200平成17  1126曜日

初代議長に友利恵一氏/宮古島市議会・初議会が開会

 宮古島市議会の初議会となる二〇〇五年第一回議会(臨時会)が二十五日、開会した。二十八人の議員が当局側提案の議案や同意案件について審議した。また、議長と副議長選挙も行われ、初代議長に友利恵一氏、副議長には下地智氏がそれぞれ就任した。今議会には伊志嶺亮市長から〇五年の一般会計暫定予算など報告五件と議案四件、意見書案一件、同意案件十一件が提案された。この日は提案議案の質疑途中で延会となり、二十八日の本会議で再度質疑を行うこととなった。
 議長選挙では、与党の友利恵一氏が獲得票十六票、野党の下地明氏が十二票となり、友利氏が初代議長に就任した。
 副議長選挙では会派「そうぞう」の下地智氏が獲得票十五票、野党の下地秀一氏が十三票で下地智氏が副議長に就任した。
 所信表明で伊志嶺市長は「旧平良市長としての経験を生かし、市民の皆さんと協働して子や孫に責任ある豊かで活力に満ちた宮古島市の実現を目指して全力で市政運営に取り組みたい」とあいさつした。また、同意案件では五人の教育委員会委員の任命案と六人の固定資産評価審査委員会委員の選任案も提案された。
 教育委員に提案されたのは、久貝勝盛、砂川恵良、新里玲子、前泊直喜、羽地芳子の五氏。固定資産評価審査委員には、松長博義、勝連秀一、濱元武博、平良玄一郎、奈良俊一郎、上里道明の六氏が提案された。
 そのほか、意見書案として提案された沖縄振興開発金融公庫の存続および各種機能の継続に関する意見書については、全会一致で可決された。
 一方で、初議会となった今回の臨時会は議席配置をめぐって与党および会派「そうぞう」の案と野党案が衝突したことから、議会開会前の会派代表会議が長引き、一時間遅れての開会となった。

 写真説明・宮古島市議会の初議会となる臨時会が開会した=25日、宮古島市議会議場
 

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代表選手ら続々出発/きょうから県民体育大会

 第五十七回県民体育大会は二十六、二十七の両日、名護市を中心とする沖縄本島北部で各競技が行われる。開幕を前にした二十五日、各競技の選手らが続々と宮古空港を出発した。宮古体育協会(安谷屋豪一会長)では、卓球男女、バレーボール男子、ソフトテニス、バドミントン女子、、陸上競技壮年などを有望種目に挙げている。総合成績では二年連続で十三市郡中最下位と低迷しており、安谷屋会長は「総合八位が目標。昨年よりも成績を上げ、躍進賞を目指したい」と目標を掲げた。
 この日出発したのはバスケットボール、陸上競技、サッカー、バレーボール、ハンドボール、ソフトテニス、バドミントン、ボウリングの八競技の選手ら。このうち、午前中の飛行機で出発したバスケットボール男子の下地亨主将は「昨年よりも良い成績を残せるよう団結し、一戦一戦を大切にして勝ち進みたい」と抱負を語った。
 出発を前に安谷屋会長は「新生・宮古島市が誕生したので、その名に恥じないよう、各競技で代表選手の頑張りに期待したい。資金造成のためのゴルフ大会など、多くの人・団体からの協力もあり、その期待に応えたい」と強調した。

