2005年(平成17年) 11月18日 金曜日
☆ 伊志嶺市長が初登庁/宮古島市・職員が紙吹雪で歓迎
☆ 友利菜穂さんら6人がグランプリ/真太陽国際書道展
国を超え世代を超えた書道交流祭「真太陽国際書道展」の伊志嶺亮実行委員長(宮古島市長)らは十七日午後、漢字文化圏の中国、台湾、韓国、日本から募集していた書の審査結果を発表した。真太陽大賞のグランプリンに友利菜穂さん(平良第一小二年)ら六人、団体賞では、国内から埼玉県立越谷南高校など十団体、外国から太原市少年宮(中国)など四団体の計十四団体が選ばれた。ほかに真太陽賞、優秀賞、佳作、入選、努力賞が決まった。表彰式は、十二月十日午後一時から、同市城辺のレストラン海宝で行われる予定。グランプリに輝いた六人は特別招待される。今回韓国から初めての応募があり、一人がグランプリ、団体賞に二団体が選ばれた。 |
☆ 反収アップ目指す/キビ生産性向上推進大会
【那覇支局】十七日に具志頭村で開かれた二〇〇五年度サトウキビ生産性向上推進大会(主催・JAおきなわなど)で、一節苗の作り方と、同苗の補植実演が行われた。県は簡単に作れて、活着率も高い同苗を宮古にも普及していく考えだ。 一節苗はキビの茎を一節ごとに五aに切り、トレイに入れて土をかぶせて育てる。同苗は県農業試験場が開発し、三年ほど前から農家への普及を始めたが、親株からの分げつ本数が少なく農家に歓迎されなかった。そこで、今年は親株の根本近くをペンチで挟んでつぶし、子株を多く出す方法を考案。同技術で作った苗は、現在、南風原町内の畑で育てられているが、伸びが良くいい結果が得られそうだという。 補植の実演に使われた苗の分げつ数は四―五本。県農業試験場の職員によると、一本当たりのコストは七―八円と安い。発芽率は九五%と高く、移植の際に、水をたっぷり掛ければほとんどの株が活着するという。 先のとがった金属棒の補植用器具も開発され、同器具で穴を開け苗を入れるだけの作業はスピーディーに行われていた。 サトウキビ生産性向上推進大会は、新植夏植えの茎数確保や適期肥培管理の徹底による生産性向上を目指し開催した。 大会でJAおきなわの赤嶺勇理事長は「県内のサトウキビ生産は、二年連続七十万トンを切った。今後は、何としてでも生産を上げないとならない。反収が低いのが一番の課題になっている」とあいさつの中で述べた。 写真説明・1節苗はサトウキビの茎を1節ごとに切りトレイに入れ土をかぶせて育てる
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☆ 農家の意識高揚図る/沖糖が防風林整備検討
沖縄製糖宮古工場(砂川玄悠工場長)が防風林整備を検討している。近年の相次ぐ台風被害を防ぐことが目的で、来春から原料区内の農家を対象に防風林の苗木を提供する考えだ。宮古島地区は二〇〇三年の台風14号など大型の台風で沿岸部に立つ木々の防風機能が低下しており、防風林の整備は緊急課題。同工場の砂川工場長は「防風林整備は急務」と強調し、事業化に意欲を示した。ただ、防風林整備は農家の意識の高まりが最も大切であることも指摘。「農家と共に自然災害に強い島づくりを進める」などとしている。 |
☆ JAファーマーズマーケット/来月23日にオープン
☆ キビの穂出る/年明けの収穫間近
サトウキビの穂が、早くも出始めた。これから宮古各地のキビ畑では穂の光景が広がり、美しい銀色の世界に染まっていく。 |