2006年(平成18年) 1月14日 土曜日
☆ トライまで「あと100日」/成功向け残暦板を除幕
☆ 9日ぶり快晴/気温も上昇、最高23・8度
ぐずつく天気が続いた中、十三日の宮古島上空には青空が広がった。宮古島地方気象台によると快晴になったのは今月四日以来九日ぶり。最高気温は平年値より三度高い二三・八度(午後一時十四分)を観測した。 きょう十四日も快晴で、十五日午後から天気が崩れ始める見込み。週間天気予報によると、来週いっぱいは急激に冷え込む予報はないという。 久しぶりの好天に布団や洗濯物をベランダに干す家庭も多く見られ、ある主婦(52)は「ずっとたまっていた洗濯物が干せて良かった。乾燥機より太陽の下で乾かせるのが一番良い」とうれしそうに洗濯物を干していた。 下地の前浜ビーチでは、ビーチバレーや散歩を楽しむ観光客らの姿も見られ、青空の下、つかの間の「夏」を楽しんでいた。 写真説明・9日ぶりに快晴となり青空が広がった=13日、下地地区洲鎌 |
☆ 「議会に関心持って」/宮古島市HPで一般質問公開
宮古島市役所ホームページでは、市議会定例会の一般質問の様子を動画公開している。現在は、合併後初めてとなった十二月定例会の一般質問を録画放送中で、市議会事務局では「個人の空いた時間にチェックできるのがインターネットの良さ。(視聴を通して)市民の議会への関心が高まれば」と期待している。 一般質問のインターネット公開は、旧平良市時代から引き継いで行っているシステム。各日程の午前・午後単位で見ることができ、今後、定例会が開催されるたびに、過去のデータと併せて確認できる。 市議会事務局は「議会の様子はテレビで視聴している市民が多いと思う。インターネットは自分の時間が空いたときにいつでも見ることができるので気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。 |
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宮里不二雄さん(ふじ胃腸科医院長)/
第13回ノバルティス医療賞を受賞
宮古島市平良字下里にある「ふじ胃腸科医院」の宮里不二雄院長がこのほど、これまでの地域医療への貢献と活動が認められて「第十三回ノ
バルティス地域医療賞」を受賞した。今回の受賞について宮里さんは「これまで数十年間、地域医療のために歩んできた道が間違っていなかったことを改めて感じており、喜んでいる」と感想を述べた。同賞の贈呈式は今月二十六日に東京都のホテルオークラで行われる。 宮里さんは、宮古から国費医大生の第一期生として東京慈恵医科大学に進学した。卒業後は大学病院でも医師生活を過ごした。 大学病院と地域における医師との違いについて宮里さんは「大学の場合は病気の治療が主体で、難しい病気が多く高度医療が中心。地域医療はその社会のありふれた病気を中心に患者と接する。そういった医療にかかわってみて、患者さんの喜怒哀楽を共にできることに喜びを感じることができる。これが地域医療の魅力でもある」と話す。 大きな病院に比べて患者に近い存在となる地域医療の医師については「母校の慈恵医科大学は『病気を診ずして病人を診よ』が建学の精神。私もその精神で地域医療に取り組み、それを基本に宮古での医療活動を実践してきたと思う。地域医療は実際にその患者の背景も見えてくるし、患者と地域の社会状況の中で最前の医療を行いたいと思っている」と述べた。 地域医療にとって大切な要素については「患者との信頼関係が最も大切で、それには患者さんの話をきちんと聞くことが第一。患者さんが心を開いて話して、それをきちんと聞くことでお互いの信頼関係が生まれる。これが病気を診るのではなく、病人を診るということにつながる」と笑顔で話した。 宮里さんを信頼して、訪れる患者たちは自分の体調を説明しながらも、近況や宮古島のいろいろな話題をおしゃべりする。笑顔で接してくれる宮里さんに患者もいつしか笑顔になる。病気ではなく、病人を診るという姿勢は患者たちの笑顔が証明してくれているようだ。 ノバルティス地域医療賞委員会が主催し、日本医師会が後援する同賞は、住民に密着して医療活動に従事し、優れた功績を上げ、地域住民の保健衛生の向上のために著しく貢献した者に贈られるもので今回は宮里さんを含め全国で五人が受賞している。 宮里 不二雄(みやざと・ふじお)1933(昭和8)年2月6日生まれ。72歳。宮古島市平良出身。宮古高校卒業後、宮古から国費医学生の第一期生として東京慈恵医科大学に入学。卒業後、同大学で医師として働き65年に宮古に戻り、宮古病院院長として十二年間勤務。77年にふじ胃腸科医院を開業し、二十八年間地域医療の充実に貢献している。現在、身体障害者授産施設「青潮園」の理事長を務める。 写真説明・第13回ノバルティス医療賞を受賞した宮里 不二雄さん |
☆ 「体が早く仕上がる」宮古で初の自主トレ/日本ハム4選手
☆宮古の球児を甲子園へ/「支援の会」結成に動く