宮古島市民球場で行われていたオリックス・バファローズの宮古島キャンプは二十二日、最終日を迎え、紅白戦と投打に分かれての練習を行って打ち上げた。清原和博、中村紀洋両内野手の入団で注目度が高まり、訪れた報道陣、観客とも増大。今月十一、十二の両日には、米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手も来島するなど盛り上がりを見せた今キャンプ。中村勝広監督は「想像通りにできた。特に(新加入の)清原、中村が順調にきている。若手も含め全員、力を付けている」と手応えを語った。
選手会長の川越英隆投手は「個人的にもチームにも言えるが、三週間、本当に良いキャンプが送れた。多くの島民の方々が足を運んでくれたことに感謝したい」と、大勢の来場に感謝を込めた。
初めての宮古島キャンプを終え清原内野手は「暖かくて調整がしやすかった。予想より早く体が動けるようになった」と述べ、中村内野手は「野球する環境が良かった。風は強いが暖かく、キャンプにはもってこいの場所。その中で、(調整は)順調にきている」と、充実した表情を見せた。
チームはきょう二十三日午前の便で宮古をたち、那覇を経由して二次キャンプ地・高知県へ移動。二十五日の阪神戦を皮切りに、オープン戦十八試合が予定されており、三月二十五日にパ・リーグが開幕。インボイスSEIBUドームで、西武ライオンズと対戦する。
「充実感」「調整順調」/清原・中村初の宮古キャンプ振り返る
オリックス・バファローズの宮古島キャンプが終了した二十二日、清原和博、中村紀洋内野手が会見で調整の順調ぶりをアピールした。清原内野手は「あっという間の三週間。充実感でいっぱい」、中村内野手は「調整は順調。早く開幕を迎えたい」と宮古島での初キャンプを振り返った。
清原内野手は「このチームはすごく明るい。これから勢いが出てくるチームだと感じている。その起爆剤になりたい。野球をする新しい仲間を得たことがキャンプでの収穫」と述べ、「野球以外(インタビューなど)のことも一生懸命やったのは初めて。イチローとともに練習できた。今キャンプに点数を付けるなら百点だ」と笑顔で語った。
中村内野手は「オープン戦で下半身を固めて、完ぺきな状態で開幕を迎えたい。高知に行くと気候も変わるが、けがしないようにやりたい。来年も多くの市民に球場に足を運んでもらえるよう頑張りたい」と述べた。
宮古島キャンプで清原、中村両内野手は紅白戦で本塁打を放つなど活躍し、ファンを魅了した。
写真説明・宮古島キャンプを終え、報道陣のインタビューに答える中村内野手(左)、清原内野手=22日、宮古島市民球場
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