200平成18  1曜日

109万人で過去最高/05年宮古空港乗降客数

 宮古空港管理事務所(池原宏吉所長)がまとめた二○○五年の宮古空港乗降客数は前年比一万四千九百九十四人(一・三九%)増の百九万三千八百三十四人で、過去最高を更新した。一九九九年以来、七年連続の百万人を突破し、今年は初めて百十万人台に達するものと予想されている。同所では各種イベントや日本トランスオーシャン航空(JTA)の夏季繁忙期に伴うボーイング767(座席数二百七十席)の就航などが要因で乗降客数を押し上げたものと分析している。
 ○五年の利用実績は、乗客数が五十四万八千七百四十二人(前年比一・三一%増)、降客数が五十四万五千九十二人(同一・四七%増)で計百九万三千八百三十四人。
 月別増減では、一、六、七、八、九、十、十二の七カ月は前年同月より増加。二、三、四、五、十一の五カ月は前年同月を下回った。
 月別の伸び率が最も高かったのは六月で、前年同月比一○・八三%増、人数にして七千九百五十三人増えた。乗降客数は計八万一千三百九十三人。この月は、ビーチバレー大会やミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバルのイベントが開催された。
 次いで伸び率が高かったのは七月。前年同月比七・五九%増(六千九百七十八人増)で、計九万八千九百三十六人の乗降客があった。増加した要因の一つが、JTAが前年に引き続き、ボーイング767で対応。七月十五日から八月三十一日までの間、宮古―東京一日一往復、宮古―那覇二往復を運航させた。
 七月は▽サニツ浜カーニバル▽県中学校バスケットボール競技大会―などのイベントが催され、島外から大勢の人が空路で訪れた。
 一方、乗降客数が最も多かったのは八月の十万六千六百六十二人で、前年同月比で六・○六%増(六千九十八人)。本土からの修学旅行などが増加の数字を押し上げた。
 同空港の乗降客数が百十万人に接近したことは、宮古島観光協会や地元観光業界の観光客誘致活動の取り組みなどの効果が大きい。
 同所では「近年本土から沖釣りに訪れる釣り愛好者らが多い。またダイバーや修学旅行、大学野球キャンプも増える傾向にあり、今年は乗降客が百十万人を突破しそうだ」と説明した。

top.gif (811 バイト)

饒平名、垣花(宮古高校)が首位/全国ジュニアゴルフ選手権

 第二回全国ジュニアゴルフ選手権沖縄宮古島大会ウィザス杯(主催・宮古ゴルフ協会、九州高等学校ゴルフ連盟)は六日、下地地区のエメラルドコーストゴルフリンクスで開幕し、出場五十九選手が第一ラウンド18ホールで熱戦を繰り広げた。競技の結果、高校男子の部は名護高三年の饒平名知尚と沖尚三年の垣花俊亮が1オーバーの73で回り首位。高校女子の部は宮古出身で昭和薬科大附属高三年の川満陽香理が9オーバー81で単独首位に立った。中学男子はコザ中一年の狩俣昇平、中学女子は佐敷中二年の与那覇未来がそれぞれ首位に立っている。最終第二ラウンドはきょう七日午前七時五十八分スタート。
 第一ラウンドは小雨の中でスタートした。全選手たちがコース入りすると雨は降り止んだが、厳しい寒さと強い風が選手たちを苦しめた。
 高校男子は予想通りの混戦となった。国体最終選考で優勝している沖尚の垣花は自慢のショットがさえ渡り序盤から安定したゴルフを展開。一方で名護高の饒平名は「パーを取りにいく」(饒平名)手堅いゴルフでミスを最小限に抑え、垣花とともに首位に立った。三位タイには名護高一年の嘉数光倫、沖尚三年の仲宗根一樹、名護商三年の比嘉拓也がつけている。
 高校女子の部は各選手が強い風に悩まされスコアを崩した。首位の川満もショットがかみ合わず本人にとって不本意な成績に終わった。七日の最終ラウンドは川満に一打差で二位タイにつけた沖尚一年の大城さつき、ドリームプラネットINS一年の森長真理子らとの接戦が予想される。
 中学男子はコザの狩俣が77で回り、二位に五打差をつけて首位。同女子は両親が宮古出身という佐敷の与那覇が80で回り二位に二打差をつけ首位に立っている。

 写真説明・高校男子の部で初日首位に立った垣花俊亮(沖尚)のバンカーショット=6日、エメラルドコーストゴルフリンクス18番ホール

top.gif (811 バイト)

寒〜い!今年最低の12・8度/きょうさらに冷え込み

 寒気が南下した影響で、宮古諸島は六日、冷え込んだ一日となった。宮古島地方気象台は同日午後八時二十三分、今年に入ってからの最低気温一二・八度を観測。きょう七日早朝はさらに冷え込み、最低気温は一二度が予想されている。
 六日は平年値一六度より三度低い一三度を記録。日中は北の風が六―八b吹きわたり、体感温度は下がった。道行く女性の中には、首にマフラーを巻いてコートを着ていた人もいた。肩をすぼめて家路を急ぐ姿も見られた。
 平良港の高速旅客船発着場では、伊良部島へ渡る家族連れらが、寒さに耐えながら乗船していた。

 写真説明・伊良部島行きの客船へ急ぐ家族連れら=6日、平良港の高速旅客船発着場

top.gif (811 バイト)

