2006年(平成18年)
1月25日 水曜日
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「市民の目線で行革を」/宮古島市・推進委員会が発足
宮古島市(伊志嶺亮市長)が来年度からスタートさせる「行政改革大綱(案)」に市民の声を反映させようと「宮古島市行政改革推進委員会」が二十四日、発足した。初会合の前には伊志嶺市長から十五人の市民代表に委嘱状が交付され、委員長には市シルバー人材センター理事長の棚原恵照氏が就任した。伊志嶺市長は委員に対して「市民の目線で行革大綱案を協議してぜひ、新しい行政のあり方、財政の健全化策に助言してほしい」と述べ、委員会に同大綱案を諮問した。同委員会では同案を答申する。
委嘱状交付後に行われた第一回の委員会では、当局から設置要綱、行政改革の推進体制などについての説明が行われたほか、委員による大綱案についての活発な質疑と意見交換も行われた。
同大綱案について、委員からは「いろいろな項目があるが、なぜそれが必要なのか、盛り込まれた理由などが見えない。項目の背景や将来的な道筋などの資料が必要。表面上の文言だけではなく、もっと具体的な中身の協議をするための資料を提供してほしい」との要望が当局に示された。
そのほか、委員からは大綱案に盛り込まれた法定外税の導入や人事評価システムについても質問が出た。
これに対して、当局は「法定外税は、観光税や環境保全のための税などを検討している。人事評価については、基準がない状況なので上司が部下を評価したり、部下が上司を評価したりするシステムなども考えられる」と説明した。
委員長に就任した棚原氏は「私たち十五人に課せられた責任は大きい。市民の意見を取り入れた行政大綱案にするために活発な協議を行っていきたい」と意気込みを示した。
同委員会は、これから三月末まで毎月二回、日曜日の午前中に会合を持つこととなり、次回の委員会は二月五日を予定している。
委員会のメンバーは次の通り。(敬称略)
▽委員長=棚原恵照(市シルバー人材センター理事長)▽副委員長=下地一雄(宮古テレビ営業課長)▽委員=市川尚(平良ひまわり基金法律事務所弁護士)、狩俣淳子(主婦・元消費者モニター)、久貝順一(農業)、佐渡山政子(飲食店経営)、下地徹(青潮園施設長)、平良和枝(歯科医師)、玉城篤(沖縄銀行宮古支店長)、玉元武司(オキナワ宮古市場代表)、近角敏道(農業)、比嘉豊樹(大神小教諭)、福井亮(塾講師)、藤原修史(ブックボックス宮古店長)、前泊博美(NPO代表)
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「広報誌配布だけじゃない」/市街地行政連絡員一同
宮古島市の平良市街地行政連絡員一同(代表・与那覇博敏、伊地博政)は二十四日、市役所三階会議室で会見を開き「我々は、市長から指示されたいろいろな仕事をしている。市街地の連絡員が広報誌を配布するだけで委託料を受け取っているとの報道があり、当局がそのような見解をもっていることは信じられない」と、市街地の連絡員に対する市当局の考えに不満を示した。
会見では、与那覇代表が市街地の連絡員が行っている業務内容として三十六種類を示した上で「これ以外にもまだ業務はいろいろある。各種募金業務なども大変な仕事。平良市時代は毎月十五日に定例会があり、市から仕事の依頼などがあった。しかし、宮古島市になってからは定例会が一度しか行われていない」と指摘した。
また、そのほかの委員からは「業務量に格差があるや、広報誌の配布だけとの報道があったが、そのような声が行政内部から出ることが信じられない」「市街地は団地、アパートが多く不在も多い。募金についてもなかなか会えずに何回も足を運ばないといけないし、その交通費などもかかる」などの指摘が出された。
宮古島市では現在、市行政改革大綱(案)の策定を進めており、その中では行政連絡員制度の見直しも盛り込まれている。今後、同制度のあり方については今後、市民を交えて具体的に協議していく予定となっている。
写真説明・市街地の行政連絡員が会見で自分たちの業務量を示し「広報誌の配布だけではない」との見解を示した=24日、宮古島市役所3階会議室
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名木にサキシマスオウノキ/県が認定、おきなわの百選
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本畑への植え付け始まる/06年産葉タバコ
二〇〇六年産宮古地区葉タバコの本畑植え付けが始まった。栽培農家によると、仮植え後の冷え込みやぐずついた天気により苗の発育状態にやや遅れが見られたという。今期の農家戸数は百七十戸で、栽培面積は計六万三千二百十三e。宮古地区の葉タバコ生産は台風などの影響で過去二年連続で厳しい生産状況となっており、各農家とも今期での巻き返しに意気込みを見せている。
平良地区下里の畑では、農家が張り巡らせたマルチに沿って一つ一つ苗を丁寧に移植。植え付け専用の機械で、種から育てた苗を植え付けていった。本畑への移植後は、豊作へ向けて気温の上昇が期待されている。作業中の女性(80)は「今年は苗が育つのが少し遅かったが、いい状態に育ってくれた。豊作になることを願ってます」と笑顔で話した。本畑への植え付けは今月下旬から二月にかけてピークを迎える。
写真説明・マルチを張った畑へ葉タバコの苗を植え付ける農家。本畑への移植はこれからピークを迎える=24日、平良字下里
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宮古初、平良悠子さん(宮工3年)/
家庭科食物調理技術検定1級に合格
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「友達になれたらいいね」/狩俣小メッセージボトルに返事
「友達になれたらいいね」―。海流を漂うメッセージボトルが届けられた宮古島市立狩俣小学校(桃原廣市校長)は二十四日、全校生徒でメッセージの返事を書いた=写真。児童らはまだ見ぬ友を思いながら、鉛筆を走らせていた。全員分の返事が書き終わり次第、返信する予定。
ボトルは「夢のメッセージボトル」と称され、昨年十二月に渡嘉敷島沖から流されたもの。先日、狩俣の海上で発見され、同校に届けられたという。
ボトルには神奈川県や埼玉県などさまざまな地域の小・中・高校生に加え、国交省の北側一雄大臣や稲嶺恵一県知事らのメッセージも入っていた。
この日は、五年生七人がメッセージを読み、丁寧に返事を書いていた。
根間太一君(五年)は「メッセージを書いた人は海が無い県の人だったので、『こっちは山が無い県です』と書いた。また返事が届いたらうれしい」と笑顔で話した。
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