2006年(平成18年)
3月13日 月曜日
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本村さんの庭が最高賞/緑の街角賞 落ち着き感と華やかさ共存
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23歳無職男を逮捕/コンビニ強盗
宮古島市平良字下里のコンビニエンスストアで十日早朝に発生した強盗事件で、宮古島署は十二日午前九時五十六分、強盗容疑で無職、喜久川渉容疑者(23)=宮古島市平良字下里=を逮捕した。同店舗に設置されていた防犯カメラに写っていた映像が有力な情報となり逮捕につながった。喜久川容疑者は容疑を認めているという。同署では動機など詳しい捜査を進める方針。
事件は発生から三日目で解決に向かった。発生直後から防犯カメラに写った若い男の画像をもとに、捜査員が現場付近を中心に聞き込みを実施。集まった情報から喜久川容疑者が捜査線上に浮上したという。十二日朝に任意同行を求め、事情を聞いたところ、容疑を認めたため緊急逮捕した。
同署は喜久川容疑者の自宅を家宅捜索し、凶器の包丁とみられる刃物や、犯行当時着用した服などを捜している。犯行に使われたとみられるヘルメットがすでに見つかっているという。
事件が起きたのは十日午前六時ごろ。喜久川容疑者は客を装いコンビニに入店し、レジにいた男性店員に「金を出せ」と包丁のようなものを突き付け、現金約十万八千円を奪った疑い。
その後、喜久川容疑者は男性店員を店から離れるよう指示した後、事件現場から逃走した。
同署の比嘉文雄副署長は「市民らの協力のおかげで逮捕できた。今後も捜査の協力をお願いしたい」と述べた。
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本永、下地両4段勝ち進む/
本社主催・第28期宮古本因坊戦1次予選
囲碁の宮古一を決定する第二十八期宮古本因坊戦(主催・宮古毎日新聞社、主管・日本棋院平良支部、協賛・こすみ囲碁教室)が十二日、開幕した。初日は四段以下が参加する一次予選が行われ、本永祐一4段、下地春義4段が優勝し二次予選に勝ち進んだ。五段以上が参加する二次予選は、十九日午前十時から行われる。
二次予選に進出する二人を決める一次予選には四段以下の十二人が出場。A・Bブロックに分かれ、トーナメント方式で対戦した。Aブロック決勝では本永4段と鈴木耕一4段が対戦し、本永4段が中押し勝ちした。本永4段は「久しぶりに碁を打ったが、運が良かった。二次予選ではベストを尽くしたい」と意気込みを見せた。
Bブロック決勝では下地4段と真喜屋浩3段が対戦。頭脳戦を展開した結果、黒の下地4段が11目半勝ちで一次予選を通過した。下地4段は「ラッキーだった。二次予選も頑張ります」と抱負を述べた。
一次予選を勝ち上がった二人は二次予選へ出場し、五段以上の参加者と対戦する。二次予選では決勝リーグに進出する三人を決定。第二十七期本因坊の平良博彦6段に挑む。
写真説明・12人が参加し2次予選進出を懸けて対戦した=12日、こすみ囲碁教室
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母校に別れ/13中学で卒業式
宮古地区の中学校十三校で十二日、卒業式が行われた。卒業生たちは、恩師や父母らに見守られながら、三年間慣れ親しんだ母校に別れを告げた。
式では、卒業生一人ひとりに校長から卒業証書が手渡された後、在校生たちが「送る言葉」や合唱などで激励。厳粛な中にも、笑顔が広がるなど喜びに包まれた。
宮古島市立十八の中学校で、今春学びやを後にする二〇〇五年度卒業生は計七百四十九人。前年度の七百六十人より十一人減少している。
写真説明・恩師や在校生らの祝福を受けながら母校を後にする卒業生ら=12日、上野中学校
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八重干瀬やトライ大会を紹介/地方紙連絡会の5紙が共同掲載
共同企画に参加したのは十勝毎日新聞ほか陸奥新報(青森県弘前市、同五万三千五百部)、岩手日日新聞(岩手県一関市、同五万五千六百部)、八重山毎日新聞(石垣市、同一万四千九百部)で、総発行部数は本紙の一万七千部を含め約二十三万三千五百部となる。発行エリアの読者総数は約六十万人。発行所在地でのシェア(普及率)は本紙の八〇%をはじめとして各紙とも五〇%以上を占め、「地域に根差した新聞」として定着している。