災害防止に決意新た/広域消防・伊良部消防統合で初

 宮古島市消防本部(伊舎堂勇消防長)の二〇〇六年消防出初め式(宮古島市)が六日、同本部で行われ、職員や団員らが災害防止や住民の安全確保へ決意を新たにした。式典では優良職員や団員を表彰したほか、伊志嶺亮市長や一日消防長の竹井穂香さんらがあいさつを行い、消防職員や団員のさらなる結束を求めた。
 市消防本部
 市町村合併に伴い、旧宮古広域消防組合と旧伊良部消防本部の組織統合により、発足した宮古島市消防本部の初めての出初め式となった。
 伊志嶺市長は「消防の重要性は年々増している。そのことを深く認識し、訓練に励み、新たな決意を持ってより一層の精進を」と激励した。
 一日消防長を務めたミス宮古の竹井さんは「住民一人ひとりの防災意識高揚を図り、火災のない宮古島づくりに向け頑張ってください」と訓示した。
 稲嶺恵一知事のあいさつを県宮古支庁の兼城克夫支庁長が代読。「安全安心を確保する消防の職務は、社会経済活動の基盤を支えている。今後も職責を全うしてください」と奮起を促した。
 宮古島市議会の友利恵一議長、県消防協会の座覇政為会長(代読)も来賓を代表して祝辞を述べた。
 式典に先立ち、伊志嶺市長や竹井さんが特別点検を実施。職員の服装や消防車両の機材を細かくチェックした。
 展示訓練では、三台の消防車から一斉に放水。隊員らは機敏な動きで日ごろの訓練の成果を見せた。
 また、幼年・少年防火クラブに所属する花園幼稚園の園児三十五人もかわいらしいアトラクションを披露し、式典を盛り上げた。
 出初め式は消防職員や団員が新たな決意の下で圏域住民の防災意識を啓発し、災害防止に努めることが目的。
 写真説明・一斉放水を行い、日ごろの訓練の成果を披露した=6日、宮古島市消防本部

 多良間村消防

 【多良間】二〇〇六年多良間村消防出初め式が六日、同村役場前で行われた。下地昌明村長、同村議会の西平幹議長は「皆さんが村民の生活を守っている」と訓示を述べ、団員の奮起を促した。
 下地村長は「災害は忘れたころにやって来る。村民の財産や尊い命を火災から守る皆さんの活躍は村民生活の安定向上に大きく役立っている」と訓示。団員らは新年に決意を新たにしている様子で耳を傾けた。
 一日消防団長の山城徳美さんは「団員も組織の強化と訓練に励み、村の治安維持という責任を十分に果たす」と答辞を述べた。
 また、県消防協会の座覇政為会長(代読)は「地域の安全、安心を確保するための防災体制の中核として大きな期待が寄せられている」と述べ、より一層の精進に期待した。
 式典終了後には放水訓練の実演が行われ、団員らが日ごろの訓練の成果を披露した。

 写真説明・団員らが日ごろの訓練の成果を披露した=6日、多良間村役場前

top.gif (811 バイト)

子供たち気持ち引き締め/3学期がスタート

 約二週間にわたる冬休みが明け、六日から各小、中、高校で三学期がスタート。校舎に子供たちの明るい声が戻ってきた。各校で始業式が行われ、校長が一年で最後となる学期へ向け、児童生徒たちの気持ちを引き締めた。
 このうち宮古島市立久松小学校では、約二百五十人の児童が元気に登校。始業式では大きな声で校歌を斉唱し、新学期のスタートを切った。あいさつに立った菅間雅子校長は「今日やるべきことは今日のうちにきちんとやること。その繰り返しが、目標達成につながる。継続は力なり。自分の目標を持ち、計画を立ててしっかり実践してほしい」と、毎日の積み重ねの大切さを呼び掛けた。児童を代表して根間拓海君(二年)、粟国舞さん(四年)、塚田瑞己君(六年)がそれぞれ「進級テストを全部合格したい」「苦手な教科を得意にしたい」「楽しい思い出をつくりたい」などと三学期の抱負を発表した。

 写真説明・各小、中、高校では3学期がスタート。始業式で気を引き締める児童たち=6日、久松小学校

top.gif (811 バイト)

   12日から若手投手陣13人/オリックス宮古で合同自主トレ

 プロ野球パ・リーグ、オリックス・バファローズは五日、投手陣十三人が宮古島で合同自主トレーニングを行うと発表した。今月十二日から二十五日まで。来島するのは昨季、中継ぎとして60試合に登板し、6勝3敗2セーブ、防御率2・76と活躍した加藤大輔をはじめ、今季から入団のルーキーら若手投手陣。
 一行は十二日、大阪・伊丹空港から那覇を経由し、午後二時五分着の便で宮古入りし、二月一日のキャンプインに備え、トレーニングを行う。
 メンバーは▽歌籐達夫▽岸田護▽加藤大輔▽平野佳寿▽金子千尋▽山本省吾▽ユウキ▽中山慎也▽松村豊司▽宮本大輔▽阿部健太▽近藤一樹▽軒作(妹尾軒作)―の十三人。
 また、宮古島オリックス・バファローズ協力会では、春季キャンプ(二月一―二十三日)を手伝える人を募集している。募集人員は先着順二十人以内で野球経験は問わない。問い合わせは同協力会(宮古島商工会議所総務部、電話72・2779)または、宮古島市総合体育館(電話73・4469)まで。

top.gif (811 バイト)