2006年(平成18年) 2月12日 日曜日
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イチロー、紅白戦に出場/ファン4千人が歓声
オリックスキャンプ
☆ 糖度は高水準、収量平年並み/宮古本島操業から1カ月
宮古本島内製糖二工場(沖縄製糖宮古工場、宮古製糖城辺工場)の二〇〇六年製糖操業は開始から十一日で一カ月を経過した。両工場ともに糖度(品質)は高い水準で推移している。
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☆ 島の取り組みなど視察/地域づくり団体全国研修沖縄大会
☆ 「子供の心の話聞いて」/石原良人さんが教育講演会
二○○五年度教育講演会(主催・宮古地区PTA連合会、同地区小・中学校校長会ほか)が十日午後、市立東小学校体育館で行われた。本土で心の傷を負った若者や婦人を中心としたカウンセラー養成講師として活躍している石原良人さんが「愛されないと 愛せない」のテーマで講演した。石原さんは、「子供には、二つ権利がある。一つは一人の人間として、もう一つは将来の夢のビジョンを考えていることである。親がビジョンを押し付けてはならない」と述べた上で「子供の心の話を聞ける人は、成熟した人(大人)だ」と力説した。
石原さんは「日本は、ストレスのたまりやすい国だ。自殺率は世界一と言われている。日本は個人を大切にする文化がない。ストレスが、うつ病、摂食障害(夜中、食事をいっぱい食べる)、いじめ、引きこもりなどの原因となる」と語った。 引きこもりの人について、石原さんは▽人間関係が築けない▽話し相手の目を見て話せない▽二重人格▽感情表現ができない―の症状を挙げた。 石原さんは「引きこもりは世代間で引き継がれてきた結果。楽な時代には症状が出て、苦しい時代には症状は出ない」と話した。 同講演会は、子供がかかわる事件、親子間における事件が多発する中、子育てや子供の教育に悩んだり、自身の哲学を失いかけている大人が増えていることなどの社会問題を重視。それらの問題意識を踏まえた上で、一人ひとりの子供たちが生き生きと息づく元気な社会を形成することを目的に実施された。 写真説明=講演する石原良人さん |
☆ 与那覇君、松川さんが優勝/南静園創立75周年将棋大会
国立療養所宮古南静園の創立七十五周年記念将棋大会(同園、同園入所者自治会共催)が十一日、同園で行われた。計二十八人が参加し、小・中学生の部で与那覇力斗君(南小六年)、高校・一般の部で松川幸司さん(24)=平良字下里=がそれぞれ優勝した。同園の宮里光雄自治会長は多数の子供たちの参加を喜び、「このような行事を継続し、園を広く知ってもらうと同時に一般の方が気軽に集う場所にしたい」と話した。
将棋大会には、小・中学生の部に十五人、高校・一般の部に十三人が参加し、それぞれのペースで駒を進めて棋力を競い合った。 開会式で同園の新城日出郎副園長は「予想外にも子供たちの参加人数が多く、活気をもたらしてくれたことに感謝する。きょうは存分に楽しんで」と激励した。 白熱した試合の結果、優勝を飾った与那覇君は「勝ったときの喜びは何とも言えない。大人と対戦するときはいつも直感勝負です」と笑顔を見せた。 松川さんは「運も味方して順調に勝ち進むことができた。努力した分、結果が出るところが将棋の面白み。きょうは愛好者との新たな出会いもあって楽しかった」と感想を話した。 結果は次の通り。(敬称略) 【小・中学校の部】▽優勝=与那覇力斗(南小六年)▽準優勝=粟国アレン(平良中一年)▽三位=津波古康介(平良第一小六年) 【高校・一般の部】▽優勝=松川幸司▽準優勝=新里勝也▽嵩原正弘 写真説明・(前列左から)小・中学生の部で準優勝の粟国君、優勝の与那覇君、三位の津波古君。(後列左から)準優勝の新里さん、優勝の松川さん、三位の嵩原さん=11日、宮古南静園 |
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