今回、本紙が制作したのは「幻の大陸 八重干瀬」をメーンタイトルに、池間島北方に広がる国内最大級のサンゴ礁群を空撮写真と海面上に姿を現した写真で紹介。また宮古島を代表するスポーツイベントのトライアスロン大会を感動のゴールシーン写真を使って、レースや心温まるボランティアの様子を紹介した。本紙営業局では「北海道や東北の人たちに宮古島を知ってもらいたいと考えての企画。地域の新聞社として宮古の観光振興に役立つことができれば幸い」と話した。
藤村会長は「島外、県外への宣伝PRとしてはとても良い企画。行政にもできることは限界があり、民間でこのような取り組みができれば各地に宮古島が浸透していく」と歓迎、「今後も強力に推し進めてもらいたい」と期待した。
宮古島市の伊志嶺亮市長も「宮古毎日新聞が持つネットワークで宮古島を全国に発信することは素晴らしいこと。北海道や東北地方の大勢の人たちに宮古島に来てほしい」と話した。
観光客誘致で宮古特集
宮古毎日新聞が加盟する全国の地域紙組織・地方紙連絡会は、北海道の十勝毎日新聞(帯広市、発行部数九万二千五百部)など五紙に二月二十八日付で、特集「風色歳時記・宮古島特集」を掲載した。八重干瀬と宮古島を代表するスポーツイベント「全日本トライアスロン宮古島大会」を紹介した。本紙では宮古島を広くPRし観光客誘致につなげようと特集を企画。加盟する四紙が賛同し、共同企画としてまとめた。本紙の企画に対して宮古観光協会の藤村明憲会長は「その地域に影響力のある新聞で宮古島を紹介したことは観光振興という面からも非常にたのもしい」と期待した。
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平良第一FC 高学年でV/ポストカップ全宮古少年サッカー
第十四回ポストカップ全宮古少年サッカー選手権大会(主催・宮古郵便局、共催・宮古島市内各郵便局、宮古サッカー協会)は最終日の十二日、高学年、中学年、低学年それぞれの準決勝と決勝を行った。高学年決勝は平良第一FCが、石垣から参加の平真フェアボーイズを破って優勝。中学年は沖縄宮古南コンサドーレ、低学年は沖縄宮古南ジュニアが、それぞれ制した。
結果は次の通り。
【高学年】
【準決勝】▽平真フェアボーイズ0(0―0、0―0)0、4PK2マティダ東FC6年A▽平良第一FC2(2―0、0―0)0宮古北SC
【決勝】▽平良第一FC3(2―0、1―0)0平真フェアボーイズ
▽優勝=平良第一FC▽準優勝=平真フェアボーイズ
【個人賞】▽最優秀選手賞=仲田克也(平良第一FC)▽優秀選手賞=親里茂克(平良第一FC)、保田盛健裕(平真フェアボーイズ)
写真説明・高学年決勝で石垣の平真との先島対決を制した平良第一FC=12日、宮古島市平良前福多目的運動場
【中学年】
【準決勝】▽沖縄宮古南コンサドーレ1(1―0、0―1)1、5PK4平一ジュニア▽マティダ東FC4年A1(0―0、1―0)0宮古北SC4年
【決勝】▽沖縄宮古南コンサドーレ6(2―0、4―0)0マティダ東FC4年A
▽優勝=沖縄宮古南コンサドーレ▽準優勝=マティダ東FC4年A
【個人賞】▽最優秀選手賞=徳嶺誠(沖縄宮古南コンサドーレ)▽優秀選手賞=奥平恵吾(沖縄宮古南コンサドーレ)、根間祐希(マティダ東FC4年A)
写真説明・中学年で優勝した沖縄宮古南コンサドーレの選手ら=12日、宮古島市平良前福多目的運動場
【低学年】
【準決勝】▽マティダ東FC2年5(3―2、2―1)3平一レッズ▽沖縄宮古南ジュニア6(2―3、4―1)4宮古北SC1・2年
【決勝】▽沖縄宮古南ジュニア1(1―0、0―0)0マティダ東FC2年
▽優勝=沖縄宮古南ジュニア▽準優勝=マティダ東FC2年
【個人賞】▽最優秀選手賞=平良陸(沖縄宮古南ジュニア)▽優秀選手賞=与那覇龍大(沖縄宮古南ジュニア)、金城睦希(マティダ東FC2年)
写真説明・低学年優勝の沖縄宮古南ジュニアのメンバー=12日、宮古島市平良前福多目的運動場
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