 写真説明・午前中の便で出発した宮古体育協会の安谷屋会長(右から2人目)らとバスケットボール男子の選手ら=25日、宮古空港

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ヘリが急患を救助/洋上救命訓練

 二○○五年度洋上救急慣熟訓練が二十五日午後、宮古島市池間島南西四`先の洋上に浮かぶ第十一管区海上保安部の巡視船「もとぶ」で行われた。ヘリが低空飛行しながらワイヤー担架を使って巡視船の救急患者を吊り上げて救助するなど、本番さながらの訓練を実施した。
 医師・看護師も参加し、ヘリ、巡視船と一体となり、万が一に備えての洋上救急態勢を確認した。
 同本部、石垣航空基地、平良海上保安署などの関係者のほかに、県立宮古病院と宮古島徳洲会病院の医師・看護師ら計四十九人が参加。
 この訓練は、洋上往診することが予想される医師・看護師がヘリによる飛行を体験することによって、その特殊な環境下における医療技術の向上に資することなどが目的。
 県内では一九八五年十月一日からヘリを使った洋上救急業務がスタート。今月二十四日までに計百十九人の救急患者が救助された。
 訓練に参加した同徳洲会病院の堤勇人医師は、「ヘリの中は、かなり狭くて不安定だったので、難しかった」と感想を話した。

 写真説明・ヘリがワイヤー担架を使って救急患者を吊り上げ救助した=25日、巡視船「もとぶ」

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市議会議員28人に議員バッジ/初議会に緊張の面持ち

 宮古島市議会の初議会(臨時会)が二十五日に開会し、初めての議会となる二十八人の市議会議員に対して市職員から議員バッジが付けられた。
 今月十三日に行われた市議会議員選挙でトップ当選となった下地明氏も二十五日の午前九時すぎに市議会に訪れ、緊張した面持ちで議員バッジを受け取った。
 午前十時の開会前までには、続々と議員が市議会に訪れ、真新しい議員バッジを胸に笑顔で議場に向かった。

 写真説明・市議会議員選挙トップ当選の下地明氏(右)も議員バッジを付けられ緊張した面持ちで議場に向かった=25日、宮古島市役所6階
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塚田君(久松中2年)がエイジ別1位/ラフウオータースイム・ランク

塚田君(久松中2年)がエイジ別1位/ラフウオータースイム・ランク
 海など屋外の自然環境の中で遠泳する「ラフウオータースイム」の二〇〇五年年間ランキングで、宮古ジュニアトライアスロンクラブの塚田怜央君(久松中二年)が男子総合一・五`で五位にランク。エイジ別(十代)の一・五`、五`ではそれぞれ一位に輝いた。女子では幸地加奈代さん(西城小四年)が女子総合一・五`のエイジ別(十代)で四位に入るなど、健闘を見せた。
 ラフウオータースイムはジャパンシリーズとして座間味、宮古島、与論、久米島、横浜の五カ所で開催されるレースを対象にポイント制を導入。レースは一・五`と五`の二種目で行われ、男女別に総合とエイジ別で年間ランキングが発表される。
 今回、上位にランキングした塚田君、幸地さんは共にスポーツアカデミー宮古島で日々練習を重ねており、塚田君は十月に前浜ビーチで開催されたラフウオータースイム・イン・宮古島では全国各地からの出場者とともに力泳を見せ、いずれも上位入賞した。

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   宮古羽衣会・県外メンバーと親睦/サントピアGG前に交流試合

 きょう二十六日とあす二十七日に開催される第十八回サントピア沖縄「南部忠平杯」グラウンド・ゴルフ宮古島大会の県外参加者四十三人(岡山県など)は二十五日、カママ嶺公園で宮古羽衣会(砂川徹雄会長)と交流試合を楽しんだ。
 交流したのは、岡山、鳥取、島根、兵庫の各県から来島したグラウンドゴルフ愛好者の一行。毎年来島しているメンバーが中心で、宮古羽衣会との再会を喜びながら腕を競い合った。試合後は宮古観光を満喫し、大会本番を控えて楽しいひとときを過ごした。
 今年で同大会十三回目の参加となる中田寿則さん(76)は「宮古は第二の故郷。サントピア大会参加以外の来島も含めれば、これまでに二十回ほど来ている。いつ来ても良いところ」とうれしそうに話していた。
 宮古羽衣会の砂川会長は「宮古島はしばらく雨続きだったが、気持ちの良い晴天の下で皆さんを迎えることができてうれしい。グラウンドゴルフを共に楽しみたい」と話した。

 写真説明・岡山県などから来島した人々と宮古羽衣会がグラウンドゴルフ交流を楽しんだ=25日、カママ嶺公園


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