2005年(平成17年) 11月24日 木曜日
☆ ワイパーモーター部門で快挙/宮古工業高校 エコデン全国2連覇
高校生が自作の電気自動車で走行距離を競う「05エコデンレース」(主催・全国自動車教育研究会)の全国大会が二十三日、大阪府吹田市で行われ、県代表の県立宮古工業高校(兼島信雄校長)の「BassiLine(バッシライン)2005」がワイパーモーター部門で二連覇を果たした。一般モーター部門では「マクガン」号は九位に入り、全国自動車教育研究会長賞を受賞した。二年連続の快挙に学校関係者は喜びに沸いている。生徒らはきょう二十四日夕、帰島する。 両部門でピットマンを務めた友利康浩君(三年)は「優勝の瞬間はみんなでガッツポーズして喜んだ。二連覇を狙っていたのでうれしかった。全員が力を合わせた勝利だ」と喜びを語った。 ワイパーモーター部門は、車のワイパーモーターをミニバイクのバッテリーで動かし、四十分間の走行距離を競った。出場車数は四台で、BassiLine2005号は一周三〇八・五bのコースを二十二周(約六・八`)走り、二位に十二周(三・七`)差をつけ堂々の二連覇を達成した。 一方、一般モーター部門には八十三台がエントリー。マクガン号は四十周(一二・三`)走り、九位に入った。初参加での見事な走りとデザイン性が評価され、全国自動車教育研究会長賞を受賞した。 引率した玉城厚司教諭は「生徒たちにはプレッシャーがあった。優勝できて正直ほっとしている。マクガン号は二十位に入れば上出来だったが、九位に入れて驚いている。全自研会長賞は県内では初受賞ではないか」とうれしそうに話した。 同校は先月二十五日に行われた第七回県高校エコデンレース大会の両部門で優勝。全国大会への派遣が決まった。県大会終了後、生徒らはボディーに工夫を凝らして空気抵抗を減らすなど、さらに効率よく走るため試走、改良を重ね、全国大会に臨んでいた。 メンバーは次の通り。(敬称略) 【BassiLine2005号】▽ドライバー=平良元(自動車機械システム科自動車コース三年)▽ピットマン=友利康浩(同)、松本元気(同)▽カウント係=上里誠(同) 【マクガン号】▽ドライバー=根間達也(同二年)▽ピットマン=友利康浩(同三年)、佐久田和也(同科機械システムコース二年)▽カウント係=新里大地(同科自動車コース二年) 写真説明(上)・エコデンレースで優勝した宮古工業高校のメンバーら(写真は22日に宮古空港で行われた出発式) 写真説明(下)・全国2連覇を果たした「BassiLine2005号」 |
☆ 上野小など6校が県大会へ/宮古地区小・中学校音楽発表会
☆ 「食事、運動、睡眠が大切」/元日本代表 青戸慎司さんが指導
財団法人日本体育協会と下地総合スポーツクラブ(仮称)が主催する陸上競技教室「めざせ!オリンピック教室」が二十三日、下地屋外運動場で行われた。男子百bで元日本代表の青戸慎司さんが講師を務め、児童生徒ら約百人に陸上競技の基礎を指導。講話では「強い陸上選手になるためには食事、運動、睡眠のバランスが大切」などと語り掛けていた。子供たちは青戸さんの話を真剣に聞き、日常で気を付けることや練習の基本を学んでいた。 この教室は文科省の委嘱事業で、子供の体力向上キャンペーンの一環で開催しており、講師にプロスポーツ選手を招き宮古島から優秀なスポーツ選手を育成することが狙い。講師に招かれた青戸さんは一九八八年のソウルオリンピックと九二年のバルセロナオリンピックに出場。バルセロナでは百b代表として世界の強豪と競った。また、九八年には冬季の長野オリンピックにボブスレー選手として出場した。 宮古島での教室で青戸さんは陸上の基本練習を指導。はじめに歩き方について「正しくきれいに歩けない人は速く走れない」と強調、かかとから着地し、背筋を伸ばして胸を張って歩くことを指導した。また、腕の振り方は「ひじの角度を九〇度に保ち、手のひらでは生卵を握っている感覚が大切」と話した。 ほかに早歩きやもも上げなどの練習メニューも次々と消化。児童生徒は青戸さんの指導に従いながら、自らの技術向上に努めていた。 写真説明・青戸慎司さん(右)から陸上の基礎を学ぶ児童生徒たち=23日、下地屋外運動場 |
☆ 創立20周年の節目祝う/在沖宮高女女子高同窓会
☆ 島尻マングローブツアー/地域の人たちとも交流
☆ おさらい会に小学生も初参加/木村流大正琴宮古支部