塩野が新女王に
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エネルギーの源に/弁当店、一日フル稼働
6800食を気持ち込め
選手や大会を支えたボランティア。それを支えた裏方は−。大会当日、島内にある弁当店十三業者はフル稼働し、各エイドステーションにいるボランティアや警察官、協力関係者などの弁当六千八百食を作った。スタッフ一人ひとりが気持ちを込めて手作りした弁当は、午前と午後、夜に分かれて各ボランティアの手元へ。長いレースを支えるボランティアのエネルギー源となった。
このうち、平良字下里にある若松食品(高橋一雄代表)では、早朝四時からスタッフ六人で弁当作り。通常、一日に百五十食ほどの注文を受けるが、この日は五百八十食の弁当を作り、食糧本部が設置された宮古島市中央公民館に配送した。
高橋代表は「第一回大会から継続してボランティアの弁当を作っている。ボランティアの体力や気力が大会を成功させる必要事項なので、衛生管理に気を付けて取り組んでいる」と話す。具材作りに三時間、折り箱に詰める作業に二時間の計五時間かけ、午前に三百食、午後に二百八十食の弁当を準備。弁当の中身はトライアスロン実行委員会から指定を受けた食材を使って作ったという。高橋代表は「島を挙げての大きなイベントに協力できることはとても光栄です。『縁の下の力持ち』を支える存在として次の大会も協力したい」と述べた。
一方、平良字下里にあるフードセンターかりゆし(下地トヨ代表)では、朝七時からスタッフ七人で弁当五百八十食を作った。下地代表は「ボランティアから『おいしかった』と喜んでいただけるのでこちらもうれしくなる。スタッフ一同、この日を楽しみにして、愛情込めて弁当をたくさん作りました」と笑顔を見せた。
写真説明・早朝からボランティアのために弁当作り。実行委員会から指定された食材を使っておいしい弁当を作った=23日、平良字下里にある若松食品
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宮古が大好き/ゼッケンもこだわり385(みやこ)
子供に地名を命名/森岡秀文さん(埼玉)
「良平とくりまに宮古を紹介した」−。宮古を愛し、生まれた子供に宮古の地名を付ける森岡秀文さん(38)=埼玉県=は十三回目となる完走を果たした。昨年に引き続きゼッケン385(みやこ)を胸に宮古路を駆け抜けた。
長女のひららちゃん、二女の故・都(みやこ)ちゃんに続き、昨年十一月に双子が誕生。平良から「良平」を男の子に、来間から「くりま」を女の子に名付けた。レースシャツに子供たち四人の名前をプリントし「ここが池間大橋だよ」「東平安名崎だよ」などと紹介しながら走ったという。
「育児や仕事が忙しくてなかなか練習できなかった。出場もあきらめたがゼッケン385を頂いたからには無理してでも出たかった」と話した。
埼玉県さいたま市の大宮桜木小学校と宮古島市立北小学校が姉妹校とあって森岡さんと北小の児童と交流を深めていたため、児童らも声援を送った。また、同校のPTA役員が結成した「がじゅまるの会」も応援幕を制作し、森岡さんを激励。児童や同会のメンバーに感謝の気持ちを込め完走のメダルはすべてプレゼントするという。
いつもなら家族で訪れる宮古。今回は二人が生後四カ月と幼いため、一人で来島。「すごく寂しい」と語り、来年は家族全員で訪れることを約束した。
写真説明・ゼッケン385を胸に13回目の完走を果たした森岡さんとがじゅまるの会=23日、宮古島市陸上競技場
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長い時間お疲れさま/真心込めてマッサージ
ボランティアの高校生ら
宮古島市総合体育館では、高校生を中心とする約二百五十人のマッサージボランティアがレースを制した選手を迎え、酷使した体をほぐした。
ボランティアメンバーらは、来場した選手一人ひとりに「お疲れさまです」のねぎらいの言葉を掛けて拍手で迎え、それぞれの体調に合わせてマッサージ。身体をもみほぐすだけでなく、冷却用のタオルを用意したり選手を誘導したりとてきぱきとした様子で役割をこなし、疲れた体を癒やした。
全日本トライアスロン宮古島大会に初参加、9位の好成績を残した県勢1位の桑原寛次さんは、「ボランティアの皆さんの真心を感じる。明るく元気な皆さんで、マッサージを受けていてとても楽しい。これからも宮古のトライアスロン大会に出場し、皆さんに再会したい」と笑顔で話した。
初めてのボランティア体験となった仲間史香さん(宮古高校一年)は「不安もあるが、先輩に教わりながら頑張っている。選手の皆さんに『マッサージを受けて良かった』と心から感じてもらえるように、お疲れさまの気持ちを表したい」と話した。
前里美奈子さん(同三年)は「選手とのコミュニケーションは勉強になることが多い。ボランティアに参加させてもらえることに感謝している」と、貴重な経験を喜んだ。
写真説明・選手の疲れた体をマッサージでほぐす=23日、宮古島市総合体育館
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宮高、決勝リーグ進出/平安杯バレー
【那覇支局】平安杯第五十一回全九州バレーボール総合選手権兼第六十一回国体選手選考高校県予選大会第二日は二十三日、男女四回戦まで行い、男子の宮古がベスト4に入り、決勝リーグに進出した。決勝リーグ第一戦で宮古は西原と対戦したが0−2のストレートで敗れ、黒星発進となった。
男子は宮古、西原、美工、沖工が、女子は中商、小禄、西原、名護が決勝リーグに進出した。
最終日はきょう二十四日、那覇市民体育館で決勝リーグの残り試合が行われる。
(川満勇人)
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